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アメリカの大学でMBAを取得した滝川は、中堅総合商社・ライフ商事への入社直前、こっそり忍び込んだ猿ケ島での祭礼中に気を失ってしまう。目覚めるとそこは、経済の中枢を猿が牛耳り、人間をこき使うパラレルワールドだった!! 滝川は、ライフ商事の5つの事業部で、猿の部長たちにマーケティング戦略を提案し、年間利益10億円を目指すのだが……。「即日完売なのに、利益が出ない不動産事業部」「立地も広告も有利なのに、赤字続きの美容室事業部」「データ分析をしても、ヒット商品が出ないキッチン用品事業部」「徹底的なコスト削減をしても、利益ゼロの寝具事業部」「絶品スイーツなのに、全く売れないインターネット事業部」など、問題だらけの事業部を建て直すことはできるのか? そして滝川は、元の世界に戻れるのか?マーケティング知識ゼロでもよくわかる実践的なマーケティング戦略が満載。最後まで目が離せない、笑いと恐怖の新感覚ビジネスノベル。
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Posted by ブクログ
パラレルワールド。
猿の惑星に行ったのではなく、どういうわけか
経済的な知能を持った猿が、大きな企業では部長以上になっている。
そこに、紛れ込んでしまったマーケティングのプロフェッショナル滝川。
ちょっと、ホストクラブ風で、昭和っぽい。
シャツのボタンを外して、金のネックレス。
しかし、凄腕のマーケッターというふれこみ。
五つの事業を立て直す。
不動産業、美容室チェーン、マットレス、キッチン雑貨、
そして スイーツ。目標利益は 10億とする。
マーケティング理論の基本を徹底して確認していく。
これが、私にとっては、大変 ためになった。
猿でもわかる マーケティング理論。
めずらしい理論ではなく、言い古されたマーケティング理論を、
組み合わせて、事業を再生する。
問題は ニンゲンのモチベーションが低いことで、
猿が、リーダーシップを発揮する。
不思議なことに、各事業部の 猿の部長は存在するが、
ニンゲンは 滝川と社長秘書の黒河だけというシンプルさ。
市場のセグメンテーション、ポジショニング。
コストリーダー、差別化、集中化。
価格競争して 勝てるか?という質問が重要なんですね。
キリンのクビが なぜ長いか?『クビが長いって、ギャグでしょ』
クチコミは、運任せではだめで、戦略がいる。
美容室のアプローチは、組織変革と
モノではなくコトに焦点をすえる。
選ばれた人しかこないようにする。『スイッチングコスト』がポイント。
店の回転率をあげることが 美容室の利益を上げる。
ふーむ。『子供の髪を切る』教室ねぇ。
機能よりも、かわいいキッチン雑貨。
SWOT分析とTOWS分析。→自分の都合のいいようにマトリックス。
日ごろ、なぜか、SWOT分析が好きじゃなかった。
現状知るにはいいけど、戦略ならないと思っていたが、すっきりした。
ふーむ。100円ショップでも売ってそうな感じだが。
『料理教室』との連携。商品とサービスの結合。
料理は 好きでやっている人は少ない。
マットレスの猿部長は 意外と手強い。
マットレスはなんのためにうるのか?
眠りのコンサルティングができないだろうかと発展させる。
目に見えない付加価値を。
体験しなければ、理解出来ない。
マーケティングは手段であって、答ではない。(納得!)
買ってくれるお客を捜すこと。
お客様の発見。お客様実証。お客開拓。そして、組織構築。
『昭和っぽい』というのが 琴線ですね。
ゴルファー猿なんかが でてきちゃう。
コアコンピタンス とは コアラのコンビダンス。
『売れるものは、何やっても売れる。』
でも、そういう商品は 少なくなったのだ。
パラレルワールドがなぜできたのか?
というのは、ウイルス、そして、それの効果。
『あまり深く考えない』ニンゲンがなぜできたのか?
ふーむ。中国を想起させる。
猿が部長の方が、ニンゲンのバカさ加減を証明出来る。
でも、日本みたいに 400メートルリレーで、ちゃんとアメリカに勝てるのだから
協力する能力はあるかもしれない。
イヤー。おもしろかった。
しかし、お客様は猿ではなく ニンゲン。
猿が リーダーシップとって 果たして ニンゲンに売ることができるのか?
まぁ。猿のリーダーシップで できちゃう物語だから、
リーダーがわかれば、なんでも解決出来るという 観念論に落込んでいる。
Posted by ブクログ
物語形式のビジネス書と見せかけて、SFとしてめちゃめちゃ面白い - 竹内 謙礼 青木 寿幸「猿の部長 マーケティング戦略で世界を征服せよ!」 ★★★★☆
小説形式のビジネス書ってありますよね。映像でいうと、免許更新の時にみる事故の物語のことね。
本作は、根本的にはマーケティングを物語形式で説明するビジネス書です。しかし、面白い!SFとして面白い!マーケティングの部分をやんわりに改編すれば映画化もできるんじゃないかくらい面白い。
ビジネス書としてもマーケティングの面白さが存分にわかる内容となっており、マーケティング部に配属された新人さんとか、就活中の大学生がみると楽しさが感じられて良いと思います。
題名からわかるように、「猿の惑星」から作られたお話になります。「猿の惑星」をオマージュしているので自由の女神的なアレもあります。いやまぢでヤられたわ。ここだけなら「このミス」にもだせるぞ!(まぁ「猿の惑星」感が強すぎて出せないけどね)
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