竹内謙礼のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ライトなミステリーストーリーを軸にSEOの初歩的なことが把握できる作品。
ストーリーは、
公園で死亡していたIT企業を経営する深田。事件と事故の両面で操作を開始した警察に一通の脅迫状が届く。「6ヶ月以内に『羽毛布団』のキーワードで検索結果1位をとれ」。そんな奇妙な脅迫状にSEOなんてまったく知らない女性刑事・京丸が挑む!果たして犯人は誰なのか。そして、無知なのに1位はとれるのか。検索刑事の捜査&(SEOの)お勉強が始まる。
というもの。あとがきで著者の方も書いているのですが、けっこうベタなストーリーです。
SEOについて入門編としてはわかりやすくていいと思います。ストーリーの合間に簡単な解 -
Posted by ブクログ
『戦略課長』『猿の部長』を読んで、結構おもしろかった。
でも、この『販売魔女と死の眼鏡』は、はっきり言って 駄作だった。
人の心を読める眼鏡で、働きすぎて死んでしまった。
過労死らしいが、そんなに簡単に過労死にはならない。
また、ここに出て来る刑事も、刑事らしくない。
一番らしくないのが、『魔女』かな。
突然、あらわれてくるというだけの魔女では、魔女に並んだろう。
それに、どういうわけか、『かばん』のビジネスが好きなんですね。
果たして、かばんが イノベーションの対象となり、ベンチャーとなるのか?
まぁ。無難だから という選び方から来ているのかな。
だから、物語が、平板になってしまう。
ポッ -
Posted by ブクログ
人の心が読めるという、特殊なメガネを駆使してセールスを拡大させようと目論む主人公が、思い通りに販拡に繋がらずに試行錯誤を繰り返すという話。
他のシリーズ同様、テンポよくまたマーケティング手法などを織り交ぜながら、いかにして小さなカバン屋が売り上げを伸ばしていけばいいかを分かりやすくストーリーで教えてくれます。
今の世は「顧客絶対有利社会」と筆者は説いています。顧客は溢れんばかりの情報を持ち、他店舗とのサービスや価格比較はもとより、ネットでアウトプットもします。その結果店側は客の要望を受け入れるがままになり、ものを考えなくなる。そして安値競争へと足を踏み入れてしまう、と。
その悪循環を断ち -
Posted by ブクログ
浪費家の兄と
節約家の弟。
恐らく人にはどちらの性質も持ち合わせているのだろう。それでも過ごした環境や遺伝的性質から、どちらかに寄って行く。
一気に読めたのは、兄か弟いずれかに自分を重ね共感を感じながらも、相対する「自分じゃない」もう1人の自分はどういう人生を送ってどういう結果をもたらすか確認したかったからじゃないかと思う。
著者の他のシリーズほど専門分野の説明に特化していない分さらに読みやすくなっている。ストーリーとしてはシンプルで読み物としては多少物足りなくはあるが、兄弟の対比が簡潔に浮かび上がっていて良いと思う。
因みに自分は兄タイプ。若いうちは特に自分へ投資すべきじゃないかと思