竹内謙礼のレビュー一覧
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竹内謙礼、青木寿幸『戦略課長』(PHP文庫、2014)
近刊『貯金兄弟』(PHP文庫)と同タッグによる会計小説。
百貨店の紙袋製造を手掛けるホリデイ産業に勤務する課長の道明美穂30歳、メインバンクから送り込まれたロボット取締役の元で新事業を担当することに。上司とぶつかりながらも銀行出身のロボット取締役の知見に触れてビジネスマンとして目覚め、やがて事業推進部長、子会社設立、32歳にして子会社取締役になります。
主人公の道明課長の成長ぶり、同棲するミュージシャン志望のダメ男との決別の一方、荒唐無稽な「ロボット取締役」の存在がアクセントになっています。ロボットだから感情が通じない、と割り -
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会計(『会計天国』)、投資(『戦略課長』)に続く、
第3弾のテーマは、マーケティングですね…。
でも…、
事業会社をケーススタディーにしているにも拘らず、
たぶん、主人公の言動が、社内コンサル的な評論家、
的な感じになってしまってるからだと思ぅんだけど、
前2作と比べて、客観性が乏しぃ印象だったかな~?
まぁ、指南書なので、その辺りは致し方なぃけど…。
でも…、
ベースのストーリーや設定がイマイチだったかな~?
前2作では、
なんとかオリジナリティーを出そぅとしてたけど…、
本作の設定は、「猿の○星」のパクリだからね~。
作者さんは、本職の作家さんではなぃとは言え、
奇を衒ってのパクリ -
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小説としての面白さと会計のノウハウがつまった本。ただ、会計に関しては初心者には厳しいかもしれない。
1 見方: 儲かっていても倒産する。
2 価格競争になったら必ずやること: 固定費・変動費の割合の重要性。
①新規事業を行う目的
②無理の無い目標
③撤退のルール
3 キャッシュフローの種類。
節税のテクニックで会社が使えるお金を増やす。
会計のテクニックで決算書の利益を増やす。
ビジネスモデルを変えて現実の売上と利益を増やす。この3つが会社再生の方法。
4 売上を伸ばすことと利益を稼ぐことは違う。
部署は会社の固定費を回収するために貢献する。
会社は責任を押し付け合う場所ではない。社員が協力し -
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お話は、企業における事業企画および事業投資ですが…、
内容は、個人投資家による株式および不動産投資が主で、
読者の関心によっては、ミスマッチな印象も受けるかも。
特に、本作の文庫本の改題『戦略課長』から、
事業戦略や事業計画に関心を持たれている読者には、
読みたいのはこれじゃなぃ…って感想になるかも…。
事業計画や事業投資の関連をご所望の方には、
バリュエーション~リアルオプションに関する
書物を探されるのがよろしぃかと思います…。
本作の内容としては、
個人が、素人→アマチュア投資家になるに際して、
イロハを学んでいくことが主眼になるでそぅが…、
第二~三章は、証券アナリストの基本 -
Posted by ブクログ
著者の竹内謙礼さんはもう10年近く前におそらく経営コンサルタントを始めたばかりの頃に一度起業セミナーで話を聞いたことがあるのだが、その時に言ってたとてもシンプルなことがずっと頭に残っていて、それ以来、内容がそれほど深いとは思えない本を量産するようになった今でもなんとなく本を手に取ってしまう著者である。
そのシンプルな事とは、ネットでは「必要なものか、欲しいもの」しか売れないということ。
すごく単純なことなのだけど、それまでそのように考えていなかったし、そのように考えられる頭になることが商売に繋がるのだと気づかされた瞬間だった。
この本にも決してウルトラCと言えるような手法は載っていない。