【感想・ネタバレ】貯金兄弟のレビュー

あらすじ

今までにない、マネー戦略SFノベル! 幼い頃に母を亡くし、義父の虐待を受けて育った兄・宗一郎と弟の翔太。ある日、義父が謎の火災事故で重傷を負い、二人は孤児院に預けられてしまう。やがて、宗一郎は大学を出て大手広告代理店に就職。これまでの貧乏生活の反動で派手にお金を使い、銀座を飲み歩く毎日。一方、翔太は「大卒よりも高卒のほうが生涯年収は高い」という自負のもと、高校を卒業後、すぐに消防士になった。銀行や生命保険選び、家の購入など、徹底的に節約し、ひたすらお金を貯めることに全身全霊を注ぐ日々。次第に兄は、収入の低い弟がお金をどんどん貯めることに、嫉妬心を持ち始める。そして、身の回りで起きる事件を検証するうちに、兄は弟に対して、ある疑念を持ち始めた。『翔太は、火を自在に操れるのではないか――』両極端の2人にみるお金との賢いつきあい方とは? 感動のクライマックスから目が離せない!

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Posted by ブクログ

兄弟の生涯を通した小説で、貯金に係る知識を教えてくれる作品。時に理論的に、時に感情的になる二人の行動にドキドキしながら、最後まで読み進めることができ、大切な貯金の知識を楽しく学ぶことができました。

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2021年01月05日

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お金の使い方について考えさせられる本

生命保険や住宅購入、年金などお金に関することを浪費家の兄と節約家の弟を比較していて読みやすかった。貯金が一番大事ではないが、お金は人生の中で重要なツールになることは間違えない。お金の中にも収入で様々な種類があり給料以外の面もある。実際読んでみて、どう稼ぐかよりも、どう使うかが大事だと感じた。それとお金に関する知識も身につけておこうと感じた。

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2018年10月17日

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マジで面白いお金の本。
お金の事なんて、って言う前にお金の知識を付けよう!

個人的には、大学生か就職してすぐぐらいに読みたかった。(無理だけど)
なぜなら僕は生命保険について、全く知識がなかったから。今回、勉強になったので、見直そうと思う。
そういう意味では、何事も「切り替える」ことが大事ってことかな。

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2016年07月27日

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ネタバレ

兄と弟、極端な2人が描写されているが、どちらも部分的には思い当たる部分がある人は多いかもしれない。
2人のいいとこどりをするのが正解。

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2016年07月08日

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一流広告企業の出世頭なのに貯金がたまらない兄と、堅実に消防士になり倹約を徹底する弟の人生を描きながら、ローンや生命保険など今と将来のお金のやりくりに必要な知識を紹介している。火を副テーマにしたストーリーも楽しく読めた。前著『会計天国』では硬く感じた説明パートも読みやすいのは、家計と経営というテーマの差か、書き手と読み手の変化か。個人向け金融商品を基本から理解するための土台としてオススメ。

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2016年02月26日

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お金だけでなく、人と人の絆も学べた。
今を楽しむお金と、子どもの教育や老後に困らないくらいのお金のバランスが大事なのかなと思った。
小説としても面白かった。

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2025年05月04日

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一般ウケしなさそうな作品
でも実用書好きな俺としては
小説と実用書のハイブリッドな感じで好き♪

自分は お金大好き
かと言ってギャンブル好きや、投資をやってますと言うのではなく
【節約、やりくり、貯金】が好きといった感じ
ちょっとしたゲーム感覚

どちらかと言うと俺は、この作品の弟 翔太と考え似て
俺はセコく見えても、家事手伝えば50円くれと妻に言う。
簡単に言えば分刻みで、時給をもらう感じ

でも俺は貯金し、車検やペットの入院なども20000の小遣いから出す(貯蓄あるので)
簡単に言えば、他人は50円や100円をたいした額じゃないと簡単に手放すので回収し、家族の為に使う、自分が自覚なしに手放したお金を使ってるだけなのに家族には【ありがとう】と感謝される特権付き♪

お金は汚い
節約は みっともない
それは日本人の固定観念が固まっただけ

汚いのはお金に振り回される人の心だし
お金は元々ただの紙、人間が対価や感謝の引き換えとして使用する【暗号】みたいな物
そう思えば、買うときに 稼いだ人間や自分にも感謝出来るし、生産者 作者等にも感謝出来る。
その考えがあれば無駄も見えてくる【この商品に◯◯円の価値を感じないから買うのやめる】とかいう気持ちも生まれる

自分は硬貨をお金ではなく、ポイントとして扱う
だいたいなんのサービスも100円で1ポイント
俺は硬貨をポイントとして見るので
100円は100ポイントと思い込む事で、1円は1ポイントとなんて凄い貯まるじゃん
楽しい♪となる
それを1000円貯まり、両替しながらお札用貯金箱にガンガンいれて行くと…信じられない額になる(笑)

無駄をはぶくだけで、かなりお金は貯まります( ^ω^ )

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2024年03月21日

Posted by ブクログ

ビジネス戦略モデルシリーズ。

このシリーズは、本当に勉強になるし、読み物としても楽しいから結構好き。

今回はマネー入門。

生命保険や住居購入など、為になるお話が。

ちょっと、弟くんの性格は流石に好きになれんかったな。あそこまでいくと…。

かと言って、兄もなぁ。

節約はぼくも気にはしているけれど、ここまで考えた事は無かったな。

老後の事も考えないとなぁ。

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2022年05月20日

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面白い。節約と浪費、対照的な兄弟を描いている。極端にどちらかに寄りすぎても良く無いと思った。やっぱりバランスが大切。

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2021年10月31日

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シリーズ第1作の『会計天国』よりもかなり出来が良くなっていると思う。
小説としても、ビジネス書としても。

金使いの荒い兄とケチな弟を主人公として、節約・貯金・資産形成の方法に触れていく。
そして、貯金する方が得か?使う方が幸せか?という問題を提起しながら、人生全体の豊かさについて迫っていく。


『会計天国』同様、この1冊で資産形成のノウハウを身に付けることはできない。
あくまでも、「人生においては、こういう瞬間にこういう問題がある」という各ライフステージにおけるテーマを教えてくれるものだ。
しかし、そのトピックを知っていれば、そこから自分で調べていけるようになる。
0から10を生み出すのは難しいが、1の知識さえ得ればあとは少しずつ積み重ねれば10に至ることができる。

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2020年10月07日

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"読みやすい小説仕立ての金融商品の理解を助けるシミュレーション。
持ち家か賃貸か?
住宅ローンの仕組み
生命保険の仕組み
カードローンの仕組み
老後の生活費は?
などなど真逆な兄弟の行動を通して学べる。"

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2018年11月25日

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2017年45冊目
竹内謙礼・青木寿幸の共著シリーズ4冊目となります。
今回は義父に育てられた兄弟が主人公。貧乏な生活の反動からお金をモノに置き換えないと価値を感じない兄、お金自体に執着する弟。
ふたりのお金に関する考えたの大きな違い。
人生にとってどちらがいいのか。
2人の人生を通じ、大卒と高卒で生涯年収はどちらが多いのか。節約しているのに月末になると口座にお金がないのはなぜ?生命保険の選び方、住宅ローンor賃貸 といったテーマについてストーリの中でおしえてくれる楽しい一冊です。

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2018年10月28日

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P168
「俺がなぜ、雪永乳業に入社したか、教えてやろうか」
この質問を振られたときに、宗一郎は「そんなの知りたくもねぇよ」と心の中で叫んだ。しかし、ぐっと言葉を飲み込んで、得意の“宗一郎スマイル”で「ぜひ、教えてください!」と笑顔で聞き返した。すると、神前部長は「まずは、キミの意見を聞かせてくれ」と、これまた面倒な言葉を返してきた。…


小説風にしてあるけれど、どっちかというと保険や就職、ローンなどのお金と人生に関する考え方がわかる本。初歩的なので、今まで何にも考えてこなかった人向け。短絡的な損得でなく、長い人生になんだもの、長期でな目標と勘定で考えて行かないとね。

引用文のように、金遣いの荒いけれどバリバリに働いて、素直な兄宗一郎の話し方が率直で面白い。極端だからこそこの兄弟の考え方、お金の仕組みがわかってくるし、自分自身を考えることができる。中途半端ではあるけれど、でもこうやって人生を考えていかないとな、と思える本です

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2016年11月03日

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お金に対する態度が正反対の兄弟による、アリとキリギリス的なお話し。
兄は稼ぎも多いが極端な浪費家。
弟は人に迷惑をかけたり不快にさせたりするレベルの極端な節約家。

割と現実的なシチュエーションですすむ物語だが、後半になるとフィクションならではの設定が加わり、小説としても楽しむことができた。

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2024年07月11日

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改めて高卒から働く点と大卒から働く点を比較したり、実際の店舗戦略の話をされると感嘆するものがありました。

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2024年07月10日

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幼少期、義父に虐待されて育った兄弟。

その後、兄は大学を卒業し大手広告代理店に勤め、浪費家に。
対して、弟は高卒で消防士となり、節約家と言うより吝嗇家に。

同じ環境下で育った二人だが、人生設計や経済観念がまるで正反対。

幼少期の親殺しの一件から、定年を迎えるまで両極端な二人の生涯を通じ、給料、収入、使途、人生設計が綴られる。

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2023年02月02日

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結局、浪費はし過ぎてもダメだけど、節約もし過ぎたらギスギスした生活になるってことか。自分の身の丈を知って、常にお金の使い方も見直しながら、これが最高!と固執せず、柔軟に勉強して取り入れる姿勢が大切なんだな。予想していても人生のステージで何が起きるか、その時の感情も分からないし。

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2021年07月26日

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読みやすい、お金に対し両極端な兄弟の話。
節約、貯金はもちろん大事。保険や金利の勉強ももちろん必要。
そして、お金は必要な時や欲しいものがある時は使うことも大事。

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2019年03月21日

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お金に関する基本的な考え方を、兄弟になぞらえた小説で書いてある。持ち家か賃貸か、口座は複数持て!など基本的なものが多い。基本的なことこそ普遍的なことなのだろう。最後の最後でどんでん返しがあるというのはなかなかおもしろかった。

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2018年12月31日

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現代社会を生きていくうえで、必要不可欠な「お金」について、経営コンサルティング会社の代表取締役の竹内氏と、公認会計士、税理士、行政書士で明海大学の講師でもある青木氏が書いた、ビジネス小説シリーズ。

お金の貯め方、銀行を選ぶという考え方、一生のうち家の次に高額出費となる生命保険の選び方、持ち家か賃貸かという永遠の課題、老後の過ごし方について、多くの人が人生のうちで一度は悩みそうなことが取り上げられていて、小説としての読みやすさに加え、興味をもってどんどん読み進めることができた。

義理の父親から虐待を受けながら育てられた、金銭感覚の違う兄弟が主人公。

兄は大学を卒業後、大手広告代理店に就職が決まり、派手にお金を使い、接待で銀座のクラブで飲み、クレジットカードや消費者金融を使い倒し、都心の高級マンションを賃貸し、子どもの習い事にも出費を厭わない。

一方、弟は高校のころから質素倹約家で、スーパーのチラシで安売りするスーパーを6つも回り、節約をモットーとする。高校を卒業後、消防士となってからも、飲み会には参加せず、できるだけお金を貯金し、お金に対するリスクを無くそうと、保険や税金、生涯年収などにも敏感で知識も多くもっている。

お互いに生活や気持ち、直面する悩み等が年代によって変化していく。
そんななか、弟の特殊な能力を疑いだした兄が、事故を引き起こしてしまう。

「お金」という誰にでも関係のある知識や情報をサラッと読むことができたけど、ある程度の知識があると、さらにサラッと読み終えてしまう。
また、この兄弟がもつ金銭感覚ではない「投資」についての考え方をもつ人にとっては、世間にはこの兄弟のような考え方の人が多いよね程度で終わってしまう内容だった。
シリーズとしては他にも数冊あるので、知識が少ない分野のシリーズは、勉強になると思った。

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2017年03月27日

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お金に対して、両極端な考え方の兄弟の話。とても現実的なお金の話のなかに、どーんと存在する弟の非現実的な能力が好き嫌い分かれるかも?私はファンタジーも好きだし楽しめた。

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2017年02月09日

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兄は大卒で広告代理店に勤める浪費家。
弟は高卒で消防士になった節約家。
二人の兄弟は人生設計も金銭感覚も正反対だった。
そんな兄弟二人の人生を対比しつつ、各ライフステージの金融知識が身につくマネー戦略ノベル。
就職~結婚~マイホーム購入~老後と、人生プランとお金について考えるためのきっかけにするには良い小説だと思う。

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2017年01月17日

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浪費家の宗一郎と、ドケチの翔太。
考え方も資質も対照的な兄弟があゆんでいく人生を通して、普通の人生に必要になるお金の話を学ぶ。
貯金や保険、金融機関の選び方や不動産、教育資金、老後の資金まで、だいたいカバーしている。

兄弟がパイロキネシスという火を操る能力を持っている―という話が、物語としては結構重要な要素になっていたことに驚く。
生活の違いから疎遠になり、やがて兄の弟への激しい憎悪が生まれるが、最終的には穏やかな関係を回復していく。
意外と身につまされたりしてしまうのは、私だけ?

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2016年06月18日

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読みやすく、お金に関する知識を得ることができた。お金を節約しすぎたり、使いすぎたりするのもよくないけど、上手に使うのも難しいよね。

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2016年04月24日

Posted by ブクログ

稼ぐが浪費家の兄と倹約家消防士の弟が就職から老後までを物語を通してお金の考え方を学ぶことができる一冊。
生涯年収、お金の貯め方、生命保険、住宅ローン、家は買うか借りるか、老後の貯金等。
あまりお金のことをどう考えたらよいかと思っている人には楽しく読めると思う。私もだいたいの話に置いては同意、やはり金だけじゃなくて的ラストも良い。

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2016年04月22日

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ネタバレ

エリート浪費家の兄と倹約(ケチ?)な弟の人生を通して生涯年収、保険、住宅ローンなど身近だけどちょっと難しいお金の話を分かりやすく解説。 色々あったのかもしれないけど、兄から弟に乗り換える女性とそれをあっさり受け入れる弟に嫌悪感。だいたい梅キュウの梅をなめつくしてキュウリだけ戻すって気持ち悪。
でもお金の話は分かりやすくてよかった。

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2016年04月16日

Posted by ブクログ

浪費家で見栄張りの兄、お金に詳しく貯金が趣味の弟、
見た目も性格も全く違う兄弟の周りでの出来事から貯金、カードローン、住宅ローン、保険、老後資金の話へと展開してゆく。
弟の徹底した倹約で、大学での兄よりも先にマイホーム資金を貯め、娘もお金をかけずに効率のよい教育を受け、才能を開花させる。
兄夫婦が悔しさを滲ませ唸る様子が読んでいて気持ち良かった。
やはりお金の知識は大切と改めて思った。

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2016年04月14日

Posted by ブクログ

話があまりにも自分と妹にあっているのでびっくりした。
途中までは、兄の浪費をいましめて、
弟の実直さをたたえる話かと思っていたので、
終わり方は少しびっくりした。
クレジットカードが持つ魔力や、住宅ローンについてなど、
すごく勉強になった。
小説としても面白いし、人生に必要ないろいろなお金の話がわかるのがよかった。

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2016年03月07日

Posted by ブクログ

浪費家の兄と
節約家の弟。

恐らく人にはどちらの性質も持ち合わせているのだろう。それでも過ごした環境や遺伝的性質から、どちらかに寄って行く。

一気に読めたのは、兄か弟いずれかに自分を重ね共感を感じながらも、相対する「自分じゃない」もう1人の自分はどういう人生を送ってどういう結果をもたらすか確認したかったからじゃないかと思う。

著者の他のシリーズほど専門分野の説明に特化していない分さらに読みやすくなっている。ストーリーとしてはシンプルで読み物としては多少物足りなくはあるが、兄弟の対比が簡潔に浮かび上がっていて良いと思う。

因みに自分は兄タイプ。若いうちは特に自分へ投資すべきじゃないかと思い、それは勉強に限らず遊びだって投資だという考え。なので、密かに現状の日本の低欲望なワカモノを憂いている・・・フリをして浪費を重ねた自分への言い訳にしている。

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2015年12月22日

Posted by ブクログ

お金の考え方の違う兄弟。浪費家の兄、節約家の弟
は現実の世界にもいると思う。対極の考え方で自分が
どっちよりなのかも理解できたような気がした。
どちらかに偏りすぎるのも人間関係を悪くするので
バランスが重要だと思う。

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2015年12月19日

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