高嶋哲夫のレビュー一覧

  • パルウイルス
    語り口はあまり好みではないが、内容・プロットともに非常に興味深い傑作。地球温暖化がもたらす影響で、永久凍土で隠されている古代ウィルスが暴れだすところは真実味たっぷりで恐怖を感じる。
  • 首都感染
    コロナの前に、昨今のコロナで起こっている事態を書かれていてとても没頭して読むことができた(一部、日本にしては過激すぎたりコロナの時よりも突飛な行動はあったがそれでも読み応えはあった)。
  • パルウイルス
    2023.6 さすが高島さん。スケールの大きな小説でエンターテイメントとして楽しみました。でももしかしたら現実に起こりえることなのか?
  • 首都感染
    コロナの前に書かれたとはとても思えない。よげんのしょかよ。
    さすがにリモート会議の急速な発達・浸透は描かれていなかった。
  • 首都感染
    主人公が元WHOで総理の息子というトンデモ設定に冒頭は興ざめ気味でしたが、コロナ渦の経験からリアリティが増して結構楽しめました。
    コロナを経て思うと、致死率60%ってなったら実際には日本人ならもっと自主的に警戒しそうな気もします。

    なんで日本人同士の子供にジョンなんて名前つけた?w
    そして中国がワ...続きを読む
  • M8
    地震大国日本に暮らすものとしては、小説の中の話とは言え、とてもリアルで恐ろしく、大変興味深く読ませてもらった。
    若い研究者瀬戸口は地震予知システムを作り上げ、かつての地震学の権威遠山とともに、その事実を世間に伝え被害を最小限に食い止めようと奮闘する。自分たちの考えに固執し、新しいものを知ろうともしな...続きを読む
  • 首都崩壊
    首都東京の一極集中は止まるところを知らない。東京の直下型地震が近いと言われて久しいが、東京は人を引きつけて止まず首都圏は広がるばかり・・・。首都圏での新型コロナウィルスの蔓延状況をみると、高嶋さんが描かれた首都移転は必然だと思う。それにしても高嶋さんのパニック小説には感服する。近未来の予言の書としか...続きを読む
  • 神童
    小学校で出会った取海と相場。二人は算数で突出した成績を残しますが、ふとしたきっかけから将棋に没頭します。算数だけではなく、将棋でも突出した才能を発揮する二人。近所の将棋教室では相手になる大人がいなくなり、その才能を認められ小学4年にして二人同時に奨励会に入会。そして6年生の時、プロ昇格をかけた最後の...続きを読む
  • 首都感染
    1.著者;高嶋氏は、大学・大学院で機械工学を学び、通産省で核融合研究した技術屋。「イントゥルーダー」でサントリーミステリー大賞を受賞し、作家デビュー。東日本大震災の6年前に「TSUNAMI 津波」を発刊し、2010年には「首都感染」を発表。今回の新型コロナウイルス感染症拡大を予言した内容が話題となっ...続きを読む
  • EV 日本自動車産業の凋落
    2030年、自動車業界はどうなってるだろう。主人公の経産省官僚はEVに舵を切るべきと主張。
    果たして日本はガソリンエンジンを捨てられるか。小説とは言え考えさせられる。
  • 首都感染
    強毒性新型インフルエンザのパンデミックが発生。世界で12億以上の死者が出たが、日本は早期からの鎖国政策と首都東京の封鎖による感染封じ込めによって感染者・死者を少なくすることに成功した。2010年の作品だが、現実のコロナ初期をみるようで驚いた。由美子さん、良かった。
  • EV 日本自動車産業の凋落
    欧州をはじめとする多くの国が、2030年以降に販売される全ての自動車をEV(電気自動車)に置き換えるという方針を打ち出したところから物語は始まる。

    コロナ禍を乗り越えた世界で、人類の課題は二酸化炭素排出量を実質ゼロとするカーボンニュートラルである。その鍵となるのが電気自動車(EV)であり、都市のス...続きを読む
  • EV

    EV

    2022.7 高嶋さんの小説はいつも緊張感かあり、今回の題材は違うけれどディザスタ小説でもリアリティを感じます。
    現実社会で日本メーカーは生き残れるのか心配です。
  • 官邸襲撃
    パニック・クライシス系といえば高嶋哲夫。派手な展開あり、ちゃんと命のやりとりありの迫力満載な作品。首相官邸の広さを知らず、あんなに長時間隠れてられるのかピンとこなかったけど、調べたらかなり大きかった。
  • M8
    東京都は防災マニュアルと一緒にこの小説を配ったほうが良いのでは。
    色々な場所やタイミングで被災する人々を描いており、自分ごととしていつか来る首都圏の地震をシュミレーションすることが出来る小説です。
    東京都民なら読んでおくことをオススメします
  • 風をつかまえて
    北海道の小さな鉄工所で風車を作る。家族経営の工場、風神1号は台風で倒れた。2台目のレラカムイは成功するのか?
  • 富士山噴火
    最近地震が多く感じ、富士山付近を震源とするものもあったので、富士山噴火に至るまでの現象や噴火が本格的になってからの被害状況・住民避難の描写等、リアリティをもって読めた。
    富士山はその姿を大きく変えてしまう程大規模に噴火した。非常に多くの犠牲者が出たが、災害規模を考えるとそれでも被害を抑えたように書か...続きを読む
  • 首都感染
    コロナが出た時に首都封鎖してたらもっと早く落ち着いたのかなと思うと悲しくなる。
    でも、このような政策が出来なかったのが事実でこれからも同じような事が起きた場合にできるかと言われたらわからないと思うので、結局理想論で終わってる感じがしました。
  • 官邸襲撃
    首相官邸をテロ集団が襲撃!とは、現実にはあり得ないだろうシチュエーションのクライシス小説。
    しかし、日本の安全保障政策をはじめとする政府の対応の現実から見ると、あり得るか。以前、ドローンが官邸の上空に飛来したこともあるし・・・。
    テロ集団が、日本初の女性首相とアメリカの国務長官との会議中に、彼らと招...続きを読む
  • 首都崩壊
    ただ大地震で崩壊するのではなく、経済的な崩壊もある。大地震を止める事は出来ないが、経済的な崩壊はどうやって止めるのか!
    時の総理大臣が「歴史上の人物」になりたいと遷都を考えたのには笑ってしまいました。
    東京に代わる首都をどこにするのか⁈