東海大地震。起きる起きないが問題なのではない。それは必ず起きる。だから、今から何をしなければならないのか。独自のハザードマップを作り、地震対策に努める26歳の市役所防災課職員がいた。だが、大地震が連続して発生。空前の大津波が太平洋岸を襲う! そのとき恋人は、超高層ビルの建築主は、原子力発電所の職員は、自衛隊員は、首相は、どう運命と向き合ったのか!? 大迫力の防災サスペンス作品。
Posted by ブクログ 2014年03月09日
まず、タイトルから3.11をテーマにした小説なのかなと思って出版日を確認したら2008年11月だったので俄然興味が湧いて読み始めた。小説は、高嶋哲夫の想像の産物だが、3.11を経験した日本として本作品をリアリティーのある近未来の予言書として向き合っていれば、減災できたように思えてならない。それほど現...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月06日
「M8(エムエイト)」の続き。M8では地震予知でのすったもんだであったが、今回は予知にはひとまずは成功。その後更に大きな地震が来、東海・東南海・南海地震の連続自信が発生。複合津波が何波も襲うという内容。311以前の作だがよく調べてあり、津波も10~30mとかなり大きいのが内陸部へと襲う。
本作も多...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年04月10日
先日の東日本大震災を受けて読んでみた。
地震(それに伴う津波)、台風などの自然災害は非日常の出来事ではなく、毎年定期的に起こる行事として認識して、そのためにできる対策をとる必要がある。
予知と防災の2軸で今でも対策が練られている。
今回、起きた地震ではおそらく3万人が亡くなることになると思われる...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月11日
面白かった
自然災害パニック小説3部作(M8、TSUNAMI、東京大洪水)の2番目の作品!
311の前に描かれた物語ではありますが、311で起こることを予言していたかのような展開。
M8の6年後の設定ということで、M8の登場人物たちが再び登場します。
ストーリとしては、
東海地震と東南海地震、南...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年01月31日
相変わらず読み出すと防災や地震について興味が出てきます。
「M8」のシリーズだけど、出版された順番は「M8」→「TSUNAMI」→「東京大洪水」だけど、時系列的には「M8」→「東京大洪水」→「TSUNAMI」となっています。
どの順番で読むのが良いのか?読んだ身としては人に勧めるのに悩む。
どちら...続きを読む