高嶋哲夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
帯に書かれた『TSUNAMI』や『首都感染』で未来を予言した作家の最新作という言葉に惹かれて購入。
温暖化の影響によって、永久凍土に封印されてきたウイルスが目を覚ますという設定は、なかなかリアリティがあり、興味深かったです。
また、ウイルスを生物兵器として利用しようとする人々の存在は人間の傲慢さを強調しており、経済的利益や社会的立場は横に置いて、どうにかしてウイルスを封じ込めようと猪突猛進する主人公たちの人物像を際立たせていました。
主人公達の活躍やウイルスの恐ろしさの描写も良かったのですが、
個人的にとても好きなのは、ロックダウンを余儀なくされた市の市長が、不安と恐怖からロックダウンに反 -
Posted by ブクログ
高嶋哲夫『パルウイルス』ハルキ文庫。
未知のウイルスと言えば、まだ禍中にある新型コロナウイルスを連想する。中国の武漢から感染が始まった新型コロナウイルスは瞬く間に中国全土はおろか、世界に広まった。突如出現し、瞬く間に広まるのがウイルスの恐ろしさだろう。
本作はアフターコロナ後のアメリカとシベリアを舞台にしたバイオSF冒険小説といった作品で、登場人物に日本人の姿は無い。些かご都合主義的な描写が目立ち、テーマの割りにはストーリーにスケール感を感じられず、結末にも目を見張るものが無かった。
プロローグに描かれるシベリアの永久凍土で発見されたマンモスの遺体の発掘。このマンモスの遺体から未知のウイ -
Posted by ブクログ
巨大地震を扱ったヒューマンドラマ。
救出にむかったヘリが墜落するシーンが圧巻で今でも鮮明に覚えている。
自然からの警告を聴ける人でありたい。情報は隠蔽するものではないはずだ。
人は相手を切り裂く鉤爪も持たず、相手を噛みちぎる鋭い牙も持たぬ。
では何が強かったのか?
①集団の力。②創造力。
人は集団の中で類まれなる個としての力を発揮し社会を支える生き物だと思う。飛行機、自動車、携帯電話などは、最初は頭の中の産物で、それを形にしてきた。
間違っていれば文明は滅ぶ。幾度となく繰り返されてきたのは歴史を見ても明らかだろう。どんな世界を自分が亡き後も残すのか?改めて問いたい。