高嶋哲夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
できたて、ほやほやの本だ。本日が届いたので、すぐさま読み始めた。そして、一気に読めてしまった。やはり、著者の読ませる力はすごいものがある。
核融合発電って、原発とどう違うのか?あまりよくわからなかった。
もと原子力研究者だった著者が、想いを込めて、わかりやすく、丁寧に最新の情報と核融合発電が社会にどういう影響をもたらすかについて、物語風に綴る。最後の森本誠の章がすばらしい。
ノーベル賞を受賞したアダムス博士の言葉。
「この受賞は、ここにはいない多くの人々のものです。途中で道を変えた者も、名を残せなかった者も、すでに亡くなった方たちも、すべての関係者が、この地上の太陽を支えてきました」 -
Posted by ブクログ
面白く興味深い作品だった。
著者の以前の作品「M8」から続く当作品。
前作では首都直下型地震を扱った作品だが、当作品はその数年後に東海・東南海・南海地震が起きたらという舞台設定。
タイトル通りその地震により津波も迫る。
地震と津波というと東日本大震災が思い起こされるが、当作品はそれより以前に書かれている。
しかし、その内容はあの震災を描写したのではないかと思うほどに、ありありとあの日以降の事を思わされる。それくらい、著者の想定、参考文献が凄かったのだろう。
津波の被害、原子力発電所の状況、人々の反応、どれも見聞きした覚えがある。
直近だとカムチャツカ沖地震に伴う津波注意報・津波警報への人々 -
Posted by ブクログ
ネタバレコロナの頃に買ったけれど、その厚さにビビって今まで読まなかったことを後悔しています。
読み始めたら止まらない。
日本人研究者が、石炭のような有機物から石油を生成することができるバクテリアを発見した。
その遺伝子情報を解き明かすことができたら、世界中どこの国も石油に困ることは無くなる、夢のような話のはずだった。
しかし中東の産油国やアメリカの石油メジャーは、石油から得る利益を独占するために、その科学者・山之内明を殺害し、バクテリア「ペトロバグ」の奪取をそれぞれに目論む。
その頃、そのバクテリアは単なる有機物だけではなく、生物に感染したらそれをも石油に変えてしまうことが明らかになった。
傷口