高嶋哲夫のレビュー一覧

  • 首都崩壊
    首都崩壊 というよりも 首都移転計画。
    東京に直下型地震が起こる という設定で、
    国土交通省のわかき官僚 森崎が、
    アメリカ時代の同窓生 ロバートのサジェスチョンで 
    日本の危機を救うという 物語。
    若き官僚は、アメリカ留学の時に、
    首都移転、小さな政府というのがテーマだった。
    確かに、そんなことが...続きを読む
  • 日本核武装

    現実?

    トランプが当選して、日本の核武装のことについていろいろ言っていた。その事もあり、興味を感じ読んでみました。今の国際情勢を的確にとらえ、それを作品にうまくいかしているなあと思いました。背筋が寒くなるほどの現実感!!それを感じながら一気に最後まで読みました。読んだ後で、これはいつ現実になってもおかしくな...続きを読む
  • 首都崩壊

    人の想いが国を動かす

    ややうまく行き過ぎな感じもしますが、細部にリアリティーがあり、うまく行き過ぎな理由への種明かしがあり、都市計画や世界経済の世界がストーリーのなかで無理なく理解でき、とても楽しめました。文献リストも参考になります。
    そして、これだけの大事業を画策し、推進し、完遂させる力は、結局は人が人を大切に想う気持...続きを読む
  • 福島第二原発の奇跡 震災の危機を乗り越えた者たち
    福島第一原発の事故については様々な書籍が出版されています。ところが、福島第二原発を扱った書籍はほとんど見当たりません。東日本大震災のあの日、ほぼ同じ立地状況で津波の遡上を受けた二つの原発のうち、福島第二原発はメルトダウンの危機を脱して冷温停止に成功し、現在も安定した状態に管理されています。
    福島第一...続きを読む
  • 沖縄コンフィデンシャル 交錯捜査
    物語の舞台が沖縄の刑事小説って珍しいな〜と思って、
    購入。

    沖縄には過去に行った事があって勿論、ここに出てくる国際通りにも足を運んだ。日本だけれど、少し異国情緒がある場所、沖縄。

    物語の冒頭からしばらくは主人公が追っかけている殺人事件をメインに進むので、これ、何が交錯なんだ?と思っていたら、その...続きを読む
  • M8
    東京に大地震がくると予想→行政に訴える→実際にきた→対応→これから頑張る。ざっくりいうとこんな内容。

    地震のパニック小説ではあるが、地震学者の主人公が地震を予想しそれを政府に訴えるまでに内容の1/3ぐらい使っていてちょっと長いと思った。

    地震発生時の様子描写にリアリティがあって面白かった。
    実際...続きを読む
  • 福島第二原発の奇跡 震災の危機を乗り越えた者たち
    福島第一原発事故に関する書籍は、
    玉石混淆、様々に上梓され…、また、
    今もなお、報道され続けていますが…、

    福島第一原発(1F)から10km離れた、
    福島第二原発(2F)に関する書籍は、
    ほとんど見られず、地震発生当初から、
    ほとんど報道もされておりません…。

    それは、偏に、2Fが、
    1Fのよぅ...続きを読む
  • 首都崩壊
    迫り来る東京直下型地震。5年以内の発生確率90%。
    こんな戦慄の中、物語は始まる。
    原子力科学者でもある作者の高島氏、得意の都市型パニック小説。米国、中国、米国ファンド等を巻き込むストーリーの展開は何とも言えない危うさを・・。
    そこに首都移転が絡み・・・。なぜ、遷都先が岡山県の吉備高原なのか?
  • 首都崩壊
    迫りくる首都直下型地震。
    それは東日本大震災の比ではなく、首都が被災すれば政府機能が停止し、日本経済、日本そのものの崩壊、そして世界恐慌への連鎖に至る。
    日本国債の格付けは崩落、金融恐慌は目の前。
    そこにつけこむ悪辣ファンド、その背後に見え隠れする中国の陰謀。
    迫真に満ちた著者の筆力に圧倒され、読み...続きを読む
  • M8
    当たり前におこること。全部予測可能で、唯一ここに書かれてなかったのが、原発かな。
    われわれは、ちゃんとおこりえることに準備すべぎ
  • M8
    地震の予報は、相も変わらず難しいものだ。物理学レベルでいかに精緻なモデルを作っても、実際に代入できる変数は観測データであり、方程式の変数そのものではないため、統計モデルとのハイブリッドモデルとなり、応力破壊の時期をピンポイントで求めることなど、できはしない。
    重要なのは、本作は3.11前に書かれたも...続きを読む
  • マンガ・うんちくサバイバル術
    役に立たない知識もあるだろうけど、雑学漫画として暇つぶしに読めばいい。

    エレベーターで火災事故、振込め詐欺、飛行機テロなどなど、
  • TSUNAMI 津波
    高島哲夫の大規模災害3部作の1作。
    出版別だと2作目になるが、3部作では3作目になるの。

    東海・東南海地震が発生し、大規模な津波が日本を襲う。
    静岡の原発も津波により緊急事態が発生する。

    これを東日本大震災前に書いていた先見性は凄い。
    いつ起こるっても不思議ではないといわれている災害に備えるため...続きを読む
  • 東京大洪水
    高島哲夫の大規模災害3部作の1作。
    出版順だと3作目だが、作品内容の時系列では2番目に読むと良い。

    首都に上陸した大規模台風。2つの台風が合体し史上まれに見る大型台風が発生。
    荒川が決壊し、地下鉄は水没していく。
    近年のゲリラ豪雨でも類似の状況は想定できる。

    是非、読んで対策を考えておきたい。
  • M8
    伊豆半島で地震を研究するポスドクが、首都直下型地震を予測してしまうところから物語りは始まる。

    行政を動かして人々を守ることは出来るのか。

    東海地震や首都直下が実際に予想されており、どのように行動したら良いのか、自分は何を備えておくべきか、想像力を助けてくれる一冊だと思う。

    是非、読んで、備える...続きを読む
  • 東京大洪水
    災害3部作の2作目。今度は台風。スケールダウンと思ってしまったらそれこそ完全に作者の術中。そんな、「台風くらい」という感覚を裏切りまくる自然の猛威が描かれる。
  • M8
    災害3部作の1作目。シミュレーション結果が、数日内に東京にマグニチュード8クラスの直下型大地震が襲うというトリガーで話は展開する。本書の中で度々語られ印象的なのは、例え予知ができたとして警戒を発令するということは、経済のストップ=莫大な規模の損失を生み出すことを意味する。そんな中で「もしかしたら」と...続きを読む
  • TSUNAMI 津波
    地震怖い。
    津波怖い。
    読みながら311を思い出しました。
    止めることが出来ないならどのように対応するかが防災。考え方に共感です。
  • 東京大洪水
    本書は、巨大地震を扱ったM8とTSUNAMIとシリーズをなすクライシスストーリーである。今回の地震から一転しては巨大台風と豪雨による荒川と隅田川の決壊がもたらす洪水をテーマに東京の都市機能の脆弱性を浮き彫りにした快作です。近年、異常気象に原因があると言われる大洪水が世界各所で発生しています。地下街お...続きを読む
  • 衆愚の果て
    政治家って儲かるんだなと思いました。
    そして、その政治家を選んだのは僕たちです。
    文句は言えません。
    ほんの少し政治に興味を、持てました。