高嶋哲夫のレビュー一覧

  • 命の遺伝子
    原発や地震や津波以外の作品も結構いけるじゃん、という感じ。映画化されてもおかしくないプロットだと思う。似たようなテーマで、やはりキリストがからむ「イエスの遺伝子」には及ばないけど。
    テーマとは若干それるけど、少しだけでてきたナチスとバチカンの関係にたいへん興味を覚えた。それは、バチカンが唯物論のソ連...続きを読む
  • TSUNAMI 津波
    M8の平成大震災(東京)から6年後、日本列島を再び大地震が襲う。
    東海、東南海、南海地震。そしてこれらの地震による津波の共振が起きて、巨大な津波となり太平洋沿岸に押し寄せてくる。

    あまりにもリアルで、この作品が東日本大震災の前に書かれていたというのには、本当に驚かされる。
    原子力発電所の放射能漏れ...続きを読む
  • 東海・東南海・南海 巨大連動地震
    東南海巨大地震がおきたら、各地でどういうことが起きるのかをデータに基づき、冷静に描写するもの。備えの重要性を改めて思い知らされます。
  • 衆愚の果て

    国会議員という俗人

    国会議員になることで、どれだけの権力と資金が獲得できるのかがよくわかる。たしかに国会議員(地方の議員も含めて)は国民に負託された人たちだとはいえ、あまりにも優遇され、それこそ金の亡者になっていないか?
    本当に国家国民のことを考えて国会議員になっている人はどれだけいるのだろうか?
    選挙で選ばれたと...続きを読む
  • 東京大洪水
    遠山、瀬戸口、松浦、漆原尚人、地球シミュレータ。お馴染みの字面。
    今やお馴染みのドキドキ感。
    でも決して他人事ではなく。
    東大島駅辺りが出てきたりすると、本当に身近なことで、いつ起こってもおかしくないのだと思った。
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    大型台風23号が接近。東京上陸はないとの気象庁発表。が、日本防災研究センター...続きを読む
  • 衆愚の果て
    棚ぼた当選した落ちこぼれ議員が、ふとした事から議員立法を目指し議員生命をかけて戦う政治小説。軽快なテンポで展開するが、背景は奥深い考えさせられる作品だった。
  • TSUNAMI 津波
    読んでいてとても怖くなるけど、読んでおくべきだと感じられるストーリーだった。
    現実にも彼らのような人たちがいるといいと祈らずにはいられない。
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    東海大地震。起きる起きないが問題なのではない。それは必ず起きる。だから、今から何をしなければならないのか。独自のハザードマップを作り、地震対策に努める...続きを読む
  • 衆愚の果て
    無職の27歳が比例選挙に当選して議員になった。そこで味わう議員の特権の数々。自分の身を守るばかり、次の選挙のことしか考えず、国民を考えてないお偉方・・・。新人議員に何が出来るのか?まさに今の日本のこと。少し前に起こった出来事が沢山出てくる。

    今、第3極がどうなるか?と騒がれているけれど、本当に国民...続きを読む
  • TSUNAMI 津波
    今だからこそ読んでおくべき本。
    しかし、何年も前にここまでの(今となっては予言的な)本を書いていたのは凄いと思う。
    個人的には終盤の内容が微妙だったのが残念・・・
  • 原発クライシス
    テロの可能性も再確認。
    日本は、曲者極東の国々に囲まれているだけに、妙に現実味がある。北朝鮮から更にバックボーンはロシアという展開が興味深かった。現実には、中国始め、中央アジア、中東…と地形学上の勢力図は危うい。
    お気楽島国日本の無防備さが恐ろしくなる思い。
  • TSUNAMI 津波
    この人の本は勝ったらすぐに読みたくなるので困る。
    今回もおもしろくて、寝るのも忘れて読んでしまった。
  • 原発クライシス
    3.11福島原発事故の前に書かれた、原発についてのお話。
    原発事故とは角度を変えて、原発の危険性を訴えてくる作品。
  • メルトダウン
    タイトルから想像するような核や放射能の事故を扱った内容ではないが、サスペンスとして面白い小説だった。この著者の作品は読みやすくいつも楽しめる。
  • トルーマン・レター
    高嶋哲夫氏の本は社会性があり面白く読んでいる。この本は”原爆”という大きな事件について書かれているわけだが、その裏にあるトルーマンレターに振り回される(振り回す)人々の悲喜交交が記載されており、面白かった。
    一気に読めた。
  • TSUNAMI 津波
    東海地震、東南海地震、南海地震が同時に発生し、地震、津波、原発の災害に見舞われるという設定。それに対して、様々な立場の人がどう対応するかが描かれている。

    東日本大震災があったため、リアル感があってちょっと怖かった。

    全体を通して、大金をかけて災害予知をするよりも、日頃から災害に備えておく、災害に...続きを読む
  • 東京大洪水
    M8、TUNAMIに続く災害シリーズ。
    今回はタイトルのとおり洪水。
    江東区民は読んでおいて損はない?
  • 東京大洪水
    首都圏の洪水の話。
    江戸川区辺りに住んでいる方は読んでみると良いかもしれません。
    まあ、小説としては、もう少し人物と災害に対するアクションを書いた方が良いと思う。
    結局のところ、個人ができる範囲で活躍するだけで、その人物に影響されて大きな集団と機能するような、ワクワク感などが弱い気がします。
  • 東京大洪水
    シリーズ3作目。
    台風をきっかけとする東京の水害に関して描かれている作品。
    時間軸としては一作目と二作目の間にあたる。
    作品中で、台風による風の被害に関する前フリが多かったのに、実際の所があまり描かれていなかったのが残念。
    三作通して終わり方がちょっとご都合主義な気がしたなぁ
    それでも一気に読み切る...続きを読む
  • トルーマン・レター
    高嶋哲夫にしては物足りない、と思ったがジワジワくる。
    物足りなさの原因は派手な国際陰謀が少ないところか。比較的死ぬ人も少ないし、ラストのどんでん返しも途中で予測がついてしまったし、著者に読みなれているとやや拍子抜け。
    しかし。血脈の執念、ヒロインの亡夫への思い、ヒロインを取り巻く過去の男達の優しさ等...続きを読む
  • ハリケーン
    ハリケーンが来ない!!
    災害系を期待してたけど全然ハリケーンがやってきません。

    色んな人が登場して、それぞれに悩みを抱えてたり環境が変わったり不倫しそうになってたり。
    想像してた内容とは違ったけど苦も無く読み進められたし面白かったとは思う。