高嶋哲夫のレビュー一覧
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高嶋哲夫『バクテリア・ハザード』集英社文庫。
石油を生成するバクテリアを巡る国際謀略バイオ・ミステリー小説。
アイディアは独創的で、ストーリー展開も早くなかなか面白い。しかし、世界規模でストーリーが展開する割りには主な舞台は日本に留まり、世界の描写は味付け程度で、無難な結末にも少しがっかりした。
林野微生物研究所の山之内明は短時間で効率的にクリーンな石油を生成するバクテリア『ペトロバグ』を発見する。世界の石油市場を根底から覆す発見に、アラブの産油国やアメリカのメジャー石油会社は動揺に包まれる。石油を巡る戦争にも発展しかねない驚異に山之内の殺害と『ペトロバグ』の奪取に動く。
昔は世界の石 -
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沖縄県警シリーズ 第2作目。ブルードラゴン。沖縄をベースにした危険ドラッグをめぐる物語。読み終わって感じたのは、勇気あるラブストーリーだ。サーファー刑事 反町の素直な性格が実にうまく描写されている。芯の強さがよく出ている。ノエルの父親は失踪することで、ノエルは父親探しをするために警官となる。ところが、その父親は、香港マフィア ブルードラゴンの頭ジェムソウだった。生きていてほしいと願いながら、悪への道に入り込んでいる父親に対して、敢然とたち向かう。父と娘の対決。そして、ノエルの友人だった安里愛海もハーフだったことで、ノエルが幼い頃から、友達として支えてくれた。その愛海に、反町は恋をするのである。
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書棚に買った覚えのない本があった。それが本書。君はどこから
来たのかね?ちょっとミステリアスである。
と言っても、本書はミステリーではなく災害小説。主人公は元
陸上自衛隊のパイロット。3年前の南海トラフ大地震で妻と長男
を失い、唯一生き残った長女との間には確執がある。
自衛隊を辞め、富士山を臨む高齢者介護施設の施設長を務める
主人公の元に、新聞記者となった高校の同級生から情報が入る。
近く富士山が噴火する。
入居している高齢者全員を、いかに安全に避難させるか。主人公
は最悪を想定して、最善の手段を取る。
日本の象徴である霊峰富士。過去に何度も噴火を繰り返し、現在の -
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"首都直下型地震、M8(マグニチュード8)クラスの地震が発生。
地震の予知の科学的根拠、現在の学問的な位置づけ。
行政の対応。交通網への影響。火災発生のメカニズム。
など、小説の中で語られる。
個人の地震への備えについては多くは語られていない。
行政に携わる人には参考になるだろう。
この小説は文庫本の末尾には2007年8月が初版。
3.11以前に書かれた小説。3.11東日本大震災を経験した後に読むと被害想定を実感をもって想像できる。
この小説では原子力発電所については触れていない。
放射能についての正しい知識も我々が学ぶべき事柄になった。
小説として楽しめ、防災意識の啓蒙にもな