高嶋哲夫のレビュー一覧

  • 風をつかまえて

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    読後感がいい 「下町ロケット」と少し似ているが人物はややマイルド 作者の「東京大洪水」と比較すると、人間にとって資源にも災害にもなる、風=自然について改めて考えさせられた

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    2021年04月28日
  • 東京大洪水

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    ネタバレ

    リアリティがある
    追記:2019年の「令和元年台風第19号」でフィクションが現実になったことを思い知らせるとともに、高島先生の慧眼に驚く

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    2019年12月03日
  • 富士山噴火

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    書棚に買った覚えのない本があった。それが本書。君はどこから
    来たのかね?ちょっとミステリアスである。

    と言っても、本書はミステリーではなく災害小説。主人公は元
    陸上自衛隊のパイロット。3年前の南海トラフ大地震で妻と長男
    を失い、唯一生き残った長女との間には確執がある。

    自衛隊を辞め、富士山を臨む高齢者介護施設の施設長を務める
    主人公の元に、新聞記者となった高校の同級生から情報が入る。

    近く富士山が噴火する。

    入居している高齢者全員を、いかに安全に避難させるか。主人公
    は最悪を想定して、最善の手段を取る。

    日本の象徴である霊峰富士。過去に何度も噴火を繰り返し、現在の

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    2019年08月26日
  • 富士山噴火

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    「M8」から続くシリーズの第4作目になるのかな?
    相変わらず日本が大変な事になっています。

    タイトルの通り、富士山が噴火します。
    テレビとかで富士山が噴火した時のシミュレーションを行ったりしていますが、そんな感じです。

    静岡県の御殿場市周辺がメインステージとなっていますが、土地勘がある人と無い人でイメージのわきやすさに大分差が出ると思います。
    自分は静岡県に住んでいた事があるから結構イメージわいたかな。

    ただ、やはりページ数が多いので結構根気は必要です。

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    2019年06月05日
  • M8

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    三つの大陸プレートが重なる日本では、地震の脅威から逃れられる場所はありません。
    建物が倒壊する大地震が、いつか襲ってくることを受け入れて、自分にできる備えをしておくことの大切さを改めて痛感しました。
    非常食、ファーストエイドキットの準備。そして、伝言ダイヤルの使い方。個人でできることはしておこうと思います。

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    2019年05月28日
  • 脳人間の告白

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    高嶋哲夫『脳人間の告白』河出文庫。

    著者は思い出せないが、大昔に読んだ子供向け海外SF小説『生きている首』を思い出した。

    脳神経の最先端研究者にしてK大学医学部の医師である本郷は妻と同乗中の自動車で交通事故に合い、気が付けば自らの肉体は全て失い、脳だけの状態となって水槽の中に浮かんでいるという衝撃の事実を知る……

    奇抜な設定と意識はあるのに全く何も出来ないという恐怖に物語にぐいぐいと引き込まれた。本郷に明るい未来はあるのか……

    本体価格720円
    ★★★★

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    2019年04月25日
  • TSUNAMI 津波

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    この時期に書かれたことが実際に起きるとは予想されていたのか警告だったのか。まだ終わりではない。これからも起こりうることとして、準備をしなければ。

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    2019年02月03日
  • TSUNAMI 津波

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    相変わらず読み出すと防災や地震について興味が出てきます。
    「M8」のシリーズだけど、出版された順番は「M8」→「TSUNAMI」→「東京大洪水」だけど、時系列的には「M8」→「東京大洪水」→「TSUNAMI」となっています。
    どの順番で読むのが良いのか?読んだ身としては人に勧めるのに悩む。

    どちらにしても読んでて面白いし、リアルで怖い。
    「M8」の時の感想にも書いているけど、これを「東日本大震災」が起こる前に書いてるのが凄い。

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    2019年01月31日
  • 東京大洪水

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    自然災害の怖さを書かせるとピカイチな作者。
    今回は日本人には身近な「台風」です。
    記録的な台風が東京を襲う物語。
    その中での人間ドラマもあるから面白い。
    個人的には「M8」の方が面白かったけどこれもお勧めできる作品です。

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    2019年01月05日
  • M8

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    "首都直下型地震、M8(マグニチュード8)クラスの地震が発生。
    地震の予知の科学的根拠、現在の学問的な位置づけ。
    行政の対応。交通網への影響。火災発生のメカニズム。
    など、小説の中で語られる。

    個人の地震への備えについては多くは語られていない。
    行政に携わる人には参考になるだろう。

    この小説は文庫本の末尾には2007年8月が初版。
    3.11以前に書かれた小説。3.11東日本大震災を経験した後に読むと被害想定を実感をもって想像できる。
    この小説では原子力発電所については触れていない。
    放射能についての正しい知識も我々が学ぶべき事柄になった。

    小説として楽しめ、防災意識の啓蒙にもな

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    2018年11月18日
  • 首都崩壊

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    実際に起こりうる話。
    読んでいて怖くなった。
    日本が抱えている爆弾がわかります。
    とても興味深い話でした。

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    2018年10月17日
  • 官邸襲撃

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    題名通りでありえない話だが、ぐっと読ませる感じであっという間だった。ラストにむけてはページが足りないくらい。 2018.10.2

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    2018年10月02日
  • 日本核武装 下

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    こうして平凡な休日を過ごせている中で、今の日本のフィクションでありノンフィクションである現実が痛感させる一冊

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    2018年06月24日
  • 日本核武装 下

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    非核三原則を厳守する日本で核爆弾で戦争を阻止する。この国最大のタブーに踏み込む予言的サスペンス小説。

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    2018年06月19日
  • 日本核武装 上

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    現実には初の米朝首脳会談が行われた今、この小説は大変興味深い。北朝鮮の核ミサイル配備、中国の尖閣諸島支配等々が展開されるなか、日本国内で核武装に向けた計画書が見つかる・・・。

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    2018年06月14日
  • 富士山噴火

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    このタイミングでか、という感じですが。
    災害シリーズは火山噴火。
    なんかリアリティがあって、読み始めると一気に読んでしまって寝不足になるシリーズ。
    これも、中盤から終わりまでは一気読み。
    しっかし、この人の本読むと、それに近しいこと起こるからこわいわー
    まさか草津白根山とは…

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    2018年01月23日
  • 首都崩壊

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    3.11の東日本大震災も踏まえ、首都圏直下地震が起きた事を想定して描かれた作品。

    ここまで上手くいきますかねぇ。確かに、東京への一極集中は、日本の最大のリスク。首都圏直下地震も、いつでも起きる可能性があると言われているので、何某かの対策は必要ですけどね。ここまで上手く行くかと・・・

    その辺りは差し引いても、日本存亡の危機に際して関係してくるのは、やっぱりアメリカと中国なんでしょうね。

    首都圏直下地震が起きるのは、もはや自明の理なので、それにいかに対処していくのかが問われますね。

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    2017年11月03日
  • 富士山噴火

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    現代の預言者高嶋の近未来小説。念入りな取材と緻密な仮説。でも、これまでの地震や原発事故、津波や洪水を扱った預言小説よりも、災害に関わる人間のストーリーテリングに、より焦点をあてているという点で、今までの高嶋の小説と異なっている。映画化してもいいかも!

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    2017年10月03日
  • 富士山噴火

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    初めて読む作家さん。
    震災系の本を多く書かれているみたい。
    *
    地球は活動期に入ったと言われ、富士山もいつ噴火してもおかしくないと言われてますよね。
    正直、あの東日本大震災の後に本当に噴火してしまうんじゃないかと、結構本気で心配してました、私。
    でも、心配しつつも家に防災グッズとかほぼ皆無な状態で…。
    でも、これ読んだらちょっと本格的に用意しようかなぁという気になって来ました。
    *
    そして、富士山にいつか登りたいと思ってるんだけど、怖くて当分登る気になれません 笑
    この前読んだ、『火竜の山』も噴火のお話だったんだけど、今回もドキドキハラハラで面白かったです!
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    日本政府の早急に動けない所とか

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    2017年09月22日
  • 福島第二原発の奇跡 震災の危機を乗り越えた者たち

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    3月12日午後12時15分、3号機が冷温停止。
    3月14日午後5時、1号機が冷温停止。
    3月14日午後6時、2号機が冷温停止。
    3月15日午前7時15分、最後の4号機が冷温停止。

    2011年3月11日に発災した東日本大震災後、大震災と津波による
    被害と、全電源交流電源を喪失した福島第一原子力発電所の事故
    がメディアを埋め尽くした。

    なかでも原子炉建屋が水素爆発を起こした福島第一原子力発電に
    関しては日本のみならず世界中がその推移を見守っていた。

    しかし、危機を迎えていたのは福島第一原子力発電所だけでは
    なかった。茨城県東海村に立地する東海第二、そして福島第二も
    危険

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    2017年08月23日