高嶋哲夫のレビュー一覧

  • M8
    三つの大陸プレートが重なる日本では、地震の脅威から逃れられる場所はありません。
    建物が倒壊する大地震が、いつか襲ってくることを受け入れて、自分にできる備えをしておくことの大切さを改めて痛感しました。
    非常食、ファーストエイドキットの準備。そして、伝言ダイヤルの使い方。個人でできることはしておこうと思...続きを読む
  • TSUNAMI 津波
    この時期に書かれたことが実際に起きるとは予想されていたのか警告だったのか。まだ終わりではない。これからも起こりうることとして、準備をしなければ。
  • TSUNAMI 津波
    相変わらず読み出すと防災や地震について興味が出てきます。
    「M8」のシリーズだけど、出版された順番は「M8」→「TSUNAMI」→「東京大洪水」だけど、時系列的には「M8」→「東京大洪水」→「TSUNAMI」となっています。
    どの順番で読むのが良いのか?読んだ身としては人に勧めるのに悩む。

    どちら...続きを読む
  • 東京大洪水
    自然災害の怖さを書かせるとピカイチな作者。
    今回は日本人には身近な「台風」です。
    記録的な台風が東京を襲う物語。
    その中での人間ドラマもあるから面白い。
    個人的には「M8」の方が面白かったけどこれもお勧めできる作品です。
  • M8
    "首都直下型地震、M8(マグニチュード8)クラスの地震が発生。
    地震の予知の科学的根拠、現在の学問的な位置づけ。
    行政の対応。交通網への影響。火災発生のメカニズム。
    など、小説の中で語られる。

    個人の地震への備えについては多くは語られていない。
    行政に携わる人には参考になるだろう。

    この小説は文...続きを読む
  • 首都崩壊
    実際に起こりうる話。
    読んでいて怖くなった。
    日本が抱えている爆弾がわかります。
    とても興味深い話でした。
  • 官邸襲撃
    題名通りでありえない話だが、ぐっと読ませる感じであっという間だった。ラストにむけてはページが足りないくらい。 2018.10.2
  • 日本核武装 下
    こうして平凡な休日を過ごせている中で、今の日本のフィクションでありノンフィクションである現実が痛感させる一冊
  • 日本核武装 下
    非核三原則を厳守する日本で核爆弾で戦争を阻止する。この国最大のタブーに踏み込む予言的サスペンス小説。
  • 日本核武装 上
    現実には初の米朝首脳会談が行われた今、この小説は大変興味深い。北朝鮮の核ミサイル配備、中国の尖閣諸島支配等々が展開されるなか、日本国内で核武装に向けた計画書が見つかる・・・。
  • 富士山噴火
    このタイミングでか、という感じですが。
    災害シリーズは火山噴火。
    なんかリアリティがあって、読み始めると一気に読んでしまって寝不足になるシリーズ。
    これも、中盤から終わりまでは一気読み。
    しっかし、この人の本読むと、それに近しいこと起こるからこわいわー
    まさか草津白根山とは…
  • 首都崩壊
    3.11の東日本大震災も踏まえ、首都圏直下地震が起きた事を想定して描かれた作品。

    ここまで上手くいきますかねぇ。確かに、東京への一極集中は、日本の最大のリスク。首都圏直下地震も、いつでも起きる可能性があると言われているので、何某かの対策は必要ですけどね。ここまで上手く行くかと・・・

    その辺りは差...続きを読む
  • 富士山噴火
    現代の預言者高嶋の近未来小説。念入りな取材と緻密な仮説。でも、これまでの地震や原発事故、津波や洪水を扱った預言小説よりも、災害に関わる人間のストーリーテリングに、より焦点をあてているという点で、今までの高嶋の小説と異なっている。映画化してもいいかも!
  • 富士山噴火
    初めて読む作家さん。
    震災系の本を多く書かれているみたい。
    *
    地球は活動期に入ったと言われ、富士山もいつ噴火してもおかしくないと言われてますよね。
    正直、あの東日本大震災の後に本当に噴火してしまうんじゃないかと、結構本気で心配してました、私。
    でも、心配しつつも家に防災グッズとかほぼ皆無な状態で…...続きを読む
  • 福島第二原発の奇跡 震災の危機を乗り越えた者たち
    3月12日午後12時15分、3号機が冷温停止。
    3月14日午後5時、1号機が冷温停止。
    3月14日午後6時、2号機が冷温停止。
    3月15日午前7時15分、最後の4号機が冷温停止。

    2011年3月11日に発災した東日本大震災後、大震災と津波による
    被害と、全電源交流電源を喪失した福島第一原...続きを読む
  • 富士山噴火
    首都直下型地震の「M8」、南海トラフ巨大地震の「TSUNAMI」、巨大台風直撃の「東京大洪水」と様々な巨大自然災害を描いてきた著者が今回描くのは書名どおりの富士山の噴火です。
    2014年の御嶽山の噴火によって火山災害は以前よりも若干クローズアップされた感がありますが、地震や水害に比べると頻度が少なく...続きを読む
  • M8
    瀬戸口誠治、28歳。
    10年前、阪神淡路大震災で家族を亡くした経験から、地球物理学を学び、学会では異端視されている地震予知を可能にするシミュレーションプログラムを研究テーマとしている。
    12月3日、瀬戸口は静岡の研究施設で観測した群発地震のデータから、約半年後にマグニチュード8(M8)クラスの首都直...続きを読む
  • 原発クライシス
    震災前に書かれた本だが、今読むと現実と一部クロスして、特別の印象を与える。エンディングは今ひとつだったが、全体は楽しめた。
  • 東京大洪水
    自然の力は強大だ。
    自然は人間に多くのものを与えてくれるけれど、同時に多くのものを奪っていくものでもある。
    自然災害が起き多くの犠牲が出たときに一番よく聞くのは「予想外」という言葉である。
    そして多くの命が失われる。
    日本は多くの経験から治水対策が比較的しっかりしている国だと思う。
    それでも堤防は決...続きを読む
  • M8
    日本は地震国である。
    阪神大震災、そして記憶に新しい東日本大震災。
    繰り返しテレビで流された映像・・・流されていくたくさんの家屋、跡形もなく消え去った街、そして失われた多くの命。
    決断を迫られる人々。
    どう行動すべきか、自分や家族を守るために何をすべきか。
    そして政治家もまた決断を迫られる。
    リスク...続きを読む