高嶋哲夫のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
小学校で出会った取海と相場。二人は算数で突出した成績を残しますが、ふとしたきっかけから将棋に没頭します。算数だけではなく、将棋でも突出した才能を発揮する二人。近所の将棋教室では相手になる大人がいなくなり、その才能を認められ小学4年にして二人同時に奨励会に入会。そして6年生の時、プロ昇格をかけた最後の1局は取海vs相場という組み合わせで、勝った方がプロ昇格というシチュエーションに。取海は勝利し中学生プロ棋士の道を選び、相場は退会して数学を極める道を選びます。時を経て、取海は七冠を保持する将棋界の第一人者に、相場は人工知能の世界的研究者へと成長を遂げます。取海は人工知能のアルゴリズムを理解できる棋
-
Posted by ブクログ
1.著者;高嶋氏は、大学・大学院で機械工学を学び、通産省で核融合研究した技術屋。「イントゥルーダー」でサントリーミステリー大賞を受賞し、作家デビュー。東日本大震災の6年前に「TSUNAMI 津波」を発刊し、2010年には「首都感染」を発表。今回の新型コロナウイルス感染症拡大を予言した内容が話題となった。本書の解説には、「高嶋さんの作品は、日本を繰返し襲う天災を忘れさせない為の警告の書」とある。
2.本書;中国で発生した毒性インフルエンザによるパンデミック(感染症の世界的な大流行)を描いた小説。2010年に出版されたフィクション。「感染症の拡がり~国の対応」まで今のコロナ感染と酷似。主人公の瀬戸 -
Posted by ブクログ
高嶋哲夫『落葉』幻冬舎文庫。
書き下ろし。
冒頭の熱量を感じるネット配信のダンスイベント。これがパーキンソン病とどう関わってくるのか……
確かに感動はするものの、何もかもが上手く行く過ぎて、逆に醒めてしまうな気がする。
パーキンソン病を患いながらも懸命に生きる還暦の元空手家で鍼灸師の内藤真輔は、ある日、街中で姿勢を保てなくなり倒れてしまう。偶然、そこに居合わせたユーチューバーの葉山理沙、元大手広告代理店に勤めていた長谷川優司、浪人中の予備校生の倉持剛志の3人が、内藤を自宅に送り届けたことから、不思議な縁が始まる。
世の中のパーキンソン病に苦しむ患者たちに光りを届けようと彼らが挑んだこ -
Posted by ブクログ
ネタバレ欧州をはじめとする多くの国が、2030年以降に販売される全ての自動車をEV(電気自動車)に置き換えるという方針を打ち出したところから物語は始まる。
コロナ禍を乗り越えた世界で、人類の課題は二酸化炭素排出量を実質ゼロとするカーボンニュートラルである。その鍵となるのが電気自動車(EV)であり、都市のスーパーシティ化である。
ハイブリッド車を含むガソリン車から、モーターのみで駆動するEVに移り変わることによる大規模な自動車産業の方向転換は、自動車関連産業で働く人のみならずガソリンを扱う石油産業など多くの産業に影響を与えることが予想される。
世界の自動車産業がEVへの転換を目指す2030年を節目 -
Posted by ブクログ
ネタバレ最近地震が多く感じ、富士山付近を震源とするものもあったので、富士山噴火に至るまでの現象や噴火が本格的になってからの被害状況・住民避難の描写等、リアリティをもって読めた。
富士山はその姿を大きく変えてしまう程大規模に噴火した。非常に多くの犠牲者が出たが、災害規模を考えるとそれでも被害を抑えたように書かれていると感じた。
その要因は、超人的なヘリ操縦スキルを持つ元自衛官の新居見をはじめ、その仲間や家族、自衛隊・行政組織の適材適所の奮闘にあると思うが、責任感があり(ありすぎる部分もある)、統率力もある黒田市長の存在が大きいと思えた。
現実の日本で、いざという時に、黒田市長のように行動できる自治体の首 -
Posted by ブクログ
首相官邸をテロ集団が襲撃!とは、現実にはあり得ないだろうシチュエーションのクライシス小説。
しかし、日本の安全保障政策をはじめとする政府の対応の現実から見ると、あり得るか。以前、ドローンが官邸の上空に飛来したこともあるし・・・。
テロ集団が、日本初の女性首相とアメリカの国務長官との会議中に、彼らと招待客たちを人質にし、官邸を占拠。
そして、途方もない要求を打ち出す。
日米の警護官はは次々と銃撃され、立ち向かうのはたった一人、首相付きの女性SP。
果たして彼女は、人質を救い出し、テロ集団を排除できるのか。
ロケット弾やスティンガーミサイルまで飛び出し、手に汗握る展開は、読み応え十分。 -
Posted by ブクログ
「予言の書」
そうとしか思えない。
10年の前に描かれている作品が今の新型コロナ禍をそのまま語られています。
しかし、現実は本書のようにうまくいかない...
そこはエンターテイメントストーリということで..
ストーリとしては
中国にて開催されたワールドカップで世界中のサッカーファンが集まる中、発生した致死率60%の強毒性インフルエンザ。
中国当局の封じ込めも失敗し、事実を伏せていたことで、罹患したサッカーファンが帰国し世界中にウイルスをバラまくことに。
日本では、空港での検疫体制・隔離体制で、水際対策を行います。
ここまでは、新型コロナ発生と同じ経過をたどっています。
さらには、予防として手 -
購入済み
日本沈没よりリアル
今すぐそこにある危機という気がします。日本沈没がTV放映されるけれど、東京大洪水の方がよりリアルです。気候温暖化でスーパー台風が発生しやすい状況にあるので小説が現実化しない事を祈ります。