高嶋哲夫のレビュー一覧
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テーマは難民問題
面白かったけど予定調和なストーリ(笑)
もうちょっとハラハラドキドキ、泣き所があってよかったのに。
映画のようなエンターテイメントストーリ
難民問題、独裁政権、米国の対応、と必要なものはみんな入っている(笑)
ストーリとしては、米国の隣国のコルドバから、独裁政権と麻薬組織犯罪により、難民が押し寄せます。
警備していた米国陸軍はそこで発砲事件になり、ウォールの悲劇として、コルドバ難民が100人以上死んでしまします。
難民虐殺者の汚名を着せられたジャディス大尉は不名誉除隊。
そんなジャディスのもとに、コルドバ再建の計画が..
政府と麻薬組織の対立を激化させ、秘密裏に傭兵をコルドバに送り込み、新たな指導者を担ぎ上げ、コルドバの民衆による革命を成功させ、民主的なコルドバを再建する。
ジャディスたちは、再建させることができるのか?
民衆は難民とならず、自分たち国として暮らす未来を手に入れらるのか?
と、ストーリとしては、アメリカ映画を彷彿させるエンターテイメント展開で、好きなものです。
しかし、次々に試練が襲い掛かりますが、なんとなく展開が読めてしまいます(笑)
ここは、もっと厳しい展開でもよかった。
泣き所も期待していましたが、それほどでもなかったです。(笑)
心震えるところまでは至らず。
とはいえ、エンターテイメントとして楽しめました。 -
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タイトルから期待していたストーリと違っていた物語。
タイトルから想像すると、原発事故に対応する原発職員たちの熱いヒューマンドラマとか、原発テロに対し闘う男たちの熱いヒューマンドラマとか、アクションものを期待していたのですが、全く違いました(笑)
アメリカの陰謀ものでした..
ストーリとしては
カルフォルニアの地方紙の副編集長のケンのもとへ、年老いた核物理学者からの一通の手紙。その内容は、核爆弾の図面。自らの核爆弾開発の記録とそれが実際に使われた悔悟の気持ちを手記として新聞発表することに..
結果全米でセンセーショナルに扱われます
一方で、ワシントンでは大統領の政策担当補佐官が死体で発見され、それをワシントンポストのウォーレンがその真相を追います。
二人の新聞記者の話が交互に語られていきます。
そして、二つの事件が結びつき、その背後にある陰謀が暴かれるという展開です。
途中、どっちの記者の事なのか分からなくなってしまったりしました!
あれ、奥さんの名前違うじゃんって思ったら、こっちの奥さんね。という状態(笑)
まあ、それは置いておいて、全体の展開としては楽しめました。 -
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ネタバレ2010年に書かれた新型インフルエンザパンデミックを描いたフィクション。
濃厚接触者、PCRなど、今となってはお馴染みのワードが出てきて、今のような事態はある程度予測可能であることが分かる。
物語のインフルエンザは致死率がかなり高く、悲惨な状態となるが、もし今のコロナもこのような強毒性のものであれば、物語のようになっていたのかもしれない。
物語では、東京都封鎖によって感染症を都内でほぼ封じ込め、最終的には日本で開発されたワクチンと治療薬によって、あっさり収束する。これらの点に関しては若干見通しが甘いような気もするけど、10年前にコロナ禍を正確に予測することはやはり難しいのだろう。 -
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日本の根幹企業の1つである自動車の転換についてのお話。
ミステリでもないし、スパイものでもないし、割とサラっとしたお話だけど、とにかく今の日本経済は危機にあり、色々と切り替えていかなくてはいけない雰囲気は良くわかりました。
お話に出てくる総理大臣や環境大臣は物分かりが良い人たちだったけれど、実際は老害で利権まみれで権力だけは保持している政治家が多いことがこの国をダメにしているように思いました。
政治家には定年を設けないと絶対にダメ!
優秀な人たちが官僚にはなっても政治家にはならないのは、利権や親の看板で低能なのに権力を持った老害政治家が権力を牛耳るシステムが良くない。
当選回数も制限したほうが良いのかもね。 -
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面白かった
今度はバクテリアを題材にしたバイオサスペンスエンターテイメント!
石油を生成するバクテリア「ペトロバグ」を巡り、アラブ産油国、米国石油メジャーの争奪戦!
ストーリとしては、
ペトロバグを発見した山之内明。しかし、彼は学生を事故で死なせてしまう過去を持ち、人生をやけっぱちになってしまってます。この研究だけが今の生きがいみたいな状態。
この人とてもくらーーい。そこまで背負い込むか...
そして、これが実用化されると困るのがアラブ産油国や米国石油メジャー。ペトロバグもろとも山之内を抹殺しようとする一方、ペトロバグを奪って、石油を牛耳ろうとそれぞれの思惑で山之内やその周辺に襲い掛かります。
ペトロバグや山之内はどうなるのか?
そして、研究しているうちに明らかになったペトロバグの致死性。この細菌が人間の体に入ると、人間の体を石油に変えてしまう!
この細菌を保菌したまま山之内を追う殺し屋
どうなる?どうなる?
といった展開です。
ちょっと欲張りすぎ!!
細菌のバイオパニックでも描けそうだし、細菌の争奪戦でも盛り上がりそうなのに、ある意味中途半端(笑)
さらに、ラブロマンス付きで、盛沢山です!
また、ちょっと違和感感じたのが時代設定。
フロッピとか出てきて、違和感あるなあって思っていたら、2001年の時代設定でした(笑)
ということで、いろんなことがてんこ盛りのバイオエンターテイメント!
楽しめました。 -
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面白かった!
映画のようなアクションエンターテイメント小説
「原発クライシス」では原発がテロ集団に占拠されましたが、本書では総理大臣込みで首相官邸がテロ集団に占拠される物語。さらに今回の主人公は女性SP!
ストーリとしては、
日本初の女性首相とアメリカ国務長官が首相官邸で会談中にテロ集団に占拠されてしまいます。
日本、米国の護衛の人間が殺され、首相と米国務長官と官邸内の人間100人ほどが人質に。首相付きのSPの明日香は重傷を負った上司高見沢と、アメリカの新聞記者の女性スーザンの3人は、難を逃れて、内部からテロに立ち向かいます。
テロ集団の日本と米国への要求
テロとは取引しないという国の選択は?
この対応は意外にもグタグタ
そんなものなのかしら。
日本や米国の侵入作戦はことごとく失敗
そんな中、一人、明日香がテロ集団に立ち向かいます。
女性版ダイハードみたで、とても好きな展開です。
しかし、一点だけ..
アメリカ大統領との交渉材料となるプリンセスの存在です。
ちょっと設定に無理あるんじゃないの?
大統領の弱みにつながる?
とはいえ、ハラハラ、ドキドキ、アクションエンターテイメントとして十分楽しめました。
日本で、このようなことが起きないよう、国防・安全保障の体制強化を望みます。
お勧め! -
Posted by ブクログ
面白かった
原発災害かと思いきや、原発テロの物語
東野圭吾の「天空の蜂」を思い出しますが、そこまでのメッセージ性は感じられませんでした。
しかし、こんなことが現実に起きてしまったらと思うと恐ろしくなります。
ストーリとしては、
日本海にある世界最大の原子力発電所が稼働直前で、武装したテロリスト集団に占拠されます。
そして、原発を自分たちで稼働させ、放射能で汚染されたガス放出を予告。
テロリストたちの要求は
ロシアからのチェチェン共和国の独立承認
同志たちの解放
現金1000億円と10億ドル
日本は原発を取り戻すことができるのか?
といった展開
政府、自衛隊、原発システム設計者達が、テロリスト達と戦います。
テロリストたちの原発占拠については、平和ボケの日本では起こりえる事件と思います。しっかり今から対策をとってもらいたいものです。
しかし、テロリストたちが自分たちで原発を稼働させるなんてことができるの?ちょっと非現実的な感じ...
とはいうものの、日本だけでなく、人類全体・地球全体を人質としたテロリストたちとの戦いは、どきどきハラハラの展開です。
最後はちょっと尻つぼみ。そこが残念なところ
お勧め! -
Posted by ブクログ
バクテリア=細菌には、ヨーグルトを作る乳酸菌や、パンやビール造りに欠かせない酵母菌、あるいは納豆を作る納豆菌など、人がその力を利用できる有益な菌が存在する。
本作の主題は、架空の「石油生成細菌」である。
細菌が石油を作る。油田を持たない国でも産油国になることができる。それは世界のエネルギー情勢を大きく変える。
というわけで、この菌と、発見・開発した科学者とが、OPECや米国石油メジャー企業に狙われる、というお話。
単なる有益菌なら「ハザード」というわけではないのだが、研究途上で、この菌が致死性も持つこともわかってくる。感染力はさほどではないが、ひとたび体内に入ると、身体の中で大増殖して、組織を石油に変えてしまう。もちろん、宿主は死ぬ。いや、こんなの蔓延するとどうなっちゃうわけ・・・?
開発した民間企業の研究者グループは、有益性を維持しながら致死性を抑えられないかと奮闘する。
エネルギー市場を牛耳りたいものは、細菌も科学者も抹殺してしまえ、と密かに指令を出す。
細菌に興味があるアメリカの研究者は、何とか手に入れて研究しようとする。
過去に起きた事故から、開発グループの科学者を恨む記者がいる。
そして国を背後から動かす大物政治家も動き出す。
そんな中で、殺し屋グループの1人が細菌に感染してしまう。
さまざまな人の思惑が絡み合い、ハリウッド映画ばりの追うもの・追われるもののアクションサスペンスが展開される。もちろん、ロマンスも付いてくる。
いやいや、もちろん、フィクションである。
石油生成細菌自体はまったく荒唐無稽というわけでもない。実際、石油成分を産生すると思われる細菌や植物プランクトンが見つかった例はある。但し、石油と同様の成分を産生するというだけであって、しかも産生量は多くはない。
細菌を「生物工場」的に使うような話には大抵、スケールアップの問題が絡む。商業規模・工業規模で産生しようとすると莫大なコストがかかる。早い話、細菌に石油を作らせた場合に、購入するよりも高い費用が掛かるなら、何の意味があるのか、ということである。
そう思った時点で、このお話には乗れなくなる。
同時に、どことなく漂ってくる「古さ」に気が付く。
作中で、封じ込めレベルをP4(PはPhysical containmentの意)と言っているが、現在ではBSL4(Biosafety level)と称することになっている(ついでにいうと、こんなレベルの封じ込め施設を民間の研究所がホイホイ作れるのか、というのもよくわからない。そして最初はただ有益菌ということしかわかっていないのに、P4で実験やるかな・・・?)。
研究者らが所属する研究所は「林野微生物研究所」となっていて、何となく林原生物化学研究所を連想させる。が、林原は2011年に会社更生法を申請したり、いろいろあったんだよね、確か・・・。
遺伝子解析に妙に手間取ってるのもちょっと解せない。配列決定くらいちゃっちゃとやれるのでは・・・?
よく読み返すと冒頭に1991年とか2001年とか年号が入っている。
で、最後まで読んだら、巻末に、元は2001年に宝島社から刊行したもの(当初の題は「ペトロバクテリアを追え!」(こっちの方がいいじゃん!))を改題・再編集したと書いてある。
・・・ああ、そうか、20年前なのか・・・。
初版刊行が2001年5月だから、911よりも前である。
ちょっと何とも言えない微妙な読後感なのだが。
有益だけど致死性がある細菌というアイディアはもしかしたらちょっとおもしろいかも。
しかし、このタイトルはどうもコロナ騒動に便乗している感が漂う。
「ウイルスの後は細菌か」という帯がついているバージョンもあるようだ。裏表紙の紹介には「予言の書」という文言もある。
大きな意味で、今後、細菌感染が流行することはありうるとは思うが、20年前のアイディアでいろいろいわれてもなぁ・・・というのが正直なところ。 -
Posted by ブクログ
日本初の女性首相とアメリカ国務長官が首相官邸で会談中に、テロ集団が官邸を占拠。首相と国務長官が人質となる。女性で初めて首相付きのSPとなった明日香が、重傷を負った上司の指示のもと、たった一人でテロ集団に立ち向かうことに。官邸の外では日米の救出部隊が一枚岩になれず揉めるなか、アメリカ大統領をも巻き込むテロ集団の意外な目的が明らかになり……。
政府の指示系統崩壊、アメリカ軍の介入、その混乱に乗じるテロ集団。しかし、明日香の行動が少しずつテロ集団の計画に狂いを生じさせていく。
日本の安全保障政策に警鐘を鳴らす衝撃のクライシス小説。
エンド・オブ・ホワイトハウスの日本版と言ったところ。コンパクトにまとまっている。