高嶋哲夫のレビュー一覧

  • 富士山噴火

    Posted by ブクログ

    噴火災害へ意識を高めてくれる一冊。
    日本人独特の不都合な危機を直視しない様や、噴火災害の様子をかなりリアルに描いている。
    主人公が格好良かった。

    0
    2021年10月01日
  • 原発クライシス

    Posted by ブクログ

    面白かった
    原発災害かと思いきや、原発テロの物語
    東野圭吾の「天空の蜂」を思い出しますが、そこまでのメッセージ性は感じられませんでした。
    しかし、こんなことが現実に起きてしまったらと思うと恐ろしくなります。

    ストーリとしては、
    日本海にある世界最大の原子力発電所が稼働直前で、武装したテロリスト集団に占拠されます。
    そして、原発を自分たちで稼働させ、放射能で汚染されたガス放出を予告。
    テロリストたちの要求は
    ロシアからのチェチェン共和国の独立承認
    同志たちの解放
    現金1000億円と10億ドル
    日本は原発を取り戻すことができるのか?
    といった展開
    政府、自衛隊、原発システム設計者達が、テロリスト

    0
    2021年09月18日
  • バクテリア・ハザード

    Posted by ブクログ

    バクテリア=細菌には、ヨーグルトを作る乳酸菌や、パンやビール造りに欠かせない酵母菌、あるいは納豆を作る納豆菌など、人がその力を利用できる有益な菌が存在する。
    本作の主題は、架空の「石油生成細菌」である。
    細菌が石油を作る。油田を持たない国でも産油国になることができる。それは世界のエネルギー情勢を大きく変える。
    というわけで、この菌と、発見・開発した科学者とが、OPECや米国石油メジャー企業に狙われる、というお話。

    単なる有益菌なら「ハザード」というわけではないのだが、研究途上で、この菌が致死性も持つこともわかってくる。感染力はさほどではないが、ひとたび体内に入ると、身体の中で大増殖して、組織

    0
    2021年09月17日
  • TSUNAMI 津波

    Posted by ブクログ

    南海地震と東海地震だかが連動して起きる超巨大地震と超巨大津波を描く。
    連作みたいで、この作中世界では先んじて首都圏大地震が起きている。その復興中に今度は津波が起きるという筋書き。安全措置をほどこしているはずの原発が地震と津波の合わせ技で危機に陥る、、、本書の出版が2008年となると、なかなかに予言的な作品だったということ。

    0
    2021年09月09日
  • 富士山噴火

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読みごたえがハード…分厚い…
    なかなか進まなかった…

    でも実際に起きるかもしれないと思うと
    いろいろ勉強になりました。

    被害状況で印象に残ったことメモ

    0
    2021年07月24日
  • 官邸襲撃

    Posted by ブクログ

    日本初の女性首相とアメリカ国務長官が首相官邸で会談中に、テロ集団が官邸を占拠。首相と国務長官が人質となる。女性で初めて首相付きのSPとなった明日香が、重傷を負った上司の指示のもと、たった一人でテロ集団に立ち向かうことに。官邸の外では日米の救出部隊が一枚岩になれず揉めるなか、アメリカ大統領をも巻き込むテロ集団の意外な目的が明らかになり……。
    政府の指示系統崩壊、アメリカ軍の介入、その混乱に乗じるテロ集団。しかし、明日香の行動が少しずつテロ集団の計画に狂いを生じさせていく。
    日本の安全保障政策に警鐘を鳴らす衝撃のクライシス小説。

    エンド・オブ・ホワイトハウスの日本版と言ったところ。コンパクト

    0
    2021年07月18日
  • いじめへの反旗

    Posted by ブクログ

    いじめ問題の小説
    語りは帰国子女の男子生徒
    たびたびでてくるアメリカとの比較
    男子生徒はその違いに驚きつつも自分の思うように
    ことをすすめていく
    中学生がはたしてそこまでやるだろうかとは思いつつ
    でも誰かがそういう手段でいじめた側に
    対応すべきなのかもしれない
    でもいじめた側にも将来が、将来がってね

    いじめは無くならないんだろうな

    0
    2021年06月27日
  • 首都感染

    Posted by ブクログ

    10年も前に今と同じこと、三密の回避や、ロックダウンなど、基本的なウィルス対策が描かれていたところはすごい。
    しかしながら、ロックダウンや、政府の対応

    ワクチン開発などは、満点の対応が描かれているところが、リアリティが薄まってるのが残念
    もっと混乱して、うごめくところを描いてほしかった。

    0
    2021年05月30日
  • 首都崩壊

    Posted by ブクログ

    少し地震後の復興が早いのは気になるけれど近い将来あり得る話。
    東京が首都ではなくなる日も来るのかな。

    0
    2021年04月26日
  • M8

    Posted by ブクログ

    前半は地震予知研究がテーマ。
    先日岐阜大のH先生も、もう地震予知は研究自体畳んでいるんだな的なことを書いていた。そう、きっと予知まではきっとできないんだろうと思っているが、「仮に予知ができるとしたら(or世の中が諦めてないとしたら)」的なフィクションとして読む面白さということかな。
    ※加えて、やっぱり洪水対策はある程度「予知」ができる点で、全然違う現象だよなと改めて思い知った。そういえば以前に面接で「一週間後に洪水が来るとわかったら、何をする?」ってきいたこともあったな(今思っても良い質問だ)。

    後半は、発災後の惨状や対応の様子が並ぶ。確かに、(数多のレビューにもあるとおり)被害のリアリティ

    0
    2021年03月28日
  • 東京大洪水

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    作者の高嶋哲夫は、岡山県玉野市出身。玉野市にはゆかりがあるので、親近感がわきます。

    主人公の玉城は、台風の研究者。玉城の妻は、マンデベに務める建築士。

    お話は、想像通り、玉城が予想する通りの災害が発生し、玉城の妻が手掛けるマンションに危機が迫る、というもの。マンションが倒れるか、倒れずにかえって人気が出てたくさん売れるか、どっちかだろうな、という想像も的中しました。

    それにしても、この作家さんが題材にするものは、よく取材がされています。「首都大感染」もそうでしたが、とてもリアルです。東京は2019年の台風で大きな被害にあいました。その時、荒川・隅田川下流域は危機的状態でしたが、それを思い

    0
    2021年03月13日
  • ハリケーン

    Posted by ブクログ

    ハリケーンそのものより、それによる土砂災害被害者の物語。
    それも土砂災害が中心ではなく、その人間模様や現実の闇の物語。
    例えば、学校で不良グループと連んでいる息子や、突然プロジェクトから外されて自主退職に追いやられる妻や、認知症介護、金遣いの荒い叔父に金を無心されたり…
    自然災害と同様に「いつかくるかもしれないとわかっていながら直視したくない現実問題」を書いているように思えた。
    身に降りかかってからでは遅いのだ
    見たくない、私だけはならない、なんて思ってしまうけれど
    備えなくては、と、思った。

    0
    2021年03月04日
  • 富士山噴火

    Posted by ブクログ

    主人公はカッコよくてスーパーヒーローで良かったんだけど、イマイチ富士山噴火のリアリティが薄かったかな。
    危機迫った感じが読み取れなかった。

    0
    2020年11月22日
  • バクテリア・ハザード

    購入済み

    なかなか

    冒頭から引き付ける描写で、すぐ本に引き込まれる。

    0
    2020年11月20日
  • バクテリア・ハザード

    Posted by ブクログ

    久しぶりに作者のパニックものを読みたくて、手に取った一冊。
    石油を生成するバクテリアを発見し、実用化に向け、研究を進める研究者・山之内を巡るサスペンス。
    アメリカのメジャー、アラブ諸国のOPEC、日本政府…世界はいつでも石油に飢えている。そんな中、洞窟の中から採取した土壌から発見した細菌には、石油に似た物質を生成する性質を持っていることを発見した山之内。
    彼は過去に研究に熱する挙句、研究室で爆発を起こし、自分が教えていた学生たちを死に追いやっていたことを悔いながら生きていた。
    そんな山之内が民間の研究施設に移り、もうすぐ実用化出来るところまで来ていたが、その情報が企業スパイにより、あらゆるとこ

    0
    2020年09月28日
  • M8

    Posted by ブクログ

    豪雨やウイルスと違って、一瞬で起こるのが地震。そのうちホントに来ると言われ続けるも、その直前までが日常と変わらないので対策の意識を継続するのは難しい。地震対策は票に繋がらない(だから政治家が本腰入れない)のも納得。

    0
    2020年07月29日
  • 東京大洪水

    Posted by ブクログ

    面白かった、そして怖くなってしまう!
    昨年、関東を直撃した令和元年東日本台風(台風19号)を思い出します。
    自然災害パニック小説3部作(M8、TSUNAMI、東京大洪水)の3番目に位置付けられている物語だそうですが、時系列でいうと2番目に読むとよいそうで、偶然にもその順番で読んでいます(笑)
    M8の登場人物が再登場しています!

    ストーリとしては、
    大型台風23号と24号が合体して東京へ上陸。
    荒川の氾濫による東京水没をどう防ぐかのディザスターパニックエンターテイメント。
    まず前半ですが、M8同様に、その災害を予知しながらもどう伝えるかがポイント。
    主人公玉城のチームはコンピュータシミュレーシ

    0
    2020年07月18日
  • 紅い砂

    Posted by ブクログ

    高嶋哲夫『紅い砂』幻冬舎文庫。

    国際紛争小説。随分とアメリカを美化していることに驚かされた。作品としては平凡過ぎるほど平凡。

    中米の小国コルドバでは独裁政府による弾圧と麻薬組織の犯罪激化により難民流出が絶えず、アメリカとメキシコの国境ウォールに難民が押し寄せる。対するアメリカ軍は難民数百人を銃殺する。当時、軍を率いていたジャスティス大尉は虐殺者の汚名を着せられ、軍を追われる。家族も仕事も友人をも失い、酒に溺れる日々を過ごすジャスティスにコルドバの独裁政府討伐のミッションが持ち掛けられる……

    全くハラハラする所も無く、予想通り、予定通りの展開と結末。実際のアメリカは自国の軍事関連産業の繁栄

    0
    2020年05月05日
  • 首都崩壊

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    直下型大地震による東京崩壊の備えとしての提言小説。公官庁や国会はこの提言で良しとしても、都民・関東圏民はどうなるの?

    0
    2020年04月01日
  • ハリケーン

    Posted by ブクログ

    TSUNAMIのような災害の小説かと思ったら、災害は最後だけで、全体の流れは現代の日本人が抱える諸問題がテーマ。働き方改革、教育、宅地開発、いじめ問題、離婚、不倫、冤罪、災害時の避難所、避難勧告、自衛隊、温暖化等、多様な諸問題を含みすぎてポイントがぼやけている。そうは言っても最後まで読んでしまったのだからよしとする。

    0
    2019年12月17日