高嶋哲夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日本列島踏んだり蹴ったり。
恐らく、起きる。起きるだろうなと思ってながらも誰もが目の前のことより優先できてない故に、起きる。
小説なんで、シミュレーションと言いながら、想定のどこを膨らませてどこを削るかで大分変わってくるのはやむないのだが、やっぱり、現実味がないな。
現実味がないのは、「起きる災害」ではなく、それへの対応。
当選二期目の議員が総理大臣になる。
有事とはいえ、基本的には周りが好意的。
ないない。
有事でも、緊急時でもない。
こんな時にこの国に攻めてくる国などないと信じる。
ないない。
経済侵略は書きたいけど、その辺は端折りたかったのね。
万能アプリ。
ないない。
主人公の八面六臂の活躍は心地よいが、何んつか、必殺仕事人、現実の内閣がクズなんでこれくらいやる政治家ならば、という感じで、我に返るとまあ引く感じはある。
人間関係の掘りも浅い。
で、何も解決しない。
この手の内容はしょうがないのかな。実際起きた時に、希望があってもこの程度。
日本は、必ずどこかで壊滅する。そういう話だ。
著者が言いたいのは、そこだけだろう。
まあ、地球自体が、そのうち太陽に飲み込まれる。
その時まで人類が生き延びているか。 -
Posted by ブクログ
はじめて読む作家さん
物語の開始が、自分の知らない息子が生死の境を彷徨っているところからはじまる。
こんな状況に立たされたら自分はどうすれば良いのだろうか?
しかも主人公は日本いや世界で有名なコンピュータ技術者。
その息子が巻き込まれた事件を辿るうちに、原子力発電所に関わることがわかってきた。
そこには原子力という最先端技術に群がる利権亡者とそこの雇用にしがみつく人達の姿だった。
「電力は力だ。国家を人に例えるなら電力は筋肉と骨格を動かす活力だ」という文章が本当に沁みました。
日本原子力研究所で働いていた経験を持つためか、原子力発電所の賛成派と反対派の意見の描写が生々しい。