高嶋哲夫のレビュー一覧
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沖縄県警を描いた「交錯捜査」の続編。
前作で事件が解決しないままだったので、今作で事件のその後が描かれるのかと思ったら、全く別の内容でびっくり!
中国マフィアとの対峙はどこへ行ったのやら…
この作品、とにかく警官なのに、仕事をしないでさぼっているようなシーンが多い。
今作も仲良し同期3人プラス米軍の...続きを読むPosted by ブクログ -
災害、パニック物を得意とする作者初の本格警察小説。しかも舞台は沖縄県警。別の作者ではあるが、直木賞を受賞した「宝島」を読んでいたので、沖縄にある独特の背景をどう描いているのか、気になったのもあり、読んでみた。
元々、物語に入り込みやすい文章を書く作者なので、その辺は問題なく。しかし、この作品だけで事...続きを読むPosted by ブクログ -
沖縄コンフィデンシャルシリーズ3弾。
ショッピングセンターで強盗未遂事件が発生。被害者は軍用地大地主で、地元の有力者の後妻・儀部優子。捜査一課の反町と同期で二課の赤堀は、過去の軍用地をめぐる事件と関連付け、捜査にあたるが・・・
シリーズ2作目を飛ばして読んでしまった。過去から続く沖縄の哀しい状況がよ...続きを読むPosted by ブクログ -
O県警生活安全部「JWAT」は女性と子供を守る特別チーム。一員である小松原雪野は、夜の公園で保護した高校生・隼人の証言に不信感を抱く。サラリーマンを襲う少年や、蔓延りだした脱法ハーブを追ううち、彼女は少年たちのなかに潜んだ闇の存在に気がつく。だが、それは悪夢のはじまりにすぎなかった。Posted by ブクログ
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東海大地震。起きる起きないが問題なのではない。それは必ず起きる。だから、今から何をしなければならないのか。独自のハザードマップを作り、地震対策に努める26歳の市役所防災課職員がいた。だが、大地震が連続して発生。空前の大津波が太平洋岸を襲う!そのとき恋人は、超高層ビルの建築主は、原子力発電所の職員は、...続きを読むPosted by ブクログ
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南海トラフ地震のシミュレーション小説。
東日本大震災の約3年前に書かれたものです。
大浜原発の事故の場面は5年前の事故を思い出し
お腹のあたりがキュッとしてしまった。
いつくるかわからない地震。
いくら備えていても憂いは残りますが、
意識はちゃんと持っていなくては。
かなりリアリティーがあり、...続きを読むPosted by ブクログ -
この題材で、エンタメ的に面白い、とかなんとか言えなくなった時代に読んだために、が、いつもの高島作品のように、「あの忠告を聞いておけば...」と後悔する人が続出し、「もー、だから言ったじゃん」となるのを、そう言い捨てられない感じで読み終えた。
あの時より前に読んでいた人は、もしかしたら少なからず適切な...続きを読むPosted by ブクログ