高嶋哲夫のレビュー一覧
-
久しぶりに作者のパニックものを読みたくて、手に取った一冊。
石油を生成するバクテリアを発見し、実用化に向け、研究を進める研究者・山之内を巡るサスペンス。
アメリカのメジャー、アラブ諸国のOPEC、日本政府…世界はいつでも石油に飢えている。そんな中、洞窟の中から採取した土壌から発見した細菌には、石油に...続きを読むPosted by ブクログ -
阪神淡路大震災の後に書かれた。原発事故について警告している。福島第一原発事故を予言したわけではないが、かなり研究されているようだ。Posted by ブクログ
-
沖縄コンフィデンシャル「交錯捜査」、「ブルードラゴン」に継ぐ第三弾「楽園の涙」。強盗被害者は過去の殺人事件と米軍用地取引事件の両方に繋がる人物だ。楽園、沖縄に蠢く陰謀が明らかに。Posted by ブクログ
-
シリーズ第4弾。
前作が最終巻かと思っていたが、まさかの第4弾。
一応、これが最終巻とあとがきにも書いてあってので、本当にこれが最終巻なのだろう。
今作では沖縄が抱える基地問題をメインに描かれる。
辺野古の埋め立て地近くで見つかった水死体。自殺なのか、他殺なのか。捜査を進めるうちに、沖縄の深い闇に近...続きを読むPosted by ブクログ -
高嶋哲夫氏の沖縄コンフィデンシャルシリーズ第一弾氏のいつもの綿密な取材に裏打ちされた作品構成は健在で、地元が読んでも違和感ない基地問題に絡む複雑な沖縄の事情がよく描かれているただ、発表媒体のせいか、語り口がやや平坦であること(ト書き的?)、主人公が与那原から県警まで自転車通勤するのは無理があるのでは...続きを読むPosted by ブクログ
-
高嶋哲夫氏の沖縄コンフィデンシャルシリーズ第3弾「交錯捜査」「ブルードラゴン」から続くジミー・チャンとの死闘に決着連載がWeb媒体のせいか、語り口がやや平板な印象連ドラ的?しかし沖縄の抱える矛盾点をこれだけ丁寧に描ける本土出身の作家は希有Posted by ブクログ
-
沖縄コンフィデンシャルシリーズ第2作目キャラ立ちがしっかりしてきた沖縄に対する取材が綿密である面白いが、会話のテンポがやはり気になる前作の反町の与那原から県警への自転車通勤がロードバイクである描写があって合点がいったPosted by ブクログ
-
シリーズ三部作、最終巻。
前作ではノエルの失踪した父が絡む事件をメインとしていたが、1作挟んで、今作では第1作目で解決しなかった中国マフィアのチャンとの決着の様子が描かれる。
第1作目で伏せられていた謎が全て明かされる形で描かれるが、何故1作挟んだのか…
沖縄の人ならではの過去の戦争への想いも描かれ...続きを読むPosted by ブクログ