高嶋哲夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
シベリアの凍土から見つかったマンモスから、未知のウイルスが次々と人へと感染し多くの犠牲者が出ていた。
アメリカ学者のカールとCDCのジェニファーはマンモス発掘の地シベリアへ向かう。
コロナ禍で母親を亡くしたカールは自らが感染源となった事にトラウマを持っていたため、ウイルス対策には過剰な言動があった。
物語後半にロシアへ向かうのだが、ウイルスを死滅させる為とはいえ、ロシア側から見ればカールの行動は完全にテロ行為と見なされて仕方ない。そもそも無断でロシアに密入国していながら自分に都合の良い行動をとっているのは、いくらカールがお気楽なアメリカ人だとしても納得し難い。
米露は生物兵器として新たな -
Posted by ブクログ
現在日本が晒されている災害の全てを詰め込んだ一冊。
「M8」、「TSUMAMI」、「東京大洪水」災害3部作からの集大成が読めると、非常に楽しみにしていた。
ある年の7月、南海トラフ地震がとうとう起きる。
しかし、名古屋を中心とした半割れ状態。次にまた四国を中心とした地震が起こる。
そして、首都直下地震。
対応に追われる中、スーパー台風が日本を横断。
やっと復興が見え始めた半年後、富士山が噴火する。
言い方は悪いが、災害のオンパレード。南海トラフ地震が起きれば、これだけの災害が連続して起きるものなのか?これだけの災害に人は立ち向かえるのか?
いろいろな問題提起をしてくる。
災害3部作の時は研究者