高嶋哲夫のレビュー一覧
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核融合が実現したらどんな社会になるかのお話を書いてる。人類が無限のエネルギーを手にしたことでエネルギー革命が起こる。サムアルトマンの言う、ユニバーサルベーシックインカムらしきものにも言及。奪い合うのではなく、与え合う世界へ。エネルギーを奪い合う必要が無くなるので、戦争の原因が減る。核融合は要は地球に太陽を作ろうとしている。トカマク型の核融合閉じ込め炉。高音超伝導も核融合のための大電流を流し続けるために必要。著者も学生時代に核融合研究を熱意を持ってやっていたが、ガチの研究競争の環境で才能の差と研究の不向きを感じて作家に。核融合分野でも中国が台頭。高市政権も核融合技術を国家戦略として位置付けている。核融合は発電時に二酸化炭素を出さないので温暖化対策に有効。
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パーキンソン病をベースとした物語。
ちょっと想定と違っていました。
病に立ち向かって、最後は...となる涙涙の物語かと思っていましたが、どちらかというとポジティブ系の物語。しかし、実際にこんなことってあるのかな。
パーキンソン病を患った元空手家の内藤。
ある日、町で倒れてしまい、それを助けたのが
ユーチューバーの理沙、
引きこもりゲーマーの剛志、
元広告代理店?のビジネスマンの長谷川。
この3人と内藤とのかかわりが、それぞれの人生を変えていきます。
病の進行を遅らせる動き、3人はそれをSNSでバズらせようといろいろトライ。
そして、ついには、ダンス化して、大きなイベントへ!
人とのつながりが大きな話に代わっていくのですが、なんとも現実感がないなぁって思いました。
ユーチューバの苦労というか、動画をバズらせるノウハウが分かります(笑)
帯に
「衰えに抗う人と若者の心の交流を描く感動作」
とありましたが、感動までは至りませんでした -
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アクションシーンの描写が平板で薄く、迫力に欠ける。主人公がテロリストに変装して首相官邸内部を動き回るのだが、他のテロリストと擦れ違っても気づかれなかったり、中盤あたりでなかなか見つからないというのはかなり強引で、違和感しかなかった。
アクションシーンに関しては、これまでいろいろなアクション映画を観てきた経験を活かして脳内で補完し、迫力あるシーンの想像を膨らませながら読んだ。主人公の奮闘ぶりは「ダイ・ハード」のマクレーン刑事もきっとびっくりすることだろう。
ただ、社会情勢やアメリカ国内の問題を下敷きにした状況設定には、かなりの説得力があったように思う。首相官邸の警備体制の脆弱さも信じられないようでいて、実際あり得そうなリアリティがあって面白かった。 -
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「首都感染」が予言の書となったように、本作も新たな予言の書となるのか..
本作では、コロナ後の新たな感染症について語られています。
遺伝子工学の研究者のカールはナショナルバイオ社副社長のニックに頼まれ、古い肉片からエボラに似た未知のウイルスを発見。
ニックもすでに感染しているのか?
ニックが入院した病院を封鎖。
そして、別の町でも感染者が..
さらに、町自体を封鎖。
として、感染を食い止めていくとともに、そのウイルスの
宿主を探していきます。
そして、たどり着いた真実
といった展開です。
さらには、ウイルスを生物兵器として利用しようとする動き..
実社会でもありそうです。
永久凍土が溶けることによって、封じ込められていた未知のウイルスが蘇生する
そして、それが人類滅亡の危機につながる
とても怖い話です。
しかし、物語の展開がかなりいまいち!
パンデミックを止めるため、人類を救うためなら、と非合法を厭わず..なんでもありじゃん!
さらに、なんでもかんでも、短時間で必要なものが用意される..
なんともご都合主義的な展開(笑)
まぁエンターテイメントとして楽しめました。
つい先日、クルーズ船内でハンタウイルスによる死病者が発生したニュースがありました。
ウイルスによる脅威は身近な存在です。
本作が予言の書とならないように祈ります! -
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高嶋哲夫『首都襲撃 下』PHP文芸文庫。
中東の国をテロ国家と蔑み、イスラエルと手を組んで戦争を仕掛けるアメリカの大統領の方が余程のテロリストだと思う。エプスタイン問題から国民の目を逸らそうと無益な戦争を仕掛けたり、UFOの映像や写真などを公開する大統領に焦りを感じる。どうせ三度の暗殺未遂事件も票集めと支持率集めの自作自演であろうなどと考えてしまう。
さて本作。上巻よりもスピード感とスリルがあり、面白いのだが、今一歩という感じである。無差別爆破テロに見舞われる東京が描かれ、多くの人びとが亡くなるのだが、結末は意外とあっさりしている。
世界各国の要人を招いて、東京で開催されるテロ撲滅世界会議が迫る中、イスラム系テロ組織と日本のテロ組織とが手を組んだ爆破テロの脅威が増していく。
会議開催まで後数日と迫る中、銀座、赤坂、上野、四谷、新宿のコンビニ、駅、レストランで無差別爆破テロが発生し、多くの死傷者が出る。さらには池袋駅前のマクドナルドには自爆ベストを着た3人の立て籠もり犯が銃撃を行う。アメリカからテロ組織の凶行を防ぐために来日した刑事のジョンと夏目明日香は池袋の現場に急行し、テロリストを制圧する。
密かに来日したイスラム系テロ組織が手を組んだのは『官邸襲撃』で夏目明日香に殺された筒井信雄の妹、山仲明美だった。明美はテロ撲滅世界会議開催を阻止するため、新崎総理が会議でスピーチをしてもらうために極秘に招聘した元テロ組織の少年兵だったマリナの命を狙う。しかし、そこにはアメリカ大統領を巻き込むさらなる陰謀が渦巻いていた。
本体価格860円
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高嶋哲夫『首都襲撃 上』PHP文芸文庫。
『官邸襲撃』の続編。高嶋哲夫は2018年に刊行した『官邸襲撃』の中で日本初の女性総理を描いているが、まさかそれが現実のものとなるとは思わなかった。
さて、本作の感想だが、物足りなさを感じた。総理のSPとして復帰した夏目明日香がテロリストと闘うシーンが何度か描かれるのだが、リアリティは感じられず、迫力が無いし、ストーリー自体も陳腐に感じた。
官邸襲撃事件で日本初の女性総理の新崎百合子を守る抜いた夏目明日香は悪夢に苛まれながら、再び総理のSPに復帰する。
そんな中、新崎総理は欧米で相次ぐ連続テロ事件へ対抗するために、テロ撲滅世界会議を東京で開催することを宣言する。しかし、ニューヨーク爆破テロ事件の犯人が残したパソコンの中から東京を標的にしたテロ計画の資料が発見される。
そして、テロ撲滅世界会議が迫る中、六本木を皮切りに爆破テロ事件が発生する。
本体価格880円
★★★ -
Posted by ブクログ
シベリアの凍土から見つかったマンモスから、未知のウイルスが次々と人へと感染し多くの犠牲者が出ていた。
アメリカ学者のカールとCDCのジェニファーはマンモス発掘の地シベリアへ向かう。
コロナ禍で母親を亡くしたカールは自らが感染源となった事にトラウマを持っていたため、ウイルス対策には過剰な言動があった。
物語後半にロシアへ向かうのだが、ウイルスを死滅させる為とはいえ、ロシア側から見ればカールの行動は完全にテロ行為と見なされて仕方ない。そもそも無断でロシアに密入国していながら自分に都合の良い行動をとっているのは、いくらカールがお気楽なアメリカ人だとしても納得し難い。
米露は生物兵器として新たなウイルスを活用しようと画策している様子も提示されるが、それでもカールにはあまり感情移入出来なかった。
ウイルス対策の行われる前半は勢いがあってぐいぐい読ませてくれたのが良かった。