高嶋哲夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日本人作家が、アメリカ合衆国の陰謀をテーマに書く。これだけでも十分野心的であると言える。テーマもアメリカンスリラーの王道である権力と陰謀。かなり、書き込まれている。物語は、アメリカ大陸の東海岸と西海岸のそれぞれで展開する。ある老人が託した原爆の開発手記の新聞記事にウラン238から核分裂をおこす理論が掲載され政府に激震が走る。時を同じくして東海岸では大統領の補佐官の不審な死に対して大新聞であるワシントンポストから署名記事が掲載される。この二つの話は、やがて縺れ合い、大統領側近の陰謀の影が見え隠れする。上下巻にして結末に至る過程を丁寧に書き込めば、もっとよくなる気がした。佳作
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購入済み
自然相手にはどうしようもない
津波(TSUNMI)に続いて読む。
実際は、この東京の震災があってから、津波があるという設定なので、これから読む人はこちらを先に読むことをオススメする。
シミュレーション小説なので、小説というよりは、なんだろう。実際に起きたらどうなるかとか、その時の状況などに興味関心が多くなる。その分、登場人物のストーリーがうまくつながっているようなつながっていないような。
瀬戸口を中心とする主要3人物の心を描いていくかと思えば、地震があってから心情を表現されていく。うーん、ちょっと突然であまり心情移入しにくかったかなぁ。
この本では、地震予知というか、地震が起こる前までのこと、準備などね -
Posted by ブクログ
ネタバレ阪神淡路大震災や新潟中越地震、スマトラ地震などを
引き合いに出し、巨大地震が起きたときにどんなことが起きるのか、
どうすればよいのかなどが書かれています。
大震災が起こる前に読もうと思っていた本です・・・。
恐らく、”M8”や”津波”を書き上げる際に集めた取材資料を、
そのまま眠らせておくのは忍びないし、小説では全ての素材を
使い切れなかったので、別の本として出版したと思われます。
作家のオフィシャルHPでは、”震災啓蒙関連”と紹介されています。
地震のメカニズムなども触れているのですが、震災後の問題点や、
阪神淡路大震災で問題となった警察、消防、自衛隊の初動遅さのことや
官邸に上がっ