高嶋哲夫のレビュー一覧

  • M8

    購入済み

    自然相手にはどうしようもない

    津波(TSUNMI)に続いて読む。
    実際は、この東京の震災があってから、津波があるという設定なので、これから読む人はこちらを先に読むことをオススメする。

    シミュレーション小説なので、小説というよりは、なんだろう。実際に起きたらどうなるかとか、その時の状況などに興味関心が多くなる。その分、登場人物のストーリーがうまくつながっているようなつながっていないような。

    瀬戸口を中心とする主要3人物の心を描いていくかと思えば、地震があってから心情を表現されていく。うーん、ちょっと突然であまり心情移入しにくかったかなぁ。

    この本では、地震予知というか、地震が起こる前までのこと、準備などねを中心に書いている。加えて、都とか国のあり方も書いてある。

    で、次の津波では、地震や津波が起きた時の対応の仕方を書いている。同じ瀬戸口が偉くなって登場してくるが、この瀬戸口でさえ、予知よりもその後の迅速な対応を中心に書いている。(もちろん、日々できる準備は必要なのだろうけど)これは、著者の考え方が変わってきたということだろうか。

    津波では、それに加えて、草の根のネットワークが最後に活躍する姿が描かれている。
    一人は小さな存在だけど、人間にできることは手を結びつながって行くことなのだろうと改めて思う。

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    2013年01月26日
  • 衆愚の果て

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    「衆愚」という言葉を使いながら、単に政治屋を批判する新人議員のサクセスストーリーという軽い物語になってしまったのが残念。
    衆愚の果て と銘打ったからには、このままいくとどんな国になっていくのかを想像させる、もしくは一つの見解を示すものにしてほしかった。

    ただ、政治家の仕事の一端を知れたのはプラス要素。

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    2012年12月18日
  • 衆愚の果て

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    執筆された時期は今の様な総選挙モード突入前ではなかったとは思うが、ここまで酷い乱立状態までは流石に想定されていなかったと思う。ほぼ実名の政治家を登場させて如何に政治家が職業化しているかということと、その資質も含めて劣化していること、そういう状況を許している国民の愚かさを嘆き、衆愚政治の果てがどうなるのかを予見させつつも、果てには至らずに話は終わってしまうのが残念。

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    2012年11月29日
  • 震災キャラバン

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    阪神淡路大震災を幼い時に経験した神戸在住の若者が、震災直後の東北に、宮城県出身の知人女性と支援物資をのせてバンを走らせる。

    題材が題材だけに、もっとじっくり書き込んでほしかった気がします。
    全体的に雑な印象で、ちょっともったいなかったです。

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    2012年06月26日
  • 巨大地震の日 ――命を守るための本当のこと

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    ネタバレ

    阪神淡路大震災や新潟中越地震、スマトラ地震などを
    引き合いに出し、巨大地震が起きたときにどんなことが起きるのか、
    どうすればよいのかなどが書かれています。

    大震災が起こる前に読もうと思っていた本です・・・。

    恐らく、”M8”や”津波”を書き上げる際に集めた取材資料を、
    そのまま眠らせておくのは忍びないし、小説では全ての素材を
    使い切れなかったので、別の本として出版したと思われます。

    作家のオフィシャルHPでは、”震災啓蒙関連”と紹介されています。

    地震のメカニズムなども触れているのですが、震災後の問題点や、
    阪神淡路大震災で問題となった警察、消防、自衛隊の初動遅さのことや
    官邸に上がってくる情報の遅さなども指摘されています。

    当然、今回の大震災でおきた津波についても言及されていました。
    宮城県沖での事も・・・。
    宮城県沖・三陸沖の地震の発生確率は30年以内だと99%言われていたと
    書かれていました・・・。
    (出典不明ですが地震調査研究推進本部の発表だと思います。)

    そう言われていたのに、この事態・・・。

    明らかに政府の怠慢と言えることですね。

    その象徴とも言えるのが、地震予知やら地震○○委員会などが乱立して、
    多くの予算を使っているのにも関わらず、今回の地震・津波に関しては無策・・・。

    恐らくこの地震○○委員会は”東海地震”のみにしか興味が無いということですね・・・。
    存在する意味が無い・・・。

    著者は、この手の地震に関する委員会や組織に加え、台風、火山噴火などの自然災害、
    原子力などの災害に対応や広報を行い、基礎研究なども行える、
    日本版FEMA(アメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁)を設立すべきだと提唱しています。

    ・・・”津波”、”ジェミニの方舟”などの小説の中では設立されていますが、やはり
    利権の絡みで、○○委員会と横並び・・・。

    合理的だし、良いとは思います。

    その他には復興に関わる”お金”に関することもあげていますね。

    復興関連では、仮設住宅問題です。今回の震災でも仮設住宅が不足している
    事が問題になっていますが、もっと民間の損傷なく残った賃貸物件を活用するべき
    と提唱しています。

    また、土地は残っているが、建物が倒壊、損傷して住めない場合は、
    個人所有の土地に仮設住宅は建築しても良いのではと提唱しています。

    個人の土地に仮設住宅を建築するのは、”個人の資産を税金では補えない”からだそうです。
    これには納得する部分は無くは無いのですが、仮設住宅は、使用しなくなると廃棄や海外に
    廉価で売ったり貸したりしているそうです。

    結局廃棄するならば、個人の土地に仮設住宅を建設するというのには賛成ですね。
    (建築効率は悪くなるでしょうけど・・・。)

    政府や行政や法律の不備だったりは今後の政治家に任せるしかないのですが、
    (有権者としての権利を行使することは出来ますけど。)

    自分たちが住む土地に起きた過去の出来事、”地震・津波・水害等”を調べること、
    家の耐震強度を確認することなんかはすぐに出来ることだと思います。
    過去の出来事を調べることで、災害時にどんなことが起きるか想定できますし、
    耐震強度が弱ければ補強することも可能です。

    また、避難場所へのルートの確認も重要です。
    細い路地などは、家屋の倒壊、壁の崩落などで通行できない場合もあるので、
    複数のルートを確保しておいたり、ここは危険かもなんてことも事前に確認しておけるので。

    ・・・これらも著書からの意訳引用ですが・・・

    長々書いてきましたが、この本は一度読んでおく価値ありだと思います。

    ちなみに、南関東地震は2036年までに70%の確立で発生するそうですし、
    東海地震80%東南海地震60%南海地震50%の確立です。

    この数字高いと思いますか?、それとも低いと思いますか?

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    2012年06月25日
  • トルーマン・レター

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    気分の悪くなる描写から始まった。

    日本に原爆を投下した第33代アメリカ大統領: トルーマンが愛人に向けた手紙。
    それを手に入れてしまった元新聞記者。
    その元同僚や元恋人を中心に物語は展開していく。

    一方、沖縄で米兵に乱暴された女性の周りでも物語は進み、次第に交錯していく。

    どこまで鵜呑みにしていいのかわからないが、色々な意味で胸に突き刺さる内容が散りばめられていた。

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    2012年04月27日
  • TSUNAMI 津波

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    ネタバレ

    東日本大震災の時の映像が頭に残っているので、物語に出てくる状況が良く分かり恐ろしくも感じた。
    この本だけでも十分楽しめるのだが、人間関係を把握したいのなら、まず前作の「M8」を読んでからのほうが楽しめます。

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    2012年03月27日
  • TSUNAMI 津波

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    「M8」の続き。規模はこっちの方が壮大だけど、ストーリー性と、登場人物の描写は「M8」の方がよかった。地震を始めとする自然災害は、地球がくしゃみや咳をしている様なもので、止める事はできないのだから、起こるのとして、それにどう立ち向かうを考えるべきだ。との考え方には共感した。いつでもどこでも「備えあれば憂いなし」「最悪の事態を想定して備える」事は大事だと思った。すぐに日常の煩雑さに埋没して、忘れがちになってうから、折りに触れてこういう本を読むのも大事かなと思ったりした。

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    2012年02月21日
  • 震災キャラバン

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    震災直後にメディアから「ボランティアはまだ入れる状況ではない」と繰り返し報道されていました。しかし、この本の主人公は無理やり入っていって活動され、それが感謝されるという事もあるのでしょうね。
    もちろん、阪神大震災の経験を通して、それなりの準備をして、技術を持ったメンバー、そして心構え が必要なのはいうまでもありません。

    ボランティアといっても、私がおこなっているものとは内容が大きく異なります。こういう世界もあったんだ と、知らされました。

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    2012年01月08日
  • 震災キャラバン

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    あの震災が生々しくよみがえってくる。
    ずーっとテレビにかじりついてた週末。
    陸前高田に実家があるという同僚が泣き崩れていた月曜。

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    2011年12月19日
  • 震災キャラバン

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    ネタバレ

    自分もバンに一緒に乗っているような、疑似体験した気分になれる。3月11日、色んな事が変わってしまった。街や風景だけでなく、考え方なども違ってきたのではないだろうか。あの日にわかったこともいくつかある。阪神大震災は、私たちにとって身近な出来事だったが、他の地域の人たちには「遠い場所」でのことだった。あの経験があるからこそ、勇太の父親の気持ちがよくわかる。中華料理店のアルバイト店員、清美の実家である気仙沼を目指す勇太と清美、そして同乗した高橋と自称カメラマンの加藤。紆余曲折を経て辿り着いた場所は、全く変わり果てていた。清美の家族は無事なのか?!小説でありながら、ドキュメンタリーを見ているよう。あの日そえぞれの3月11日があった。

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    2011年11月02日
  • 東京大洪水

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    ネタバレ

    災害3部作完読。
    さすがにこうも立て続けに「災害」関係の本を読んでいると、
    気が滅入ってくるというか、
    「そんなばかな…」とか思ってしまいます(笑)


    しかし、本の中でも煽っているけれども、
    日本は毎年台風がやってくるし、
    こんな超大型の台風がやってこないとも限らないし、
    色々と怖いです。

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    2011年08月02日
  • TSUNAMI 津波

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    ネタバレ

    前作M8と合わせて、3.11前に購入。
    読んでいて、やはり3.11の地震や津波と比べてしまったり、
    重ねてしまったり…。


    この本は間違いなく「フィクション」で最悪の状況・状態なんだと、
    思いたいんだけど、このご時世に新幹線にのったり、
    タワービルにのぼったりするのは怖くなりますね。
    耐震・免震構造のビルがっぽっきり折れるなんてこと、
    ありえるの?ほんとに???本だからじゃなくて??
    とびっくりです。。


    瀬戸口の今後が気になります。
    それにしても、松浦が死んでしまうとは・・。
    いや、冒頭で「それ、死亡フラグじゃね?」とか思ったりもしたけれど、
    本当にそうなってしまうとは。。
    あの部分を電車で読んでいて、危うく電車の中で泣きそうでした(笑)



    とにかく。
    地震は本当に怖い。

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    2011年07月28日
  • 命の遺伝子

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    遺伝子科学者トオル・アキツは、ナチハンターのフェルドマンから男の手首のDNA鑑定を依頼されるが・・・
    ナチスの陰謀とか、ジャングルに住む謎の村人とかに、遺伝子科学が絡めてあるっていうだけで、既におもしろい。
    次から次へと敵も仕掛けてくるので、飽きる間もなく、一気に読めちゃう。

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    2011年06月09日
  • 原発クライシス

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    原発がテロリストに占拠されて・・・
    なんだか、いろんな人がいっぱい出てきすぎて、全体的にボヤっとしちゃって集中できず。
    読後は、原発に対する自分の無知っぷりを反省した。技術的なことは分からなくとも、世界の原発の現状ぐらいは知っとかないとだな。

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    2011年06月02日
  • TSUNAMI 津波

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    ネタバレ

    M8を読んだので、これも読んでみました。震災前に読んでいたら、また違ったのかも知れませんが、現実を目の前にすると、やはりfictionでは…との思いはあります。でもこの著者はすごい勉強してると思います。端々にそれを感じました。自然災害はある前提で、防災、減災に取り組むべきという提言に共感しました。

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    2011年05月31日
  • TSUNAMI 津波

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    東日本大震災の後に、
    読み返してみたけど、


    地震だったり、
    津波だったり、
    原発事故だったり…

    内容が似過ぎてて、
    少しドキッとしたな。

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    2011年05月01日
  • 原発クライシス

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    原発問題かと思いきや、テロリストに占拠された原発の話だった。
    多少オーバーな表現もあったが、小説としては面白い。

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    2011年04月23日
  • 東京大洪水

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    エンターテイメント小説ですね。
    おそらくドラマチックにするためなのでしょうが、ややご都合主義的な展開があったりで、シリアスな災害シミュレーションものを期待するとちょっとがっかりします。

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    2010年08月16日
  • 流砂

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    アフガニスタンの状況に詳しい。
    終盤では久しぶりに「ジャッカルの日」を思い出した。
    ただ、大ラスの結末には失望。
    全体としてはよくできた一冊。

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    2009年10月04日