あらすじ
ベルリンでの講演直後、天才遺伝子科学者トオル・アキツは何者かに攫われ、爆破事件で吹き飛ばされた男の手首を見せられた。四十代のものに見える手首の主は、生きていれば百歳を超えるナチス武装親衛隊の大佐だという。謎を解明するためブラジルの奥地へ向かったトオルの前に、ナチスの壮大な陰謀が姿を現す。
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Posted by ブクログ
原発や地震や津波以外の作品も結構いけるじゃん、という感じ。映画化されてもおかしくないプロットだと思う。似たようなテーマで、やはりキリストがからむ「イエスの遺伝子」には及ばないけど。
テーマとは若干それるけど、少しだけでてきたナチスとバチカンの関係にたいへん興味を覚えた。それは、バチカンが唯物論のソ連の対抗手段として、ナチスを選び、ナチ崩壊後、政治犯の南米逃亡を手助けしたということは、おそらく事実だろうと思うので、別の本を読んでみようと思う。