高嶋哲夫のレビュー一覧
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久しぶりに作者のパニックものを読みたくて、手に取った一冊。
石油を生成するバクテリアを発見し、実用化に向け、研究を進める研究者・山之内を巡るサスペンス。
アメリカのメジャー、アラブ諸国のOPEC、日本政府…世界はいつでも石油に飢えている。そんな中、洞窟の中から採取した土壌から発見した細菌には、石油に似た物質を生成する性質を持っていることを発見した山之内。
彼は過去に研究に熱する挙句、研究室で爆発を起こし、自分が教えていた学生たちを死に追いやっていたことを悔いながら生きていた。
そんな山之内が民間の研究施設に移り、もうすぐ実用化出来るところまで来ていたが、その情報が企業スパイにより、あらゆるとこ -
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面白かった、そして怖くなってしまう!
昨年、関東を直撃した令和元年東日本台風(台風19号)を思い出します。
自然災害パニック小説3部作(M8、TSUNAMI、東京大洪水)の3番目に位置付けられている物語だそうですが、時系列でいうと2番目に読むとよいそうで、偶然にもその順番で読んでいます(笑)
M8の登場人物が再登場しています!
ストーリとしては、
大型台風23号と24号が合体して東京へ上陸。
荒川の氾濫による東京水没をどう防ぐかのディザスターパニックエンターテイメント。
まず前半ですが、M8同様に、その災害を予知しながらもどう伝えるかがポイント。
主人公玉城のチームはコンピュータシミュレーシ -
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高嶋哲夫『紅い砂』幻冬舎文庫。
国際紛争小説。随分とアメリカを美化していることに驚かされた。作品としては平凡過ぎるほど平凡。
中米の小国コルドバでは独裁政府による弾圧と麻薬組織の犯罪激化により難民流出が絶えず、アメリカとメキシコの国境ウォールに難民が押し寄せる。対するアメリカ軍は難民数百人を銃殺する。当時、軍を率いていたジャスティス大尉は虐殺者の汚名を着せられ、軍を追われる。家族も仕事も友人をも失い、酒に溺れる日々を過ごすジャスティスにコルドバの独裁政府討伐のミッションが持ち掛けられる……
全くハラハラする所も無く、予想通り、予定通りの展開と結末。実際のアメリカは自国の軍事関連産業の繁栄 -
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シリーズ第4弾。
前作が最終巻かと思っていたが、まさかの第4弾。
一応、これが最終巻とあとがきにも書いてあってので、本当にこれが最終巻なのだろう。
今作では沖縄が抱える基地問題をメインに描かれる。
辺野古の埋め立て地近くで見つかった水死体。自殺なのか、他殺なのか。捜査を進めるうちに、沖縄の深い闇に近づいていってしまう反町達。
実際に沖縄で起きた現職知事の死去による知事選など、時事ネタも挟みつつ、物語は進む。
本土の人間には分からない沖縄ならではの問題を、主人公を本土の反町で設定することで、現地の人々との心の温度も上手く描いていた作品だったと思う。
前作の感想でも書いたが、1年も経った事件の再捜 -
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高嶋哲夫『沖縄コンフィデンシャル レキオスの生きる道』集英社文庫。
沖縄県警シリーズ第4弾。完結編。
再び反町と渡嘉敷の名コンビの活躍が楽しめると思ったら、今回は反町とノエルがコンビを組み、渡嘉敷は後方支援で余り表には出て来ず、非常に残念。シリーズ完結編だというのに物足りなさを感じる。
タイトルの『レキオス』とはポルトガル語で琉球の人びとを指す言葉のようだ。つまり、タイトルは『琉球の人びとの生きる道』ということになる。1972年にアメリカから日本に返還された沖縄は半世紀近く経っても未だに米軍が幅を利かせ、日米地位協定、思いやり予算だなんだと実質的にはアメリカによる支配が続いているように思 -
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面白かった
国際陰謀バイオレンス&サスペンス&ミステリー
途中までは、ハードボイルド、バイオレンス系でどうだかなぁって思いましたが、後半から徐々に真相が明かされてスッキリでした。(笑)
ストーリとしては、元新聞記者の峰先は大学教授の友人を訪ねた帰りに外国人同士の暴行事件に巻き込まれます。その現場で偶然手に入れた一通の手紙。それが第33代米大統領トルーマンの私信。そこには、広島・長崎への原爆投下の決断とその真相が書かれていました。
公式には、その目的はアメリカ軍の損失を最小限にする為となっていますが、その手紙には、アジア人軽視、人種差別的な文言が記載されていました。
この手紙は本物な -
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背筋が寒くなる!
日本の国防を「核の抑止力」から語ったサスペンス。
近未来の日本の姿をシミュレーションしている様な展開でした。
下巻では
ようやく核爆弾を見つけたと思っていたところ、何者かの勢力によってそれが奪われてしまいます。
結論上は、自衛隊の別の組織がその爆弾を無力化したことになっていますが、腹落ちしない真名瀬は独自で捜査を続けることに。
そんな中、再び尖閣で中国と自衛隊のにらみ合いが軍事衝突が起こりかねないほど緊迫感を増していきます。
真名瀬は最後の手段に!
核爆弾を有事回避の交渉手段に使えないか奔走します。
本物の核爆弾を中国、米国に見せることで、日本の核保有、開発力を見せつけ、軍 -
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背筋が寒くなる!
日本の国防を「核の抑止力」から語ったサスペンス。
近未来の日本の姿をシミュレーションしている様な展開でした。
上巻では
国内で日本の核武装に向けた計画書、図面が発見されます。
官邸から全容解明とこの計画を極秘に処理し、なかったことにするよう指示を受ける主人公の防衛省の真名瀬。
捜査を進めていくと、そこには、元自衛隊幹部や大企業も加わっていることが判明。
日本で核爆弾は製造されていたのか?
一方、尖閣では海上自衛隊と中国軍の小競り合いが勃発
尖閣諸島に中国漁民が上陸し、このままいくと、実効支配されかねない状態へ。
火器レーダ照射もされ、一触即発の事態へ。
日米安保条約があると