高嶋哲夫のレビュー一覧
-
購入済み
善き
う~ん。深い。深いな。これは正に今?7年も前の作品とは驚き。周りに優秀過ぎる人材が揃いすぎだし、全てがラッキーに転んだ絵空事。素晴らしいエンターテイメント。……。だけど、確かにこれは一つの道ではある。
-
Posted by ブクログ
高嶋哲夫『EV 日本自動車産業の凋落』ハルキ文庫。
日本の自動車産業の未来を予言するグローバル経済小説。
高嶋哲夫は我々に見せる次なる未来は……
今の時代に珍しく気骨のある日本人として、若き官僚の瀬戸崎敬介の奔走が描かれていて面白い。無論、小説だからこその物事が上手く進む感はあるが。
日本は天然資源に乏しく、高度経済成長期に勤勉さと真面目さでものづくりで経済大国にのし上がった。しかし、次の時代に求められた独創力は無く、通信やITの関連分野で次々と世界に遅れを取り、事業を切り売りするしか無かった。時代は変わり、脱炭素社会の到来に日本は……
コロナ禍からいち早く立ち直り、経済をV字回復さ -
Posted by ブクログ
自分の語彙力で表現できるような内容ではありませんでした。
コロナ禍を経験している全ての人に読んでほしいお話です。
本当に10年前の話・・・⁉と疑いたくなるほど今(2年前から)の状況がリアルに描かれているようで、ずっと鳥肌ものだったし人間って本当に無力なんだなって虚無になりました。私のような人間にはどうもできない未曽有の感染症に対して、自分の身を危険にさらしてまで感染者の方の治療や看護にあたってくださっている全国の医療従事者の方達、危険だってことを知りながらも医療従事者を目指している友達や後輩たちに尊敬の念しかわきません。大感謝の日々です。
人が語るのも大事だけど、この悲惨さをよりリアルに伝える -
- カート
-
試し読み
-
ネタバレ 購入済み
あくまでも物語でした
物語はハリウッド映画的です。
発症の2日前にはウイルスを撒き散らすという事は、医学的には想像の範疇だったのだろうかと今の世界の状況を見て改めて考えさせられます。
現実世界にも決断力のある政治家がいてほしいな〜と思いました。 -
Posted by ブクログ
"違う、と瀬戸口は思った。しかし声に出しては言えなかった。人間は本来自然の一部なんだ。自然とともに生きてきた存在なんだ。それがいつの間にか、人間だけが特別であるかのように考えるようになった。自然を支配するとか、共存するとかおこがましいような気がする。"
科学は凄まじく進歩しているけども、地震の予知は未だ為せていない。
けれども、今の私たちが予知されてどれだけ本気で準備しようとできるか。
この本ではそんな私たちの怠慢を指摘しながらも
いつ来るかわからない地震に対して"そのための準備さえしておけば、地震なんてけっして恐ろしいものじゃない"と言い切っている
-
Posted by ブクログ
複雑にしても仕方ないでしょ。簡単なことさえできないんだから。
火山噴火は地球の呼吸のようなもんだ。人間がいくら騒いでも止められない。ならば受け入れるしかない。そのために準備して被害を最小限におさえる。
1番の問題は、富士山が噴火するなんて誰も思ってないことだ。
山は人の都合なんて考えちゃいない。自然のサイクルの中で形を変え、噴火しているだけだ。人だけが自分の生活を護るために右往左往している。ある意味、勝手なもんだ。
日本人の悪い癖だ。個人としての結論を出さないで、常に責任を逃れようとする。
難しいのはこれから。でも、結果さえ出せば何も言わない。それがマスコミと傍観者でしょ。 -
Posted by ブクログ
辺野古基地の埋め立てしている海岸で、スーツ姿の男の水死体が発見されたことから、物語が始まる。身元がわかるものは一切持っていなかった。事故、事件なのかで、県警と名護署の捜査が始まる。サーフィンが趣味の県警の反町刑事が、殺人と確信して、犯人を探そうとする。
その水死体は、本土のリゾート開発などの建築会社であり、沖縄の機密を知っていることで、殺されたことがわかってくる。辺野古基地の埋め立てに反対する知事の急死。知事は殺されたのか?そして、県知事選挙が始まろうとしていた。
茶髪の名護市会議員島袋理沙。漁師の父親を手伝い、美しい海を護ることが大切だと声をあげ、そのまま市議に当選して、沖縄の歴史を猛烈に勉