首都崩壊

首都崩壊

小説・文芸
836円 (税込)

4pt

国交省の森崎が研究者から渡された報告書。マグニチュード8の東京直下型地震が近く起き、損失は百兆以上に上るという。しかも「東京から人が消える」。森崎は内々に指示を受け対策を練るも地震は発生してしまう。ただ規模は予想未満で安堵する森崎。だが、これはさらなる巨大地震の引き金だった……我々の生活はこんなに危ういのか。戦慄の予言小説。

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首都崩壊 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    面白かった。

    タイトルのような首都崩壊に至る手前で、国家・組織・個人がもがく様が描かれている。

    東京直下型地震により東京が壊滅する事が予測された時さあどうなるか。

    地震による被害はどうなるか、それに伴って経済的な被害はどうなふか、それらに政府や官庁、自治体はどう動くか。民衆はどうするか。
    ただ、本作の本質はそこではなくて、冒頭に書いたように、崩壊が見据えられた中でどうするのか。
    そこを突いて経済戦争を仕掛けられたらどうなるのか。
    どれも読み応えがあった。

    作中の日本は東日本大震災からの復興途上でさらに首都直下地震が予測され、実際にそれに向かって地震が増えていく。そうすると日本の行く末を案じて暗く、閉塞感のあるしゃかいになる。それを一掃する為に遷都が検討される。
    これが実によく出来ていて、今現実の日本でも痒感じられる閉塞感を吹き飛ばすにはこれなんじゃないかとワクワクもさせられるし、よくできている。

    先ほど書いた経済戦争や地震でドキドキもさせられるし、本当によくできている。

    こんな未来なら面白そうだな。と思わせてくれた。

    0
    2026年07月11日

    Posted by ブクログ

    災害対策として首都を東京から別の場所へ移す計画を進めていくチームの物語。モノを移すだけでなく機能も移さないといけない。現実の問題としても考えさせられる内容だった。

    0
    2024年11月20日

    Posted by ブクログ

    首都東京の一極集中は止まるところを知らない。東京の直下型地震が近いと言われて久しいが、東京は人を引きつけて止まず首都圏は広がるばかり・・・。首都圏での新型コロナウィルスの蔓延状況をみると、高嶋さんが描かれた首都移転は必然だと思う。それにしても高嶋さんのパニック小説には感服する。近未来の予言の書としか思えない。当分、高嶋さんから離れられそうにない。(o^^o)v

    0
    2023年04月29日

    Posted by ブクログ

    ただ大地震で崩壊するのではなく、経済的な崩壊もある。大地震を止める事は出来ないが、経済的な崩壊はどうやって止めるのか!
    時の総理大臣が「歴史上の人物」になりたいと遷都を考えたのには笑ってしまいました。
    東京に代わる首都をどこにするのか⁈

    0
    2021年10月05日

    購入済み

    近未来の可能性

    東京直下型地震に対する一つの解決策と言える。現実は、小説の様に事が上手く運ぶか疑問だが、近未来小説としては、地震による崩壊も経済的崩壊も非常に有り得そうで面白いと思いました。願わくば、現実にならない事を祈る次第。

    0
    2021年08月27日

    Posted by ブクログ

    実際に起こりうる話。
    読んでいて怖くなった。
    日本が抱えている爆弾がわかります。
    とても興味深い話でした。

    0
    2018年10月17日

    Posted by ブクログ

    3.11の東日本大震災も踏まえ、首都圏直下地震が起きた事を想定して描かれた作品。

    ここまで上手くいきますかねぇ。確かに、東京への一極集中は、日本の最大のリスク。首都圏直下地震も、いつでも起きる可能性があると言われているので、何某かの対策は必要ですけどね。ここまで上手く行くかと・・・

    その辺りは差し引いても、日本存亡の危機に際して関係してくるのは、やっぱりアメリカと中国なんでしょうね。

    首都圏直下地震が起きるのは、もはや自明の理なので、それにいかに対処していくのかが問われますね。

    0
    2017年11月03日

    Posted by ブクログ

    首都崩壊 というよりも 首都移転計画。
    東京に直下型地震が起こる という設定で、
    国土交通省のわかき官僚 森崎が、
    アメリカ時代の同窓生 ロバートのサジェスチョンで 
    日本の危機を救うという 物語。
    若き官僚は、アメリカ留学の時に、
    首都移転、小さな政府というのがテーマだった。
    確かに、そんなことが 
    あり得るかもしれないという推定の上で、
    官僚、そして 政治家、そのまわりに集まる
    企業家、都市デザイナー。
    そこには 政治家の都合が 優先する。

    それでも 森崎は 
    アメリカのロバートの情報の提供や人脈のおかげで、
    必要なポジションにたつことができた。
    ここでは、村津のスケジュール力、実行力に目を見張る。
    前脇は 地震の専門家であるが、
    テラコンピュータをつかうと
    地震の予測が どうした 正確になるのかが 
    よくわからなかった。
    破局に至らなかった、中国の見えない勢力が、
    日本経済崩壊に手を出していたが
    その具体的な 方策や方法もあまり明らかでないのが残念。
    やはり、もっと 中国を 描かない限り、
    今後の日本の予測は困難と言える。

    0
    2016年12月18日

    Posted by ブクログ

    迫り来る東京直下型地震。5年以内の発生確率90%。
    こんな戦慄の中、物語は始まる。
    原子力科学者でもある作者の高島氏、得意の都市型パニック小説。米国、中国、米国ファンド等を巻き込むストーリーの展開は何とも言えない危うさを・・。
    そこに首都移転が絡み・・・。なぜ、遷都先が岡山県の吉備高原なのか?

    0
    2016年03月03日

    Posted by ブクログ

    迫りくる首都直下型地震。
    それは東日本大震災の比ではなく、首都が被災すれば政府機能が停止し、日本経済、日本そのものの崩壊、そして世界恐慌への連鎖に至る。
    日本国債の格付けは崩落、金融恐慌は目の前。
    そこにつけこむ悪辣ファンド、その背後に見え隠れする中国の陰謀。
    迫真に満ちた著者の筆力に圧倒され、読み手もその世界にはまり込む。
    現実味を帯びた危機、その時、日本を救う手立てはあるのか?

    著者は、首都移転に救いの道を見出す。
    同盟国アメリカの手を借り、国交省のキャリアが活躍し、日本は救われる。しかし、これはあくまでフィクションの世界。
    現実にはこのようにすんなりとはいかないだろう。
    けれども、首都直下、南海トラフの危機は、目の前にある。作家の警鐘に、政府はそして我々はどう答えるか。

    0
    2016年01月08日

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