絲山秋子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ絲山さんの文章はまだ自分には早いと夢を見ずに眠ったの時に思ったのですが、素敵な装丁で購入しました。
最後の2篇辺りから、自分の解釈出来る知識や想像力が足りなくなってきた印象でした。
とてつもなく自由。
それなのに読みやすい。
不穏の中にユーモア
映画のパラサイトは最初テンポ良くユーモアありで進んでいき最後シリアスになるって展開だったと思うのですが、この本にもそれを感じた。
翼とゼッケン
文章、言葉が踊っているような感覚。カーニバル。
とんでもなく自由。しかし、とても理解しやすい、クスッとしてしまう事も多々ある。
そして心動かされる文章の並びや運び。
そして最後の余韻の凄まじさよ。
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Posted by ブクログ
面白かった。
静かな、暗くはない、淡々とした文章が続く。けど、それが心地よく、読んでて癒された。
孤独は必要なもの、大切なもの、人それぞれが持ってて、それを抱えていくことを前提として生きていかないといけないもの。最近、孤独ってことについてあまり考えてなかったなと思う。忘れてた。意識してなかった。でも、普通にとても大切なことだと思い返す。
登場人物が5人くらい出てくるだけど、みんな相手に深入りをしない。それは、実際には、現実には、押しが弱いとか、逃げてるとか、相手のためじゃないとか言われがちだけど、それが肯定的に書かれてて、そういう人たちじゃないと、作れない世界もあるよね。それを否定されるの -
Posted by ブクログ
最高、大好き。
この年末に今年のBEST10更新することになりそう。
生と死の間のような輪郭のはっきりしない世界
時の流れも曖昧で、瞬間は永遠でもある
ほぼ固有名詞はなく、遠くには人が住んでいたような街が見える
そこにいる存在の輪郭は曖昧で、町は輪郭だけが曖昧
そんな世界で編まれる短編9篇
実体を持っているのかいないのか、そもそも実体に意味があるのか分からない世界で、かつての自分の手がかりを探したり、人であった頃の感情に触れてみたり。
「今ここにいること」それが全てて意味なんてない
最後にこの世界の種明かしがされるけど、そんなことはどうでも良くなるくらい全ての話に魅了された
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Posted by ブクログ
先の尖った革靴を履き、中身が薄っぺらいビジネス用語を並べ、いつも言うことがコロコロ変わる男、通称”チャラ男”こと三芳。
彼の周りの同僚達視点で会社の実情、他の同僚について思うこと、世の中のこと、プライベートなことetc…色んなことが語られていきます。
年齢、性格バラバラな人物達が沢山出てきますので、強そうに見えて実は結構気にしてるんだ!とか、こういう人って実はこんなこと考えてるんだ!とか新たな発見が読んでいる間ずっとありました。
こういう人いるよな〜って思うキャラクターがどんどんでてくるので、自分の周りにいる存在する人を当てはめてみて読んでみると、とても楽しめました。
この作品を読むと、今まで -
Posted by ブクログ
⚫︎感想
精神病院から抜け出した男女2人が九州を駆け巡る。方言がとてもいい味を出している。
絲山秋子作品ふ3冊目。男女の友情というか、人間同士の繋がりを気持ちよい読後感をくれるところが絲山作品に通底するところだ。こちらの作品は、九州を必死で駆け巡る2人の珍道中といったところ。ちょっと切なくて、ちょっと笑えて、ちょっといい話。一気読み。
⚫︎本概要より転載
21歳の夏は一度しか来ない。あたしは逃げ出すことにした。
軽い気持ちの自殺未遂がばれて、入院させられた病院から。
逃げるのに思いつきで顔見知りを誘った。24歳の茶髪で気弱な会社員。
すぐに「帰ろう」と主張する彼を脅してすかして車を出させた。 -
Posted by ブクログ
黒蟹県(架空)を舞台にした短編8話。
独立した話ではなく、登場人物やお店の名前などは共通する。そして異彩を放つのは、所々に現れる神。
神も神だが、登場する人たちも総じて緩い。
読んでて楽しいとはこのことかな。
しかし一方で、教訓的なことや人生訓を想起させるような含蓄のある話もあり、飽きない内容だった。
本文より、
世のおばちゃん方がなぜ飴を持ち歩き、人にくれたがるのか、やっとわかった。唾液の分泌が不安定でふとした弾みに口のなかがカラカラになっていることに気づくのだ。だから飴を持ち歩く。人にあげるということは自分でも舐めていいということだ。不調を隠しつつ愛嬌を前面に出して恩を売る。さっと差し