絲山秋子のレビュー一覧
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映画「やわらかい生活」を見て原作も読もうと思って2年近くも経ってしまった。
優子は寺島しのぶ、祥一は豊川悦司になってしまうのは仕方がない。結構強烈なイメージだったから。
登場人物は一致しているが、ストーリーは少し違ったような。
蒲田も重要な役(目)だったように思う。ヨーカドーあったんだ。
初期の頃の絲山作品は結構読んでいるつもりだったが、デビュー作は読んでなかった。なんとなく実際の蒲田を知った今の方が雰囲気がわかって良かったと思う。逆に蒲田を知らなかったら(それが正しい味わい方のような気がするが)、映画も見ていなかったら、どんな感想だったのか。
併録の「第七障害」も良かった。こちらも地名が -
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自分が、新入社員だったころのことを、思い出しました
仕事が上手くできず、上司との関係が悪化して苦しみ、生きるのをやめようと思って、下を向いて働いていた時に、気づいたら隣にいて、笑ってくれた同期がいました
勝たなくていい、負けないでいこうや
そんな気持ちが伝わった気がします
仕事の同期は、友達とは、なんとなく違うような気もします
なかなか、弱音を吐きあうってこともないけど、ぼくが会社を辞めると決めた時も、みんな心配してくれました
本当にありがたかったです
仕事は、とても苦しかった、でも、とても大切な出会いをもらえました
男女の友情が成立するか、ということが、時々議論されたりしますが、仕事では -
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どっちかと言えば俺が旅、だよなあ。俺が旅に出てしまったようなものだよなあ。旅先でもばらばらだったけれど、あとで落ち合うのは楽しかったな。
岡山の夜をかれは思い出していた。(220p)
総てが、旅人視点からの物語だった。1998年から2022年までの大学同級生の男女の話ではあるが、まるで旅人のように初めて見る景色と同様に、着かず離れない2人の初めて知る景色を描いている。
knkt09222さんのレビューに、岡山や松江や三次の話が載っていると聞き、それなら私も‥‥と思い紐解いた。初めと終わり以外は埼玉や北海道や岩手や東京周辺などが舞台になるのだけれど、冒頭に岡山の笠岡や倉敷や岡山市商店街の -
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ネタバレ精神病院=プリズンからの逃亡
博多生まれの花ちゃんと、名古屋生まれのなごやん。
書き出しの〜亜麻布二十エレは上衣一着に値する〜も、最高によくって‼︎
九州の北
博多から、耶馬溪、磨崖仏でヒル、別府、阿蘇いきなり団子、椎葉村で川になごやん流され(よく助けた花ちゃん)、宮崎でエアコンのガス漏れ直し、桜島、指宿知林ヶ島、開聞岳。
福岡の運転マナーを名古屋走りのなごやんがたしなめるのも面白く(花ちゃんの父は木刀積んで運転していると)更に笑った。
がんばったルーチェ。エアコン壊れたけど、ね。
方言も心地よく、ルーチェから流れるTHEピーズの曲♪
終わりが気になって仕方なかったけど…
畑泥棒、 -
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いやー、好きっす!
短篇で、サクサク読み終わるが、もっと読んでいたいと思わせてくれる作品でした。そして、表題作ではなく、収録されていた
もうひとつの作品の勤労感謝の日。こちらがまた、面白かった。どちらの作品も共通して良かったのが、主人公女性のモノローグ。だよねー、って共感してしまいます!
好きだったくだりはバスの運転手の丁寧なアナウンスと裏腹のブレーキングの雑さで「危険ですので,バスが停まってからお立ち下さい」に対しての「こっちは初めから立ってんだよ!その危険の中で」とか
「何が勤労感謝の日だ!無職者にとっては単なる名無しの一日だ。」とか、口悪いけど、なんか主人公好きです。