まっとうな人生

まっとうな人生

1,892円 (税込)

9pt

ひょんな場合で偶然再会することになった「花ちゃん」と「なごやん」。あの『逃亡くそたわけ』から数十年後、富山県を舞台に、家族を持ったふたりの新たな冒険の幕を開ける。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

まっとうな人生 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    最初から最後まで花ちゃんの呟きがそっくりそのまま胸に沁みる。病気、コロナ禍、親の死、家族。

    富山を舞台に、まったく今の自分とは関わりのない、そう小説なのだから関わるはずもないのだけれど、わかるわかるわかるとなりながら読む。近しくもないのに近い、なんなら自分なのではないかという感覚。

    0
    2025年10月13日

    Posted by ブクログ

    『逃亡くそたわけ』の単純な続編かと思いきや、富山を舞台にコロナ禍の日常を描く冴えた視線のエッセイとも言うべき作品だった。いくつも振り返りたくなる省察が含まれていて、それでいて「たびのひと」と呼ばれるよそ者の視点から富山のローカルな日常のあれこれが民俗的に描かれていて、物語性のなさがちっとも気にならず

    0
    2023年06月12日

    Posted by ブクログ

    精神疾患を抱えながら日々を生きていくってなるほどこんな感じなのかもしれないなぁと、リアルを感じた。
    症状の波をうまく手懐けながら、でも時々大きな波にのまれそうになって慌てたりしつつ暮らす主人公と、その苦労やしんどさを肌感覚でわかろうとしながら共にいる家族。
    そこにはかけがえのない絆があるけれど、だか

    0
    2023年05月22日

    Posted by ブクログ

    前編から、コロナ禍の今で生きてるはなちゃんとなごやん。はなちゃんの 物事の捉え方が 切なくて愛おしい。

    0
    2022年11月21日

    Posted by ブクログ

    アキオちゃんは俺だ。「あたし」もそうかもしれない。と思わせる旨さ。
    地方都市のリアリティを見事なまでに言語化している。さらに、移りゆくコロナ禍における誰もが持った漠然とした不安感が、ストーリー本編にさらりと編み込まれているのがとても良い。

    0
    2022年09月23日

    Posted by ブクログ

    すごくすごく良かった。
    全体的に「わかるなぁ〜」って感じで、ここ数年の2019〜2022年を舞台にしていて身近な感じも珍しくて良かった。コラムみたいな感じ。
    あと、福岡出身の主人公が富山で暮らすという地方感も良かった。富山が識れて面白かった。

    『まっとうな人生』は『逃亡くそたわけ』の続編で、実際に

    0
    2022年09月17日

    Posted by ブクログ

    花ちゃんとなごやんが「まっとうな人生」なんて…置いていかないで、私と一緒に逃げ続けようぜ…という気持ちで読み始めた本。

    花ちゃんもなごやんも結婚して新しい家族と生活を持っている。マジか。偶然再会する2人。マジか。
    始まるコロナ禍と、交流と、家族と、ただ毎日が過ぎていくだけを描いた小説でした。でもそ

    0
    2024年09月17日

    Posted by ブクログ

    「逃亡くそたわけ」の続編といえば続編。本作単品でも十分に面白いが、前作を読んでいるとより細かいところの意味合いが感じ取れる。
    一言でいうと家族の小説。ちょっと詳しくいうと家族を含めた様々な世代の老若男女のコミュニケーションの難しさ、大切さを問う小説。
    最後の章は特に含蓄に富んだセリフが続く。
    主人公

    0
    2024年02月19日

    Posted by ブクログ

    言葉の使い方が絶妙。
    精神疾患を抱える主人公の気持ち、共感できる。

    ー元気な時は想像力が不足しがちだ。落ち込んでいる人に面と向かって「出口のないトンネルはない」とか「明けない夜はない」などと言ったりする人もある。あるよ。出口のないトンネルはブラックホール。明けない夜は宇宙。ー

    すごく響いた。

    0
    2023年11月28日

    Posted by ブクログ

    やっぱり絲山秋子先生のロードムービー的小説世界が好き。
    ぐぐるまっぷでルートをたどりながら読んでしまう。

    0
    2023年05月04日

まっとうな人生 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 小説

小説 ランキング

絲山秋子 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す