絲山秋子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「いつか君に出会って欲しい本」で紹介されていたので読んでみる。短編が3作。
2本目がタイトルの「沖で待つ」
新卒で入った住宅関連会社の同期の男女、営業所は離れたり、片方は結婚するものの友情は続きどちらかが死んだら「パソコンのHDDを壊す」約束をする話。
新卒で入った会社で同期とワイワイやっていた事は、私もとても楽しい記憶の1つで、その頃を思い出したりして楽しい。間違いなくそれも青春の欠片だと思う。この約束の話は聞いたことがあり、この本読んだことあったっけかな?とログを見直すも無い、なんだったかな。
さんさくめは、ひらがなばかりでよみずらかったのでななぺーじめで、よむのをやめた。
1作目 -
Posted by ブクログ
ネタバレ人のゴールは死しかないもんなと、(悲観では無く)静かに受け入れられる本。
結局、人の「真実」なんて確かめようが無い。
あるのは、誰の目から見ても確かな死だけ。
こう書くと、ものすごく暗くて陰惨な物語のようだけど、読み口は不思議なほど重たく無い。
わりとボリュームのある本だけれど、他の方の感想にもある様に一気読みさせられる。
面白くて面白くて辞められない!と言うより、
淡々と無理のない速さで歩いているから、ついいつもより長く歩いて遠くまで来てしまった、という感じ。
無性に空港に行きたくなったし、飛行機に乗りたくなった。
空港と空の上の空間は、確かにあの世とこの世の中間みたいだなと感じていた。 -
Posted by ブクログ
表紙がとても綺麗で手に取りました。
二十四節気は知っていても、それをさらに三等分した七十二候は知らない人が多いのでは?
わたしも今回初めて知りました。
雉始雊(きじはじめてなく)というように、動詞で示されているのが、分かりやすい。
どれも現代人にも理解できるもので、時代が変わっても季節の移ろいは変わらないものだなと思います。
この本では、二十四節気の春夏部分を抜き出し、また、各節気の真ん中の七十二候をタイトルに各自が短編をお書きになっています。
思えば、短い作品は触れてこなかったので、どれも不思議な余韻を残す終わり方で、こちらの想像力や読解力を掻き立てるなぁと短編の面白みを初めて知りま -
Posted by ブクログ
ある地方都市の食品会社で「チャラ男」であると自他ともに認める中年男性を、さまざまな人の目を通して描く連作短編集。
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ジョルジュ食品の営業を担当する岡野繁夫(32)は、今日も各取引先を回っていた。
岡野は要領の悪い人間だが、営業という仕事は気に入っている。どこから弾が飛んでくるかわからない社内で気を張り詰めているよりも、外へ出て自分のペースでノルマをこなす方が性に合っていると思うからだ。
その日、外回りを終えた岡野繁夫が事務所に戻ると、同僚の山田さんが逮捕されたと耳にした。以前からあった窃盗癖が顔を出したらしい。
警察での事情聴取に社長が直々に出向くことになった