絲山秋子のレビュー一覧

  • エスケイプ/アブセント

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    左翼とアナキストの双子の新しい生活を描いた連作です。
    ほとんど独白で終わりちょっと短すぎる印象です。まあまあ。

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    2010年07月17日
  • エスケイプ/アブセント

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      おれは必死だよ。でも、必死って祈ることに少しは似てないか。

     不在っていうのは影みたいなもんだ。エスケイプしたら不在が残る。教室に、家に、あらゆる、いるべき場所に不在は残る。(中略)不在は美化される。

    * * * * *

     フランス人なのに日本語しか話せないコスプレ神父。法衣を纏ったら似合ったからという理由で神父になったというくだりは、この本で絲山さんが書きたかったことの例えだと思う。つまり、外側から作られる場合もあるということ。本当に自分の中から出て来るものって少ないんじゃないかということ。人間は不確かで脆い。

     人生についての本。人生を思いっきり軽い口調で語った本。相変わらず

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    2010年06月10日
  • エスケイプ/アブセント

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    職業的革命家だったおれもいまや40歳目前。
    革命なんて時代遅れなんだよと、遅きに期すが趣旨替えして、可愛い姪の子守に妹の経営する保育所で、働くことにする。

    その前に、夜行寝台列車で京都まで旅にでる。ここは思い出の地。
    「不在は美化される」
    このフレーズのかっこよさ。
    「不在っていうのは影みたいなもんだ。エスケイプしたら不在が残る。あらゆる、いるべき場所に不在は残る」

    おれの双子の片割れ探しは、不在の確認だった。

    アブセントは、その片割れの現在を描く對の物語。

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    2010年02月18日
  • エスケイプ/アブセント

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    “革命”っていわれても、ピンとこないんだよなぁ。しかも、その革命ですらあまり絡むことなく終わっちゃうし。
    主人公たちが何度も、「俺の人生ってなんだったんだろう」ってゆってるけど、それはこっちがききたい。この物語って…なんだったんだろう…
    ただ、そうやって“なんの意味もないこと”について意味もなく悩んでしまう無力な人間のことは、決して嫌いではない。

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    2010年01月29日
  • エスケイプ/アブセント

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    短編作品。読みやすかったけど、暫くしたらモヤッとする感情もわいてきて・・。決して不快や重いという訳ではなく、なんか夏の倦怠感を思い出しました。「アブセント」の彼女の実家、知っている場所だったのでちょっと驚いた。

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    2010年01月25日
  • エスケイプ/アブセント

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    軽くて、すぐに読み終わります。
    会話もすごくテンポよく進んでいくし、
    地の文の中でも、主人公である正臣の語りは、
    軽快な口語文で進んでいくから、読んでいて楽しい。

    でもむつかしい。
    琵琶湖は、何の象徴だったんだろう。

    よく考えてみると当たり前のことなんだけど、
    活動家でも、葛藤し続けて、楽しいこともあって、それが人なんだけど、
    自分は今までそんな風に見てこなかったな。
    いま、もう一度「二十歳の原点」を読めば、高野悦子さんが考えていて、
    多くの人の心を打ったものが何なのか、わかるんだろうな。

    やっぱり本を読むって楽しいな。

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    2009年12月31日
  • 絲的メイソウ

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    絲山さんの作品が好きで最近好んで読んでたんですが、
    新聞とかにたまにエッセイ載っててもチェックしています。
    というわけでエッセイも見ましたが面白い!!
    なんというか、サラリーマン経験しているって経歴が、
    私の中ではやっぱり面白みがあるなあと思います。

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    2009年10月12日
  • イッツ・オンリー・トーク

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    080513(a 080706)
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    101205(a)

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    2019年01月16日
  • イッツ・オンリー・トーク

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    眠ること、と寝ることは違う。寝る、ことはなんだかとても哀しい。眠れないことも哀しい。

    デビュー作なのか…と思うとなんだか納得。「袋小路の男」に比べて軽い…?と最初は思ったのですが、このキャラクター性の強い登場人物をまとめて運んでいくのに、丁度良いという印象にまとまりました。

    眠る、ことは哀しいと思う作品でした。

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    2014年05月31日