絲山秋子のレビュー一覧

  • エスケイプ/アブセント

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    職業的革命家だったおれもいまや40歳目前。
    革命なんて時代遅れなんだよと、遅きに期すが趣旨替えして、可愛い姪の子守に妹の経営する保育所で、働くことにする。

    その前に、夜行寝台列車で京都まで旅にでる。ここは思い出の地。
    「不在は美化される」
    このフレーズのかっこよさ。
    「不在っていうのは影みたいなもんだ。エスケイプしたら不在が残る。あらゆる、いるべき場所に不在は残る」

    おれの双子の片割れ探しは、不在の確認だった。

    アブセントは、その片割れの現在を描く對の物語。

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    2010年02月18日
  • エスケイプ/アブセント

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    “革命”っていわれても、ピンとこないんだよなぁ。しかも、その革命ですらあまり絡むことなく終わっちゃうし。
    主人公たちが何度も、「俺の人生ってなんだったんだろう」ってゆってるけど、それはこっちがききたい。この物語って…なんだったんだろう…
    ただ、そうやって“なんの意味もないこと”について意味もなく悩んでしまう無力な人間のことは、決して嫌いではない。

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    2010年01月29日
  • エスケイプ/アブセント

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    短編作品。読みやすかったけど、暫くしたらモヤッとする感情もわいてきて・・。決して不快や重いという訳ではなく、なんか夏の倦怠感を思い出しました。「アブセント」の彼女の実家、知っている場所だったのでちょっと驚いた。

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    2010年01月25日
  • エスケイプ/アブセント

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    軽くて、すぐに読み終わります。
    会話もすごくテンポよく進んでいくし、
    地の文の中でも、主人公である正臣の語りは、
    軽快な口語文で進んでいくから、読んでいて楽しい。

    でもむつかしい。
    琵琶湖は、何の象徴だったんだろう。

    よく考えてみると当たり前のことなんだけど、
    活動家でも、葛藤し続けて、楽しいこともあって、それが人なんだけど、
    自分は今までそんな風に見てこなかったな。
    いま、もう一度「二十歳の原点」を読めば、高野悦子さんが考えていて、
    多くの人の心を打ったものが何なのか、わかるんだろうな。

    やっぱり本を読むって楽しいな。

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    2009年12月31日
  • 絲的メイソウ

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    絲山さんの作品が好きで最近好んで読んでたんですが、
    新聞とかにたまにエッセイ載っててもチェックしています。
    というわけでエッセイも見ましたが面白い!!
    なんというか、サラリーマン経験しているって経歴が、
    私の中ではやっぱり面白みがあるなあと思います。

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    2009年10月12日
  • イッツ・オンリー・トーク

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    2019年01月16日
  • イッツ・オンリー・トーク

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    眠ること、と寝ることは違う。寝る、ことはなんだかとても哀しい。眠れないことも哀しい。

    デビュー作なのか…と思うとなんだか納得。「袋小路の男」に比べて軽い…?と最初は思ったのですが、このキャラクター性の強い登場人物をまとめて運んでいくのに、丁度良いという印象にまとまりました。

    眠る、ことは哀しいと思う作品でした。

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    2014年05月31日
  • 逃亡くそたわけ

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    面白いのですがね、最後が締まらないと言うか。。
    沢山の薬の名前が出たり、病状など随分下調べをしてるのだなぁと思いながら読んでたのですが、絲山さん自身が躁うつ病で長期休職した経験があるのですね(というか、本人のHPによれば今も通院中)。女・北杜夫?(笑)
    過程は面白い。まるで脱走した重罪人が追い回されるような思い込みで逃げ回りつつ引き起こす騒ぎはなかなかです。なごやんと私の掛け合いも良いですし。でも、この最後はなんなんでしょうね。なんか無理やりプツンと切られたような気がします。そのせいで、どうもまとまった印象がつかめ無くなりました。

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    2016年08月16日