絲山秋子のレビュー一覧

  • 海の仙人

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    宝くじにあたった河野、店員を辞め、敦賀の空き家を買い取って一人暮らし。元同僚のサポーター片桐、ヘビーワーカーの恋人かりん。いるとはなしに、仙人ファンタジー。

    人間ではない仙人の存在が不自然ではない、だけど現実的でもある、不思議な世界ですね。人間界のドロドロがない。

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    2016年05月07日
  • 不愉快な本の続編

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    だらしない男の話。

    続編てそんな本なかったけどなと思ったら
    そういうことだったんだな。
    当然あらちは全く覚えとりません。

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    2016年02月13日
  • 絲的炊事記 豚キムチにジンクスはあるのか

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    美味しい料理ができたばかりだけではなく失敗もあけっぴろげに書いています。
    文章自体も竹を割ったような感じで堅苦しくありりません。
    だから堅苦しくなく読めました。

    私はこの作家さんを勉強不足で知りませんでした。
    だから鬱って言葉がやたらでてくると思って調べたら精神疾患を患っていたんですね。

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    2015年11月09日
  • イッツ・オンリー・トーク

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    さらっとしてる。まさにイッツオンリートークって感じ。終わり方は好き。構成も。他の作品も読んでみたい。

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    2016年03月08日
  • イッツ・オンリー・トーク

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    ・すべては無駄話さ。
    ・醒めた筆致。
    ・アウトサイドに行きかけている人たち。
    ・アンニュイな生活。
    ・心と躰の感覚の乖離。

    第七障害
    表題作がクールなら、こちらはビタースイート。
    愛馬を殺してしまったと思う女性が、時を経て人と関わり、乗り越えるまで。

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    2016年09月20日
  • ばかもの

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    筆者特有のテンポのよい文体のおかげで、激しさや深刻さが、淀みなく、流れていく。
    恋愛って別に美しいわけではなく。
    人間って別に高尚な生き物というわけではなく。
    等身大の自分と向き合ったような気分になり、恥ずかしくもほっとした。

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    2015年04月06日
  • 妻の超然

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    ネタバレ

    この著者の本は初めて.
    歳をとるごとに諦めが人生を覆い,超然とならざるをえなくなる.そうならないためには膨大なエネルギーがいる.
    そういうことを実感してしまうと,この小説はやりたくもない復習をしている感じ.そういう気持ちにさせてしまうほど,うまくかけてることなのかも.

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    2014年10月18日
  • 末裔

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    自分の家に入ろうとするが鍵穴がない。困っているところで不思議な男に出会い、泊まるところを紹介され一息をつく。しかし数日たつとそのホテルも跡形なく消え、今は誰も住んでいないと思われるが昔お世話になった叔父の家がある事を思い出し、電気も通わない家に泊まる事にする。そんななかで自分の親の事、親戚の事、家族の事を考える、どんどん不思議な人との縁がうむ出来事に巻き込まれていくという不思議なお話でした。

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    2014年08月31日
  • 忘れられたワルツ

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    ひとが感情的になっているとき、わたしは真っ白になった脳みそを抱えて戸惑う。ひとの感情がわからないから、共感しろと言われるのが一番困る。冗談がわからないし、嘘かもしれないと思ったら相槌を打つこともできない。
    (P.92)

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    2014年07月24日
  • ばかもの

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    ばかものな男の子と、ばかものな女の人のはなし。こんなおかしなものも書くんだ、と思いつつ。わたしが惚れ込んだ絲山秋子の圧倒的な憤りは見えないな、と思いつつ。

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    2014年06月11日
  • ラジ&ピース

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    絲山女史の作品を
    追っかけているわけでないし
    すべてを読んだわけでもないけれど
    基本的に病んでいるものが多い。

    そうじゃない絲山女史を読んでみたい
    今回は特にそう思った。

    そう思っていたら
    オマケの一編『うつくすま ふぐすま』はかなりいい。

    『逃亡くそたわけ』に出てくる

    "亜麻布二十 エレは上衣一着に値する"

    といい、
    女史は言葉を切り取るのがとても上手い。

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    2014年06月10日
  • エスケイプ/アブセント

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    職業的革命家をドロップアウトした正臣、偽神父のバンジャマン。彼らはともに、いわばかけがえのない青春期を失ってしまった。そして、過去における継続的な挫折のゆえに将来への展望もなきに等しい。小説のアイディアとしてはわからなくもないが、やや作為的に過ぎるようにも思う。タイトルの所以となったジョディ・ハリスとロバート・クインの「エスケイプ」も職革の過去には違和感が否めない。一方の「アブセント」は、もう少し自然だが、その分インパクトには幾分か欠けるだろう。小説のテーマは「喪失」であり、読後には一抹の寂寥感が残る。

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    2014年04月19日
  • イッツ・オンリー・トーク

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    デビュー作らしい初々しさのある中編二作。絲山さんの小説は、タイトルがいいな。『全てはムダばなし』。あとがきで、絲山Aは働く女共感もの。絲山Bは精神的に破綻したひとたちがいっぱいでてくるもの。とあって、ああそういえばそうかなぁと思う。

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    2014年04月08日
  • 忘れられたワルツ

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    絲山さんの作品に出てくる女性の恋愛観はすごく共感できるなぁと思いました。

    地震にまつわるあれこれは、やはり読むと複雑な気分になってしまう。いろんな想いが入り混じって。

    だから、読後の気持ちも複雑。

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    2014年04月06日
  • 絲的炊事記 豚キムチにジンクスはあるのか

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    鬱なあなた、食いっぱぐれるほど忙しいあなたに、一番簡単で一番ボリュームがあって一人分の量の増減が簡単で材料買い置きができて、しかも嫌な世間を忘れられる空前絶後百鬼夜行天網恢々疎にして漏らさずスーパーエコノミカルグレイテストリミテッドなおすすめ料理、それはズバリ豚キムチです。他の何にも負けない自信を持って申し上げます。(私ってほんとに鬱かよ)
    (P.68)

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    2014年02月27日
  • 末裔

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    絲山秋子の長編。家族であることとは、を、定年間近の省三の視点から描く。父や叔父、自身の生い立ちを辿りつつ、最後に戻ってくるまでの話。メモ。(1)何かを始めるということ。それは本当に恥ずかしいことだ。…でも、一度位いいではないか(2)が待っていたのは終わりじゃなくて変化だったのかもしれない。

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    2014年02月22日
  • 妻の超然

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    妻の超然、下戸の超然までは、面白く読んだ。

    でも、作家の超然がよく分からないまま終わってしまった。読後感はいまいち。

    下戸の超然、女性の身勝手さがすごくうまく描かれている。まるで自分を見ているかのようだった。

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    2014年02月14日
  • ばかもの

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    絲山秋子の作品は6冊目になるが、多彩な世界を描く多才な作家という印象だ。主人公のヒデは、これという原因や理由も見いだせないままに(しいていえば、額子に捨てられたのが原因か)、泥沼のようなアルコール依存症に陥っていく。小説が東京を舞台に描かれていたならば、彼は立ち直れないままだっただろう。ところが、まだ濃密に地縁や血縁の生きる高崎であったことが彼を救っている。しかも、そこにさえ居づらくなった先には片品という、さらなるアジールが用意されていた。ただ、分らないのは、この小説が「想像上の人物」を必要としたことだ。

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    2014年02月10日
  • 忘れられたワルツ

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    ネタバレ

    震災にまつわるような、きっかけにしつつも遠巻きにしているような、そんな短編集。当たり前にありそうで、少し不思議な要素が混じっている。でもその「当たり前」と「不思議」の境界線なんて、もともと曖昧なものだよねと、そう思わされるような一冊。最初の方の短編は、絲山さんのイメージとちょっと違うかなと思っていたのだけれど、途中から最後にかけては、やっぱり絲山さんだなと思うような感じで、あの、なんというか少し病んでいるような、危うい方に片足だけどっぷりと浸かっているような、そんな感覚。それはそれで、「ここでしか読めない」ものではあるのだけれど、この前半の部分こそが私としては面白くて、今後の絲山さんにも期待だ

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    2013年09月29日
  • 忘れられたワルツ

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    結婚しない、できない女の人の話を書かせたらこの人の右に出る人はいないのではないか。女装に目覚める人やアスペルガーだと気づく女の人の話なんて、奇想天外な話。決して半沢直樹見て元気を出すことのなさそうな男の人や絶対美ST読まなさそうな女の人、そんな地方に住む普通の人々の話ににひととき現実逃避できた。

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    2013年09月22日