絲山秋子のレビュー一覧
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またまた、完全に女を捨てて
サービス精神満点!
一つ一つについて語りたいくらいだわ。
この人、どんな小説書くんだろう。
意外にくっらーいヤツじゃないかな?
電車で読むのはやめた方がいい。
不意に笑い出す変な人になっちゃうから。Posted by ブクログ -
どの一瞬も決定的であることに間違いはないけれども、やはりそれでもその前後とでは決定的に地球がずれてしまうようなできごとが存在する。その出来事のあとには人々は今までの地球とは別の場所で生きていかなければならない。その違和感、喪失感を静かにすくい取って描いた作品。すばらしい。Posted by ブクログ
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短篇が7つ.どれも登場人物はわずかだが、それぞれ特異な個性を持っている.小利口くん、魚住、巽と出会う女性、峰夫、津田、風花、増田喜十郎.読んだ後、何故か内田百閒の”冥途”を思い出した.少しぞっとするのが似ているからかな.Posted by ブクログ
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いやー、好きだなーこういう人。毒舌笑
テンポ良くスパスパ切り込んでくる。
小説とはまた違った文章の巧さが心地よい。
それから、作家としてのしたたかさを感じた。
絲山秋子、こんなにエッセイの面白い作家とは思わなかった。
ぽんぽん読んでしまった。
他のエッセイも読んでみたいなーPosted by ブクログ -
よいです(*^_^*)
短編集なので、サクッと読めます。
それにしても、ムダがないというか
作品の描き方がとっても上手いです。
他の作品も読みたくなりました。Posted by ブクログ -
絲山さん、いつもながら小説作品はクールなのに実物が面白すぎます。
言葉遣いも女性としては全くダメなところは絲山作品を知らずに本書だけ読めば敬遠してしまいそうですが、自分としてはこのギャップがクセになります。Posted by ブクログ -
これは良かった。どれも不思議で不穏な味付けで、でもそういう場合に得てしてありがちなようにどれも似通っているというわけでもない。NRや忘れられたワルツの怖さ、神と増田喜十郎のペーソス。Posted by ブクログ
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『作家の超然』
梶井基次郎の『櫻の樹の下には』を思い出しました。美しい櫻の樹の輪廻、樹の中の腐っためぐり、その中に自分や自分の作品もあることを、この絲山さんという作家は強く思っているんだな、と感じました。
容赦ない書き方をする人だな、自分に厳しいんだろうな、と思います。Posted by ブクログ -
久々に読んだ、絲山秋子。
たぶん私は、この人の意地悪さ加減が、好きなのだな。
前半は割とコミカルな展開の話が多く、後半は、ちょっと変わった人が出てくる話が多いようだ。Posted by ブクログ