絲山秋子のレビュー一覧

  • 忘れられたワルツ

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    やばいやつ。帯で伊坂さんが、天才のふりじゃなくて本物って言ってたのに、おーっと思ったけど、それ以上に1頁めをひらいて惹かれた。
    透明なひとだと思った。棒読みじゃないけど、淡々としている。恋愛で話が始まるのに、最後は地震や災害の話だった。他のも最後は地震。あのあとに書いたからだとは思う。
    すごかった。ふつうに見えるからうっかりするけど、これはたぶんやばいやつ。いつのまにか染み込んでとれない痣みたいな。けっこうすきだけどね。笑

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    2014年07月11日
  • 妻の超然

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    小説のような、絲山氏の主張を込めたエッセイのような、とにかく言いたい放題の作品でした。
    絲山氏らしくて良いです。

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    2014年07月02日
  • 妻の超然

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    超然、とは。超然とはなにかなんて、普段は全く思い至りもしないのだけれど。あえて超然を選び、超然であるということについてとことん追求するということ。その前衛性の素敵さにくらくらとする。3つの超然がててくるが、表題の妻の超然は実験的な手法もあり、はっとさせられるような鋭さがあり、これこそがわたしの愛する小説であり。作家の超然における、突き放した二人称がとても楽しい。作家であるおまえは、と突き放すひとそれ自身が作家であるという構造のおかしみとストーリーの痛切さ。とにかく素敵な。

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    2014年06月11日
  • ばかもの

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    長らく積んだ。想ったより数倍ロマンチックな恋愛小説。文章にリズムがあるからかするすると読めるのだけど、今回は少しずつ。読み終わるのが惜しくて、とかではないけれど。
    ヒデが駄目な奴かどうかはともかく、こういう男(便宜上ダメ男)を書かせたら作者は人後に落ちない。
    最初から既に、道を踏み外し転落しそうなオーラに満ちた男と、いかにもな危うさを持った女。何かしらの意味で「壊れてしまった」人たち。
    酒におぼれたり友人が宗教にはまったり。嘘やん、と思うくらい坂道を転がるような展開は、いかにも社会の不条理を表しているようで一種の寂寥感を覚えはするけれど、語り口がユーモラスだから服無きまま木に括り付けられた主人

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    2014年03月04日
  • 絲的メイソウ

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    またまた、完全に女を捨てて
    サービス精神満点!

    一つ一つについて語りたいくらいだわ。
    この人、どんな小説書くんだろう。
    意外にくっらーいヤツじゃないかな?
    電車で読むのはやめた方がいい。
    不意に笑い出す変な人になっちゃうから。

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    2014年01月08日
  • 絲的サバイバル

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    焚き火焚き火〜
    焚き火の傍らでコーヒーなんていいな。
    女を捨ててサービス精神満点な感じ

    とりあえず1人はイヤ。
    1人はやめて。

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    2014年01月08日
  • 忘れられたワルツ

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    どの一瞬も決定的であることに間違いはないけれども、やはりそれでもその前後とでは決定的に地球がずれてしまうようなできごとが存在する。その出来事のあとには人々は今までの地球とは別の場所で生きていかなければならない。その違和感、喪失感を静かにすくい取って描いた作品。すばらしい。

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    2014年01月07日
  • 忘れられたワルツ

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    恋愛は雑用だと言い切るアラフォー女性 金子の「恋愛雑用論」、強震モニタばかり眺めている魚住と井出(美人)…女2人のパジャマパーティー的な「強震モニタ走馬灯」、恩師の葬式へ向かう巽とオーロラを運ぶ女性の一瞬の交流を描く「葬式とオーロラ」、理屈っぽい彼氏にアスペルガーと指摘される女性の「ニイタカヤマノボレ」、見たことも聞いたこともない駅から帰れない(ノーリターン)になってしまう中年サラリーマン2人の「NR」、ストレス性の痒みの発作に襲われる風花の「忘れられたワルツ」、齢七十を超えて女装の鍛錬を積んだ増田と退屈しきった神の「神と増田喜十郎」。
    相変わらず、よく分からない世界観です。共通テーマは震災か

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    2013年12月29日
  • 忘れられたワルツ

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    短篇が7つ.どれも登場人物はわずかだが、それぞれ特異な個性を持っている.小利口くん、魚住、巽と出会う女性、峰夫、津田、風花、増田喜十郎.読んだ後、何故か内田百閒の”冥途”を思い出した.少しぞっとするのが似ているからかな.

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    2013年12月08日
  • 末裔

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    絲山さんが長編を書くとこうなるのか、という新鮮さ。
    何にしても絲山さんの小説に出てくる人物は当たり前の感性を当たり前に具えていて、それなのにちゃんと一人の人間であるというあたりまえの個性があって好き。

    定年間近、妻を数年前に亡くし子供二人も自立して家にはいない。そんな家(ごみ屋敷)の鍵穴がある日突然塞がってしまい、入れなくなる。

    現在の「家」に入れないのなら自分が属するもうひとつの「家」をたどってみようと思うのは自然な流れかな。
    この人大丈夫なんだろうか、と思って読み進めていたけど最後は明るく終わってくれて安心した。

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    2013年09月22日
  • イッツ・オンリー・トーク

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    再読
    表題作はのち映画化「やわらかい生活」、落馬事故で馬を安楽死させたことに罪を感じている女を描く「第七障害」収録

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    2013年09月15日
  • 妻の超然

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    方々より面白いという噂を聞きつけ,読んでみました.
    妻の超然,下戸の超然,作家の超然の全3編.
    この作品,面白いのは間違いないのだが,なんとも不思議な面白さなのだ.一番のおススメは断トツで妻の超然だろう.結婚10年の冷めた夫婦の物語.妻の強かさと,夫の滑稽さが際立っている.どこの家庭も一緒なのかな.一家の大黒柱だと胸を張る夫・・・を手のひらで転がす妻.会社の信頼が厚いと嘯く夫・・・を手のひらで転がす妻.異性にモテると鼻息を荒くする夫・・・を手のひらで転がす妻.つくづく男はバカなのだ.一生,妻の手のひらから逃げ出すことは不可能だろう.まるで孫悟空だ.

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    2013年09月08日
  • 忘れられたワルツ

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    ネタバレ

    淡々と進んでいく文章の中に、ドキッとするほど深いものがある。震災以降、また大きな「何か」がやってくると仮定しての話もあって、少し背すじが寒くなった。しかし文中の人物は、そのことを神の仕業として静かに受け止めている。
    表題作「忘れられたワルツ」は、ちょっとよく理解できなかった。「ニイタカヤマノボレ」と「NR」が好き。

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    2013年08月12日
  • 絲的メイソウ

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    いやー、好きだなーこういう人。毒舌笑
    テンポ良くスパスパ切り込んでくる。
    小説とはまた違った文章の巧さが心地よい。

    それから、作家としてのしたたかさを感じた。

    絲山秋子、こんなにエッセイの面白い作家とは思わなかった。
    ぽんぽん読んでしまった。
    他のエッセイも読んでみたいなー

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    2013年08月09日
  • 忘れられたワルツ

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    よいです(*^_^*)
    短編集なので、サクッと読めます。
    それにしても、ムダがないというか
    作品の描き方がとっても上手いです。
    他の作品も読みたくなりました。

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    2013年08月08日
  • 忘れられたワルツ

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    奇しくも「神は死んだ」と重なるところもあったりして。連作短編の後半になるに従って此岸と彼岸の境界が曖昧になっていく。

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    2013年08月04日
  • 絲的炊事記 豚キムチにジンクスはあるのか

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    絲山さん、いつもながら小説作品はクールなのに実物が面白すぎます。
    言葉遣いも女性としては全くダメなところは絲山作品を知らずに本書だけ読めば敬遠してしまいそうですが、自分としてはこのギャップがクセになります。

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    2013年07月23日
  • 忘れられたワルツ

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    これは良かった。どれも不思議で不穏な味付けで、でもそういう場合に得てしてありがちなようにどれも似通っているというわけでもない。NRや忘れられたワルツの怖さ、神と増田喜十郎のペーソス。

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    2013年07月22日
  • 末裔

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    ネタバレ

    家の鍵穴がなくなるなんて、あり得なそうもないのに、読んでいるうちに「アリかも」な気分。
    なんとも果てしなく寂しい中年男、と思ったが、最後はそうでもない感じ。

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    2013年07月14日
  • 忘れられたワルツ

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    久々に読んだ、絲山秋子。

    たぶん私は、この人の意地悪さ加減が、好きなのだな。

    前半は割とコミカルな展開の話が多く、後半は、ちょっと変わった人が出てくる話が多いようだ。

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    2013年06月25日