絲山秋子のレビュー一覧

  • 沖で待つ

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    何かに絶望してしまった人たちに読んでほしい作品です。「沖で待つ」は、同期の社員が亡くなってしまい、その同期の家にある目的のために行くのだが、その家に亡くなったはずの同期がいた。
    読んでて、どこか怪談かと思わせるような少し怖さを感じました。でも最後には、少し涙がでてくるような作品でした。

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    2023年10月09日
  • 沖で待つ

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    絶望を感じてる時、なんで自分だけがこんな目にと孤独感と苛立ちに苛まれるが、実はそばに見守って助けてくれる人がいる。そういうことに気づかせてくれる内容でした。

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    2023年08月18日
  • 不愉快な本の続編

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    呉から始まり、各地を転々とし、呉に終わる話。主人公が終始好きになれず、物語にも結局いまひとつ肩入れできなかった。

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    2023年06月06日
  • 夢も見ずに眠った。

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    岡山で不機嫌になった沙和子が自分に被った。同じ場所にいて感じ方は違くても、同じものを見れて会話ができるということは大切な時間なのだと思った。

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    2023年06月06日
  • イッツ・オンリー・トーク

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    読んでる間は終始心地よくて、あっという間に読み終わってしまった。
    分からないけど何となくわかる気もする
    表題も好き。

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    2023年05月29日
  • 妻の超然

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    「妻の超然」「下戸の超然」「作家の超然」から成る。前ふたつは、共感できたりと面白かったが、作家の超然は難しかった。何度か読めば理解できるのかなぁ。

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    2023年05月16日
  • 沖で待つ

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    女性総合職がまだ珍しかった時代のお仕事小説「沖で待つ」。住宅設備機器メーカーの福岡営業所に同期で配属になった太っちゃんを中心に、ベテラン事務員の井口さんや先輩の副島さんなどとの日々が描かれます。
    同期って特別な関係だなというのと、新人配属された部署って何とも言えない思い出があるな、というのをしみじみ感じます。
    著者さんの社会人時代の後輩さんが記した解説がまたいいです。

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    2023年05月09日
  • ばかもの

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    かつて愛した女・額子に下半身丸出しで木に縛り付けられ「私結婚するから、じゃね」とあっさり捨てられた青年ヒデが、アル中社会人生活を経て、片腕を失ったかつての恋人額子と再会を果たす物語。

    だいぶ端折りましたが、大筋はこんな感じ。ざっくり書くと本当カオスな物語だな……。

    moratoriumを経て社会に出たものの、アルコール依存症になってしまい、恋人も友人も失う顛末が、「そりゃまああんた自業自得ですわね」と若干鼻白らむんですが、なんとか踏ん張って断酒するヒデの独白が、元カノ額子を思い出すでも感傷に浸るでもなくアッサリしてて、なんか無性に読み心地が良い。

    額子との再会も、ドラマチックではなく淡々

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    2023年02月16日
  • 沖で待つ

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    【勤労感謝の日】
    賃金の代わりに心の安定に感謝する日なのだ。
    それは自分にしか分からない感謝の日。
    誰かにそこに居てくれて良かったと思われる日。
    思われてるのか分からなくても、あなたが居てくれて良かった。日日是好日。

    【沖で待つ】
    沖で…待つ…。胡蝶之夢。
    淋しい様で、頼もしく感じる言葉。
    関係性が心地好くて、人柄も相まって、羨ましく感じる。この話に嫉妬している自分がいる。
    そして渇望している。

    【みなみのしまのぶんたろう】
    ダメな事、厭な事、不思議な事。
    子供の読み聞かせに妥当。

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    2023年02月13日
  • ばかもの

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    カラダのことばかり、酒のことばかりの前半と、情景を見つめたり、心の通じたやりとりをしたり、弱さを受け入れたりする後半。コントラストが美しい。

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    2023年01月08日
  • 海の仙人

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    切なさが残る。
    読み終わってすぐはあっさりとした感覚だった。でも、この本のことを考えると少しずつ心の奥底に切なさが降り積もっていき、今はずっしりとした気持ちになった。

    会ったこともないはずのファンタジーに想いを馳せる。彼は一体誰なのだろう。とても不思議な存在で、そこにいなくても誰も困らないし、いつかきっと忘れてしまう人。それなのに会うと嬉しくて心が温まる人。まるで人の希望が具現化したような人だな。

    不器用でも、傷を抱えていても、孤独でも、人は生きていかなくてはいけない。私たちはみんな、孤独とともに生きるのだ。静かな夜にじっくりと読みたい一冊。 

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    2023年01月03日
  • 逃亡くそたわけ

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    精神病棟から抜け出した2人のロード小説。

    凄い劇的な事件が起きる事もなくダラダラ旅してるだけなんだけど、それが良い。

    ただ、ロードムービーやロード小説の醍醐味は個人的には別れのシーンと思ってるけど、そこがこの作品では消化不良だったかな。

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    2022年12月28日
  • 夢も見ずに眠った。

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    タイトルの感じが好きだったのと、なんとなくの直感で購読。

    ものすごく面白い、というのとは違うけど、ずーっと心地よい波にプカプカ浮いている感覚。
    いい意味で、読んでいると気持ち良い波で眠くなって、タイトルに反して良い眠りにつける。笑
    色々な場所が出てきて、高之がどこでも車で行くからか、ペーパードライバーの私も運転する夢を見た。

    高之がちょっと変わっているので、なんで2人は結婚したんだろう、と思ったけど
    離れていても相手のことを考えてしまう、というのは
    やっぱり2人はなるべくして一緒になったんだと思った。
    具体的なことはあまり描かれない。
    2人の感情が、情景に乗せて伝わってくる心地良い作品。

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    2022年12月16日
  • 袋小路の男

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    最近仕事忙しくて本読めなかったけど、合間に読みました。短編が3つ。1つ目と2つ目は同じ登場人物の話。恋愛小説ですが、心理描写は細かくしているものの、全体的には淡々と簡明に書いている印象。共感とかはなかったけど、詩的で良いんじゃないでしょうか。

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    2022年12月15日
  • 夢も見ずに眠った。

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    旅はいいなと、あらためて感じました。
    その地でしか味わえない歴史、自然などを直接肌で感じることができるので、とてもリフレッシュできると思います。本作の中でも、高之と沙和子が各地方に旅行する場面が多く描かれていて、物語が大きく変換する時もどこかしら2人で旅行に行っている。一度はバラバラになってしまった2人だが、再び出会いまた、旅に出かける。岡山、島根、北海道
    、熊谷、青梅など、様々な場所で、心を通わせる2人の20年に渡るラブストーリーを堪能してほしいです。

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    2022年11月17日
  • 離陸

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    村上春樹的な訳のわからなさがある。「死とは離陸すること。みんな駐機していて、いつかは離陸する」っていうのは分かったんだけど。
    訳のわからないくせに最後まで一気読みさせるからすごい。

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    2022年10月11日
  • 逃亡くそたわけ

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    亜麻布二十エレは上衣一着に値する。
    『資本論』の一説らしい。

    ホンタメで続編が紹介されていて、気になったので先に前作のこちらを。
    変わった小説でした。あてのない旅ってしたことないなぁ。逃亡ってなんかいいなぁ〜。九州は呑み温泉旅しかしたことないな。九州縦断旅が無性にしたくなりました。阿蘇でいきなり団子食べて花ちゃんを感じよう!と思って調べたら近所の和菓子屋さんに置いてるみたい。今度買ってみよっと。

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    2022年08月22日
  • 小松とうさちゃん

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    きっとどこにでもいるような中年二人。絲山秋子の晒し方、拾い方にかかるとなぜか彼らが愛おしく思えてくる。併録の「ネクトンについて考えても意味がない」の異種生物間精神的交流噺も良かった。

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    2022年08月14日
  • エスケイプ/アブセント

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    なんかいいんだよな、絲山秋子。サクッと読める短くて軽快すぎる文章なのに、気づかないうちにえぐられている。

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    2022年08月13日
  • 小松とうさちゃん

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    ネタバレ

    おじさんのあだ名がうさちゃんってところからほっこり。うさちゃんのシーンは主にネットゲーム
    小松さんとみどりさんのとんとん拍子はすごかったけど、穏やかな話だから好き。
    まさかみどりさんがうさちゃんのゲームの同盟だったとは、それも二役。さすがに出来過ぎだけど面白かった。

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    2022年08月01日