絲山秋子のレビュー一覧
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チャラ男というから、どんな人たらしが出てくるのかなと思ったら、上辺だけ整えて自信がない薄っぺらなおじさんの話だった。
みんなが人たらしの手のひらで転がされて、あの人こんなところがずるいよね〜でも好き!みたいな話かと思ってたので、全然違った笑
磯崎さんの章のこちらの文章が刺さりまくってしんどかった。
「正月とは、なんというさびしさなのだろうと思う。(中略)日本中に老人のさびしさが溢れる。」
自分の両親にはこんな寂しさを味わせたくないけど、核家族化が進み、親戚同士で集まる機会なんて滅多になくなった現代では、意識して動かないと難しそう。
新市長や新知事がヌルッと決まったことや、「それがどうした」 -
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あらすじ
美容や健康のためのオイル、ビネガーなどの商品を扱うジョルジュ食品に勤める三芳道造部長。見栄っ張りで、どこかいい加減、ノリが軽やかな彼は社内でひそかに“チャラ男”と呼ばれていた。
総合点 2.2/5
ストーリー 2.0/5
何が言いたいのか、よくわからない。
ストーリーも深みがなく、読むのがしんどかった。
キャラクター 3.0/5
数多くの登場人物が出て来て、1人1人章立てしている。キャラクター同士のつながりは「チャラ男」を中心に繋がっているものの、繋がりがストーリーに大きく関わってくるわけではない。
表現力 2.0/5
意図的にそうしているのだと思いますが、全体をとおして短 -
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ネタバレ勤労感謝の日
近所の御婦人にセッティングされた最悪なお見合い。主人公の置かれた状況は決して良くはないけど、強くて自由で自分で道を切り開こうとしていて魅力的だった。
そんな主人公だから自分で気分を切り替えられるし、こういう時に立ち寄る場所があるのかな。いいな。三作の中で一番好きだった。
沖で待つ
昭和なブラックな働き方をしていると精神安定のためにヤバい趣味を始めちゃうって話か?と思ったけど多分違う。
会社で一緒に働く人達とのつながりや同期の絆。たまたま同じ会社で同じ営業所で仕事をする人たちとの関係は、学生時代の友達とは違う距離感になる。お互いに変なところやカッコ悪いところを知りながらも信頼し合 -
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生きている人間は修正が利くが、死んだ人間のことなんか間違えて覚えていたらそのまんまじゃないか。
今までは気持ち半分で両親や叔父母の先祖についての話を聞いていたがこの一文で先祖についての意識が変わりいまは先祖についての話を深く聞きたいそう思う。
鍵穴が消えているという不思議な出来事から省三の中の心境が少しずつ変わっていく物語。不思議な点はいくつかあるがそれも読み切るまで違和感は感じなかった。そう言うところを自身で噛み砕くのもまた一つの楽しみではないか。私はまだ若輩で省三ぐらいの年齢で読んでいたらもっと違うように思えたのかな、そう思いまたきたる時に再読したいと思った。 -
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オフビートなロードムービーっぽい小説。
特に大きなイベントはなく、淡々と主人国の二人が来るまで博多から鹿児島へと南下する。
退屈と言えば退屈な話なのだが、ジャームッシュ映画のような「面白い退屈」と言えば良いだろうか。ストーリーの起伏ではなく、主人公二人の会話を楽しむ小説だ。
「幻覚の方が実感なのだ」
精神病院に入院している主人公が幻覚を表現した時のセリフだ。健康な人間でも不安に苛まれている時は、自分の想像が現実以上に実感を伴う。
「あたし」と「なごやん」の会話が普通なだけに、病人と健常者の境界があいまいなものだと感じる。
「幻覚の方が実感なのだ」 -
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かつて愛した女・額子に下半身丸出しで木に縛り付けられ「私結婚するから、じゃね」とあっさり捨てられた青年ヒデが、アル中社会人生活を経て、片腕を失ったかつての恋人額子と再会を果たす物語。
だいぶ端折りましたが、大筋はこんな感じ。ざっくり書くと本当カオスな物語だな……。
moratoriumを経て社会に出たものの、アルコール依存症になってしまい、恋人も友人も失う顛末が、「そりゃまああんた自業自得ですわね」と若干鼻白らむんですが、なんとか踏ん張って断酒するヒデの独白が、元カノ額子を思い出すでも感傷に浸るでもなくアッサリしてて、なんか無性に読み心地が良い。
額子との再会も、ドラマチックではなく淡々