な。なんだこれ?という小説だなあ、って印象。読んでいて、ビックリするほどに「そう行くのか!?」という展開。いやあ、驚きでした。中編?というか、短編?というか、極めて短い、あっちゅう間に読んでしまえるのに、ここまで展開変わるかね?という驚き。
いきなり、主人公と、年上の恋人の女とのエロエロのシーンか
...続きを読むら始まり。その後。問答無用でフラれる。
学生時代からの女友達が、何故かいきなり。宗教にハマりまくっている。
主人公、気が付いたら、バンバンにアルコール中毒のダメ人間になる。
そっから一応回復?して、まあ、あの、ええなあ、って感じの終盤に、流れ込む。
という。いやもう。え?なんなんこの展開?という、全く予想していなかった流れにドンドンと話、進むんです。ビックリした。なにこれ?なにこれ?という物語。
だが、それが、なんだか、こう、妙に納得できるんですよ。ああ、、、こういうの、、、あるかもなあ、、、ってか、うん。なんじゃこら?この展開、意味わからんぞ?という感じでは、ないのです。なんとも、納得、できてしまうんです。不思議と凄い。
凄い不思議な味わいでした。コレってアリ?ナシ?なんなん?って思いつつ揺れ動きつつ読んで、いやでも、うん。アリですね。って思う。思うに至った気持ちの動き。自分としては。面白かったですね。
どうなんだろう?好きか嫌いか?って、結構分かれるんじゃないかなあ、、、って内容でしたが、自分としては、最初は意味わからん、って思いつつ、途中から愛おしくなり、終わり口は極めて納得。ああ、ええもん読ませてもらいました、という印象。なんじゃこの感想?って感じですが、うん。好きです。こういうの。決してアルコールに溺れないようにしたい、、、という気持ちを、できるだけ持ち続けたいです。うん。
それにしても「ばかもの」って。「馬鹿者」ではなくて、なんか、ひらがなで「ばかもの」って、愛があるなあ、って、思いますね。日本語って、いいなあ。