絲山秋子のレビュー一覧

  • 沖で待つ

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    ネタバレ

    とても読みやすくて、ほいほい読めた。なんていうか芥川賞のイメージではない。
    星形ドライバー。仕事がらハードディスクを分解したりしていたのでニヤリ。
    副島さん、いいひと。太っちゃんの詩。ストレートでいい詩やん!
    映画化されるということで手に取った作品。映画、見てみたくなった。

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    2026年04月25日
  • 袋小路の男

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    ネタバレ

    袋小路の男
    友達
    高校を中退して家を出た。


    友達に誘われて、「エグジット・ミュージック」へ行くようになった。大学を卒業後、大阪が本社の食品会社に就職した。

    あなた
    小田切孝。新宿昭和館のそばにある薄暗いジャズバー「エグジット・ミュージック」で初めて会った。二年生で、成績が良くて、彼女がいるのにソープランドばっかりに行ってる。バスで偶然再会。一度も売れたことのない作家。「エグジット・ミュージック」でアルバイトをしている。

    あなたの彼女
    目が大きくてふわっとした髪の可愛い人。

    みっちゃん
    大学の友達。きっかり二年間つきあって、大学卒業と共に別れた。アメリカの大学に留学。


    小田切孝の

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    2026年04月23日
  • 逃亡くそたわけ

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    絲山秋子さんの離陸に心を奪われて、もう一作読もうと購入していたこちら。精神病棟からの逃亡記はそこそこいままでも読んだことありそうな設定つつ、登場する2人の心の動きや様子がとてもリアルでわかるし生きていることを感じられた。移動は人を何か強くするのかしら。九州の田舎の描写もグッときた。

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    2026年04月14日
  • 沖で待つ

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    この作品は住宅設備メーカーの同期として
    出会った「私」と「太っちゃん」の
    恋人でも親友でもない、けれど誰よりも深い場所で繋がっていた不思議で尊い関係性を描いた物語

    読み終わった後、静かな波が引いていくような
    切なくて…でもどこか温かい余韻に包まれました




    物語は会社の同期だった「太っちゃん」が
    不慮の事故で亡くなるところから始まります…

    「死んでも、ハードディスクは壊してね」
    そんな約束を交わせる相手だったふたり…

    男女の友情という言葉では片付けられない!
    恋愛のような熱情とも違う!
    同じ時代、同じ会社という組織の中で
    戦友のように、あるいは合わせ鏡のように
    過ごしてきたふたり

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    2026年03月28日
  • 御社のチャラ男

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    2026/02/26
    ある小さな会社の社員たちの目線で描かれる物語。
    それぞれの独白で話が進んでいく。
    途中、早口で考えをババっと述べるようなシーンがあって(実際に早口かどうかは知らないけど)、ん?どういう意味だ?ともう一度読み直すことがあった。
    組織で働いてると、こういうことあるよねーと、一社でしか働いたことがない私も思った。

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    2026年02月26日
  • 細長い場所

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    ネタバレ

    死後の世界か‥‥
    若い頃はよく考えたけど、だんだん死が身近になってきた今日この頃はあんまり考えなくなったな。なんでだろう?
    考えるのが怖いから?
    どうでもよくなってきたから?
    何故かな?
    地獄があれば必ず落ちると思うから、半透明になってふわふわと、知った人が全員死後の世界にやって来るまで漂っている感じがいいな

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    2026年02月03日
  • 神と黒蟹県

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    架空の黒蟹県と県内の市町村を舞台にした8編のショートストーリー。登場人物に加え時折神が降臨するファンタジックな寓話。

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    2026年01月28日
  • 細長い場所

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    ああ、もしかしたらホントにこんな場所なのかもしれない 『末裔』も不思議だったケド今回は全編 もぅどっぷり不思議でした

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    2026年01月27日
  • まっとうな人生

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    ネタバレ

    「逃亡くそたわけ」の続編。ざっと読み返してから、臨んだ。
    富山のあるあるや、県雑学や、生活や、イベントや、固有名詞たくさん。
    地図があるのは前作と同じだが、経路ではなく、富山の歩き方というニュアンス。
    花ちゃんもなごやんも、県外からの移住者。いわゆる「たびの人」としての生活観だが、たぶん作者の実感でもあるんだろう。
    2019年4月から2021年10月まで、つまりコロナ禍の初期。
    自粛と分断で生活が、ガタつきそうなのを、なんとか抑えるのだが、双極性障害持ちとして、とはいえ家族もできたいい大人として、なんとかかんとか。
    特に花ちゃんが、大人になったものだなと感慨深いが、それは読者も同じ。
    前作のや

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    2026年01月21日
  • 御社のチャラ男

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    群像劇でかなり登場人物が多いが、さすが絲山秋子だけあってディテールがすごい。平成から令和、東京オリンピックを控え、なんとなく不安の立ち込める(そしてそれはコロナ禍で具体化する)時代の空気感も素晴らしい。
    ただやや思想が極端か。主張はとても良く分かるが、いまいち乗れないところがあった。

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    2026年01月19日
  • 細長い場所

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    ネタバレ

    短編9作
    行間に潜む余白の気配が静かにまとわりついてくる
    ふっと意識が落ちる瞬間
    どの作品のどの場面というわけでもなく、突然やってくる沈み込み
    引き込まれているのかといえば、そうとも言い切れない
    むしろ頭にはほとんど入ってこないのに、身体だけが反応してしまう
    落ち着かなくてそわそわし、時々ぞわっとする
    周囲を見渡すことも、確認することもできないような、閉じた空間
    細長い場所を進むしかなく、いつかくるそのときを待って浮遊することに、とても疲弊した

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    2026年01月05日
  • 細長い場所

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    全9章で構成された小説。予備知識をまったく入れずに読み始めたので、最初は連作短篇集かと思った。それくらい各章の関連性は薄い。
    読み進むうちに、これは“ここではないどこか”を描いた作品なのではないかと思い始めた。時間も空間も入り交じった奇妙な場所。そこに存在するのは(おそらく)死者の魂だ。輪廻転生も絡んでいるのだろうか?
    なんとなーくわかったような、やっぱりなーんもわかんないような、そんな読後感。絲山さんの著作を全部読んだわけではないが、これまでに読んだ中で一番難解な作品だった。

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    2025年12月27日
  • 細長い場所

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    う~~ん、ワカラン。
    芥川賞作家・絲山秋子が挑む“生と死の旅”最新長編『細長い場所』と紹介されています。目次を見ると確かに第1章から9章まであり長編のスタイルですが、各章の物語につながりは有りません。主人公が同じかと言えば、そもそも主人公というモノが居るのかどうか。何とも不思議な小説です。
    仏教でいえば49日までの中陰の期間でしょうか。亡くなって、浄土へ旅立つ準備をしつつ現世と来世の間を彷徨う。次第に過去は薄れ、個さえも不明瞭になる。そんな感じの世界(仏教色は全くない)が綴られています。
    ただ、良く分かりません。理解出来なくても、その世界に浸る事が出来れば、それはそれで楽しいのですが、どうも弾

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    2025年12月24日
  • 細長い場所

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    著者の今までの作品とは一味違う作品。

    各章、死にいく世界をイメージしているのかとだんだん、分かってきたようで、それでもよくわからず浮遊した世界を進んでいく。

    なかなかに難しく、まだそのときを覚悟していないからか。

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    2025年12月23日
  • 細長い場所

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    死生観とは違うんだけど、何か色々考え方が変わるかもしれない。読むべき人が読んだら、救われるかもしれない。自分の心と見比べながら、会話をしながら、何かを確認するように読みました。
    死んでから完全に消えるまでの間にある、不穏な世界の細長い場所の話。なはず。
    決して読後感は虚無ではなかった。
    ほとんど理解出来てないかもしれないし、咀嚼出来てる気がしないのだけれど、自分に死が迫った時にこれを読んだら少し楽な気持ちで死ねるのかもしれない。

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    2025年12月21日
  • 細長い場所

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    ネタバレ

    おそらくは死後の世界を描いた話。
    話、と言っていいのか…絲山さんの中にある条理を超えた世界をそのまま見せられていて、率直に言って「わからん」という感じです。
    デヴィッド・リンチの映画を見るときと同じような、幻想的でざわつきのある、でもなぜか魅力的で見てしまうが、でも話はさっぱりわからなくて気づいたら寝てました、というようなあの感じを活字で体験した気分です。
    ラストにつまりなんなのか、は描かれているので「よかった、このまま放り投げられなくて」とホッとしました。とはいえ疲れました。いや、今もって理解できたのか?と問われると正直よくわからない…

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    2025年12月20日
  • 沖で待つ

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    最初の職場に一番仲がいい人が出来ることに共感、新しい職場の人達はすでに仲がいい人がいる。人生の目標に「長生きです。」って言える人間性が好き。

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    2025年11月05日
  • ばかもの

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    眼前に無限に伸びているように感じる時間の意味のなさと途方もなさに行き場のない感情が肥大してアルコールで目隠しをして今日と明日を繰り返すだけの生活が生々しい。酒をやめるか、生きるのをやめるか
    アル中目線の語り以外のところは、まあ普通だった

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    2025年10月26日
  • ばかもの

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    3.5 アルコール依存をめぐる物語。主人公はアルコールで全てを失う。今でこそ飲むことはある程度コントロールできるが、昔はこの主人公に近い状態や心情もあったことを思い出した。人に優しく、傷つけずに生きていきたいなと思った。

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    2025年09月23日
  • 袋小路の男

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    2005年第2回本屋大賞第4位。
    3つの短篇集です。
    2つは連作になっており、同じ二人について、女性目線と第三者目線とで、それぞれ描かれています。
    距離感って大事です。

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    2025年08月23日