絲山秋子のレビュー一覧
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ネタバレ袋小路の男
友達
高校を中退して家を出た。
私
友達に誘われて、「エグジット・ミュージック」へ行くようになった。大学を卒業後、大阪が本社の食品会社に就職した。
あなた
小田切孝。新宿昭和館のそばにある薄暗いジャズバー「エグジット・ミュージック」で初めて会った。二年生で、成績が良くて、彼女がいるのにソープランドばっかりに行ってる。バスで偶然再会。一度も売れたことのない作家。「エグジット・ミュージック」でアルバイトをしている。
あなたの彼女
目が大きくてふわっとした髪の可愛い人。
みっちゃん
大学の友達。きっかり二年間つきあって、大学卒業と共に別れた。アメリカの大学に留学。
小田切孝の -
Posted by ブクログ
この作品は住宅設備メーカーの同期として
出会った「私」と「太っちゃん」の
恋人でも親友でもない、けれど誰よりも深い場所で繋がっていた不思議で尊い関係性を描いた物語
読み終わった後、静かな波が引いていくような
切なくて…でもどこか温かい余韻に包まれました
物語は会社の同期だった「太っちゃん」が
不慮の事故で亡くなるところから始まります…
「死んでも、ハードディスクは壊してね」
そんな約束を交わせる相手だったふたり…
男女の友情という言葉では片付けられない!
恋愛のような熱情とも違う!
同じ時代、同じ会社という組織の中で
戦友のように、あるいは合わせ鏡のように
過ごしてきたふたり -
Posted by ブクログ
ネタバレ「逃亡くそたわけ」の続編。ざっと読み返してから、臨んだ。
富山のあるあるや、県雑学や、生活や、イベントや、固有名詞たくさん。
地図があるのは前作と同じだが、経路ではなく、富山の歩き方というニュアンス。
花ちゃんもなごやんも、県外からの移住者。いわゆる「たびの人」としての生活観だが、たぶん作者の実感でもあるんだろう。
2019年4月から2021年10月まで、つまりコロナ禍の初期。
自粛と分断で生活が、ガタつきそうなのを、なんとか抑えるのだが、双極性障害持ちとして、とはいえ家族もできたいい大人として、なんとかかんとか。
特に花ちゃんが、大人になったものだなと感慨深いが、それは読者も同じ。
前作のや -
Posted by ブクログ
う~~ん、ワカラン。
芥川賞作家・絲山秋子が挑む“生と死の旅”最新長編『細長い場所』と紹介されています。目次を見ると確かに第1章から9章まであり長編のスタイルですが、各章の物語につながりは有りません。主人公が同じかと言えば、そもそも主人公というモノが居るのかどうか。何とも不思議な小説です。
仏教でいえば49日までの中陰の期間でしょうか。亡くなって、浄土へ旅立つ準備をしつつ現世と来世の間を彷徨う。次第に過去は薄れ、個さえも不明瞭になる。そんな感じの世界(仏教色は全くない)が綴られています。
ただ、良く分かりません。理解出来なくても、その世界に浸る事が出来れば、それはそれで楽しいのですが、どうも弾 -
Posted by ブクログ
ネタバレおそらくは死後の世界を描いた話。
話、と言っていいのか…絲山さんの中にある条理を超えた世界をそのまま見せられていて、率直に言って「わからん」という感じです。
デヴィッド・リンチの映画を見るときと同じような、幻想的でざわつきのある、でもなぜか魅力的で見てしまうが、でも話はさっぱりわからなくて気づいたら寝てました、というようなあの感じを活字で体験した気分です。
ラストにつまりなんなのか、は描かれているので「よかった、このまま放り投げられなくて」とホッとしました。とはいえ疲れました。いや、今もって理解できたのか?と問われると正直よくわからない…