絲山秋子のレビュー一覧

  • 絲的メイソウ

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    最初はなかなか乗れなかったけど、祭嫌いのあたりからのってきてタバコのお話の辺りから面白くなってきて一気に読みきってしまった。絲山さん恋愛無駄とかいいつつもある種の恋愛体質に感じる。

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    2012年06月12日
  • エスケイプ/アブセント

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     アウトローな雰囲気を醸し出す主人公は、左翼運動から身を退いた40の男。ぶらりと訪れた京都でコスプレ神父に出会い、・・・という小説。

     1966年生まれが生き抜いた時代とか政治セクトとか革命というのは、'80s生まれの自分にはいまひとつ・・・というより、全く想像が及ばない。彼らなりの青春のかたちなのかな、くらいにしか受け止めていないが、間違っているかもしれない。
     文体がぶっきらぼうで主人公も何となくぶっきらぼう且つアウトロー。だけど、話が進めば進むほど、かれが 現実世界に絡め取られていくようで安心する反面すこし寂しい気がした。長年探していたレコードを聞き終えるとともに「ひどく蒸し

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    2012年04月24日
  • ラジ&ピース

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    絲山秋子の文体や作品の中に充満している空気感、曇り空からほんの少し覗く太陽の光のような、好転の兆しが本当に好きだ。

    大きな波が岩肌にぶつかって割れて散るような激しさはないけれど、密閉容器に煙がどんどん立ち込めていくような、静かな圧迫感が凄い。
    本の薄さからも分かる通り、言葉は少ない。
    けれども、こちらに投げられる野枝という女の、世界に対する期待感の無さや虚無感は計り知れないものがある。

    だからこそラストに訪れる、決して派手な大団円ではない、喉に刺さった小骨が抜けるような小さな解放が沁みる。
    これからずっと幸せだろうという予感ではなく、とりあえず明日は大丈夫だろうというくらいの幸福感を描くの

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    2012年04月18日
  • 末裔

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    妻を亡くし、子供たちは家を出た。省三は、自らの系譜に思いを巡らせる。父や伯父の持っていた教養、亡き妻との日々、全ては豊かな家族の思い出だった…。懐かしさが胸にしみる長篇家族小説。

    夢か現か…という不思議な味わいを持つ作品。糸山秋子の筆力だからこそなせる業なのだろうが、最後まで何となく読まされてしまった。ただこれまで私が読んだ糸山作品にはどこかしら毒があったけど、今回それはあまり感じられなかった。
    (C)

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    2012年09月23日
  • イッツ・オンリー・トーク

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    はじめて絲山さんを読む。
    精神病の主人公が、一癖ある男たちと過ごす日常。よくある日常とは遠い出来事ばかりだが、文体は淡々としていて、感情が抑え目なところが丁度良かった。「痴漢」ってネーミングの男が魅力的に描かれているのが面白い。
    「それはパンをトーストするのと同じくらい単純なことで、理由も名前もない、のっぺらぼうのトーストは食べてしまえば実にあっけらかんと何も残らないのだ」

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    2015年10月20日
  • 末裔

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    2012.03.15. 久しぶりの絲山さん。淡々と身に起こる、普通じゃないこと。とりあえず、淡々と受け入れるしか、ないねぇ。不思議な空気感を醸しています。独語の印象は、「袋小路の男」に近い感じ。青い鳥を探しに。

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    2012年03月17日
  • ラジ&ピース

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    表題作は、あんな風にともだちになれるのかなって思った。
    うつくすまふぐすまは、うつくしまふくしまってことかな。

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    2012年02月05日
  • 末裔

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    「妻の超然」よりは断然いいのだけれど・・・男性の心理描写も巧みだし。娘との会話などもいいのだが、結末にまとまりがないというか、消化不良気味。私の中では「海の仙人」に程遠く、残念。

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    2012年01月30日
  • ラジ&ピース

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    感情は抑える必要もない。音楽のように豊かに溢れ出せばいい。悲しみも、喜びも、ときには怒りだって。たまには踏み外したっていい。(本文より)

    群馬のローカルネタ、ラジオの現場の描写が新鮮。
    なじめない、なじまないでやってきたローカルFMでパーソナリティを務める30代の主人公、新しい土地で出逢う人たちとのやり取りで、良い感じにこれまでのスタンスが乱れほぐれる。基本的・根本的に改めたり省みたりするようなものではなく、これもいいかもしれんくらいのもの。

    そうそう変えられるものでもない自分のやり方や人づきあいの癖ってあって。誰かに意見されることもないし、もういいねんって、思ってたもんが、ちょっとしたき

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    2012年01月08日
  • 末裔

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    家に鍵穴がなくなって家に入れないオヤジの放浪記。最後は何となくハッピーエンドだが、もっと面白い結末を期待していたので残念無念。

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    2012年01月01日
  • エスケイプ/アブセント

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    双子のそれぞれの目線と状況からかかれている。軽い乗りでかかれているが、深く考えてしまう内容だった。正臣も和臣も、新しい人生の第一歩が始まるのだ。両方のラストが印象的。

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    2011年12月18日
  • ラジ&ピース

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    表題作〝ラジ&ピース〟の主人公は、32歳の独身女性。孤独癖のあるひねくれ者なのですが、読んでいてぜんぜん嫌な気を起こさせないのは、絲山さんの文章のなせる技ですねぇ。むしろ、主人公の気持ちに共感させられてしまいます。孤独というのが、良くないこととして受取られるようになったのは、いったいいつ頃からなのでしょう?孤独に馴染むことも、人として大切なことだと思えますが・・・。
    併録されている〝うつくすま ふぐすま〟は、恋人よりも友達が大事という、ちょっぴり高慢で我侭な女性が主人公です。自分の恋人のことをケチョンケチョンに評価するので、読んでいてたまらない気持ちになりますが、どちらも不思議に晴々とした余韻

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    2011年10月31日
  • 末裔

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    ネタバレ

    妻に先立たれ 子供たちも巣立った 独り身の公務員
    ある日 帰ったら 鍵穴が消えて 家に入れない…
    そして ゴミ屋敷を整理することで 自分と家族 一族を見つめ直す
    軽いタッチで1日で読めた
    そして 鍵の謎はこの際考えないでおこう ちょっとキツネにつままれた不思議な余韻

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    2011年12月22日
  • 末裔

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    新刊出てたの知らなかったから見つけた時びびったよね(←


    私は絲山さんが描くアラサー女子主人公が好きなので、おじさんが主人公かぁーって初めは思いました。が、いがいと好き。

    後半が好きですねー。

    あと、
    町中にいる普通のおじさまたちにも(もちろん若人にも)、皆に人生のストーリーがあってラブストーリーがあるんだよなぁ…

    と、しみじみ考えてしまった。
    当たり前のことなんだけどね。
    忘れがちだからね。

    ルネ可愛いねー。

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    2011年10月22日
  • 末裔

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    一度読みはじめて、すぐ挫折。。。
    わけ解らないだもん。

    でも、その解らなさを突破すれば一気に読めたかも。

    現実感がない感じもするけどね。

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    2011年10月16日
  • 絲的炊事記 豚キムチにジンクスはあるのか

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    ネタバレ

    一人暮らしの人必見。
    簡単創作メニューがたくさん載ってます。
    絲山秋子のエッセイを楽しむもよし、レシピとして参考にするもよしの一冊☆
    個人的には、文庫になる前の題名『豚キムチにジンクスはあるのか』の方が好き。

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    2011年07月28日
  • エスケイプ/アブセント

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    2011/07/27
    エスケイプの方が好きだな。
    壊れた自由を投げ捨てる、哀愁漂うラストシーン。カッコいいね!

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    2011年07月27日
  • エスケイプ/アブセント

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    最後の学生運動世代の活動家が、活動を引退(?)してから普通の生活を始めるまでの数日間を描いた作品。
    私が学生時代にも活動家はまだ残っており、デモや学校封鎖などをやっていましたが、すでに「ちょっと変わった人たち」という見られ方で、自分も距離を置いていました。そのせいか、この世代がテーマの作品にはあまり共感を覚えません。あとがきでは、このテーマの作品の中では異色というような評価が書いてありましたが、それも良く分かりません。
    普通に一人の人間を描いた作品としても読めますが、それにしては”核”となる部分の力が弱いように感じました。

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    2011年07月06日
  • エスケイプ/アブセント

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    正臣のゆってること、なんだかわかるなあ。
    活動家の気持ちはわかんないけど。
    この20年何やってたんだろうって、本気で考えると怖すぎ。
    自分というもの、自分の居場所。
    この先ごまかしきれないな。

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    2011年06月27日
  • エスケイプ/アブセント

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    6月くらい? この人の本にしては…という感じ。小説としてはおもしろかった。あと牧師さんみたいにちょっと超越した変わり者かくのうまい。私学生活動とかに興味がないからおもしろくなかったんだと思う。

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    2010年08月17日