池央耿のレビュー一覧

  • ガニメデの優しい巨人

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    ついに未知との遭遇。未来の科学技術を夢のように想像しながら書いたんだろうなあというのが伺える。
    挑む謎は、なぜミネルヴァからガニメアンや動物はいなくなったのか、どこかへ移住したのか、これもまた科学知識を駆使してものすごい答えが用意されている。
    星を継ぐもの、というタイトルの回収ももう一歩踏み込んでしている。

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    2025年01月03日
  • 二都物語(下)

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    フランス革命時代のパリ・ロンドンの二都を舞台にした小説。結末がおっとびっくり、そこで終わるのか。フランス革命時代のパリって感じだけど。

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    2024年12月26日
  • 二都物語(下)

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    ネタバレ

    イギリス人が描き出すフランス革命はひたすら醜悪。
    こんな話だとは全然知らずに読んだので、ラストの死刑囚替玉殺人事件は衝撃的だった。
    愛するひとに自分の命を捧げるというのは、崇高なことだと思うけど、それを否定しちゃあおしまいよ、とも思うけれど、捧げられた側からすると、重過ぎてつらいだろうなあ。
    自分の人生だけでも十分に重たいのに、いったい人の分の人生まで背負えるだろうか?

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    2024年11月06日
  • 二都物語(上)

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    ロンドン出張の際の機内読書用に、折角なのでロンドンにちなんだ作品を、ということで読んでみた。

    皆さん書かれている通り、文章は読み難い。

    上下巻もので上巻は伏線を張り巡らせるところまで、という口コミだったので、感想は纏めて下巻で。

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    2024年11月03日
  • クリスマス・キャロル

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    頑固で守銭奴のスクルージ爺さんが精霊に出会い己の人生を顧みて改心する、そんな古典名作。

    「スクルージ」という単語が守銭奴の代名詞になるくらいの有名な本作。なにげに初めて読みました。面白く読めましたが、翻訳がちょっと固くて読みづらかったかな?
    あとスクルージ爺さんの改心が、急というか物分かりが良すぎるというか素直すぎるというか。中編くらいのボリュームなのでそりゃそうなのかもしれませんけどね。

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    2024年07月05日
  • タイムマシン

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    SFには違いないけれど、書き方なのか、古い小説だからなのか、おとぎ話のように軽くて読みやすかった。解説が分かり易くて、ウェルズの占い師的な側面が興味深く、その後の現実の科学的な発展と、小説や映画などのフィクションにもたらした影響の大きさを感じた。他の古典SFも読みたいと思う。

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    2024年06月28日
  • 二都物語(上)

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    フランス革命前夜の英仏を舞台とした物語。貴族とその他の人々の貧富の差が凄まじい。長い幽閉生活で、二重人格に陥った医師の苦悩も痛ましい。このあとどう展開するのか楽しみ。2024.4.23

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    2024年04月23日
  • パイド・パイパー 自由への越境

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    おじいさんが小さい子供達を引き連れて母国を目指す冒険物語。時代背景は戦時中なので緊迫感のある場面もあるけれど、基本いつもおじいちゃんが子供に手を焼いている苦労が滲んでいてなんだかかわいい…子守り系冒険物語。「彼は老人特有の忍耐強さでなんとか堪えた」みたいな描写が何回も出てきてクスリとしました。ニコルの登場後、物語の主軸が少し変わった感じ。ニコル幸せになってね!

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    2024年03月28日
  • 人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ 決定版

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    テンポが良くとても読みやすいエッセイ
    物事を色んな角度から見ることができる人の書く文章はやっぱり面白い。
    筆者は牧師さんらしく、優しかったり親切な一面を感じられる部分が多くてポジティブな気持ちになれる。
    一方ちょっとだけ意地悪だったりユーモラスだったりと人間らしい面も沢山ありそのバランスが読んでて楽しかった。

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    2024年02月19日
  • 巨人たちの星

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    大筋では前のめりで読み進められた。
    本三部作の中では唯一、世情を中心に古臭さを感じてしまう部分があり、そこで若干の間延びが(個人的には)あり、星4つとまではいかず。

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    2023年11月06日
  • 巨人たちの星

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     ルナリアンたちの戦争の原因と結果がわかる。その他、地球を見張ってきた者たちの正体とその月末。楽しく、読み応えがあった。
     ただ、敵の首領である独裁者の人物造形に説得力がない。独裁者には、カリスマ、人を惹きつける魅力が必要である。部下を罵り責めるだけの小人物で魅力のカケラもない男は、独裁者になれない。まして、ルナーリア属の一部を支配するには至らない。その点が残念だった。

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    2025年12月07日
  • 南仏プロヴァンスの12か月

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    感想
    春の空気が鼻腔をくすぐる。そんな小さな喜び。都会では味わうことができない。人が自然の一部であることを思い出す。風の変化に心を踊らす。

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    2023年10月02日
  • パイド・パイパー 自由への越境

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    1942年に書かれたイギリスの冒険小説。
    あらすじとしては、第二次世界大戦初期にドイツ軍がヨーロッパ各地に電撃的に展開した1940年の夏のフランスが舞台。
    戦況がこれほど悪化するとは思わず、フランスの田舎で静養していたイギリス人元弁護士の老人が祖国イギリスへ帰るまでの苦難の道のりのお話。
    最初に国連職員の二人の幼子を託され、その後もドイツ軍の侵攻の中の混乱した状況でイギリスを目指して進む間にどんどん預かる子供が増えてくる。
    この老人は寛容な心と忍耐力でその子供を受け入れ道中の困難度はますます上がる。
    さて、老人と子供達は無事イギリスへ渡れるのでしょうか?? と言うお話。

    "パイド・

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    2023年02月18日
  • クリスマス・キャロル

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    守銭奴のスクルージのもとに精霊たちが三度やってきて、過去と未来の景色を見せられて、改心するお話。
    スクルージにはマーリーやフレッドがいて救われた。実際には、孤独でどうしようもない爺のところに精霊はやってこない。

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    2023年01月15日
  • 指差す標識の事例 上

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    4章からなるうちの2章までが上巻。1章は医学の描写がキツくて読みにくく、2章は語り手のキャラクターが独りよがりで受け付けない。3章と4章が気になるところだけど、いつかまたゆっくりと読み直すことにして、上巻で終了。
    表紙のデザインは素晴らしい。

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    2023年01月12日
  • クリスマス・キャロル

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    言わずと知れた名作。守銭奴と言われるスクルージに、7年前に死んだはずの同僚マーリーの亡霊が現れ、「夜中の1時に3人の精霊がやってくるから会うように」と言われる。一人ずつやってくる精霊に連れまわされるうち、スクルージに変化が•••
    昔に読んだものより遥かに読み応えがあるように感じた。翻訳のせいだろうか。これでもかと重ねてくる表現や形容には舌を巻く。また解説とあとがきを記す訳者の池央耿さんの知識の深さや広さに脱帽した。キリスト教やイギリスの風習など、勉強になる物が多く、もう少し深く読み返したい。

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    2022年12月13日
  • 指差す標識の事例 下

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    なかなか読み応えはあった ただ薔薇の名前とかもそうだけど、結構ディープなキリスト教世界の話が主要部分にあるので、僕のような門外漢には、その辺りがちょっとピンとこないかな
    特に英国国教会とローマン・カソリックの確執とかさ、わからんよね
    まあ全体としては良かったけどね
    関係ないけど統一教会はキリスト教の系譜?から外されてるらしいね
    まあそうだろうな

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    2022年09月14日
  • タイムマシン

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    ネタバレ

    読んだことがなかったので今になって手に取った。本編も短いなりに面白い観点だったが、後半に収録されてた小伝がなかなかに興味深かった。こんなに多作だったとは! 「宇宙戦争」も何十年ぶりに読み返したい。

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    2022年09月01日
  • 南仏プロヴァンスの25年 あのころと今

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    ネタバレ

    著者のピーター・メイルさん、2018年に亡くなったのですね。もっともっと長生きして、諧謔味のある文章で、老いの先達になって欲しかった・・・・。
    プロヴァンスシリーズで知った、翻訳者の池さんも大好きです。歌語かと思うような非日常語を、褻(ケ)の日々の描写にさらりと織り交ぜてくるのがたまらないです。御長命と御健硯を祈ります。

    今回も振り仮名つきでやっと読める言葉がいくつか出てきました。しかし漢字は表意文字だし、前後の文脈で意味は十分通じますから、読めなくても意味は取れます。
    ただ、「曰く」と「言わく」と書いていたのは誤植だよね?

    さて、内容ですが、移住当初は吹けば飛ぶようなエトランゼだったメイ

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    2022年08月25日
  • 指差す標識の事例 上

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    何かよくわからんまま読み進める。不勉強で時代背景もよくわからぬまま。それにしても皆言い負かすことしか考えていないし、性格悪そうー。

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    2022年04月27日