あらすじ
スパイ容疑で逮捕されたフランス亡命貴族のロンドンでの裁判。とある医師の娘が証人となり、弁護士の奇策もあって被告は罪を免れる。一方パリの居酒屋では血腥い計画が着々と練られ……。二つの首都の間で絡み合った因縁の糸が解けていくなか、革命の足音が近づいてくる。
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Posted by ブクログ
<登場人物>
チャールズ・ダーネイ→フランス亡命貴族
シドニー・カートン→弁護士(見た目はダーネイとそっくり)。ストライヴァーとは昔からの友人。
ストライヴァー→弁護士。ダーネイ氏の裁判に出席。カートンの主人のような関係の友人。
マネット医師→18年間生きたままバスティーユ牢獄に入れられていた
ルーシー→マネット医師の娘で美人
ロリー→テンソル銀行員。テンソル銀行はロンドンとパリどちらにも属する銀行
ドファルジュ婦人→反革命派の人間をリストアップし、彼らを順に告発して死に追い込む
このうち、ダーネイ、カートン、ストライヴァー全員がルーシーに恋をすることになる
Posted by ブクログ
いやもうこれは光文社が悪いです
ごめんなさい
光文社の手先を代表して謝ります
本当に申し訳ない
読みづらいよね
なんかカクカクして読みづらいよね
そもそもディケンズと池さんて合わない気がするんよね
で、これはおそらくなんだけどね
英語ぜんぜん分かんないで言うんで、大間違いの可能性大なんだけど
新潮社のディケンズの加賀山さんの訳文もカクカクしてたんで(普段の加賀山さんの訳文はそんなことない)、おそらくディケンズの原文がちょっと格式高いイギリスイギリスした英文だったのではないかと思うんよ
でね、ほんともう妄想に近いと思うんだけど、池さんも聞いたと思うんよ
「ディケンズの地の文を活かすとこんな感じになりますよ」って
そこでやはり光文社側がね
「光文社古典新訳文庫はそうじゃないのが売りなんで、もっと大胆に意訳しちゃって下さい」って言えばよかったと思うのよね
でもほら池さんほら大御所中の大御所だからさ「さすがっす!さすが池さんす!それで行きましょう!」とか言っちゃったんよねきっと
ほんと申し訳ない
よく言っときます
そもそもさ
繰り返し言うけど、絶対池さんとディケンズ相性良くないと思うんよな
でもシリーズに大御所も加えたかったんだろうね
シリーズに重みみたいなん付けたかったのは分かるんだけどさ
お互いマイナスよね
池さんはね、もうプロ中のプロですから
依頼があれば全力で応えます
その結果です
だからやっぱり光文社が悪いです
はい、本編の話!
伏線張りまくりの上巻!どれとどれをひっくり返してくるのか楽しみな下巻に続く!(相変わらず本編の話はちょっとかい!)
Posted by ブクログ
英語学習の本で以前読んだ。上巻の最後は、医者が結婚式の直前におかしくなって、靴を作り出し、しばらくたって正気に戻り、靴作りの作業台一式を壊して燃やす、というばめんであった。フランス革命の直前の時代背景として貴族と平民の状況がうまく描かれている。
Posted by ブクログ
ロンドン出張の際の機内読書用に、折角なのでロンドンにちなんだ作品を、ということで読んでみた。
皆さん書かれている通り、文章は読み難い。
上下巻もので上巻は伏線を張り巡らせるところまで、という口コミだったので、感想は纏めて下巻で。
Posted by ブクログ
フランス革命前夜の英仏を舞台とした物語。貴族とその他の人々の貧富の差が凄まじい。長い幽閉生活で、二重人格に陥った医師の苦悩も痛ましい。このあとどう展開するのか楽しみ。2024.4.23
Posted by ブクログ
18世紀末のロンドン・パリを舞台にした、世界中で読み継がれている傑作であるが、個人的にはそこまで良いとは思えなかった。なぜならば、各人の行動原理がどうにも理解できなかったからである。とくに理解不能なのは名もなき民衆たちで、もちろんフランス革命の熱に浮かされていて正気ではいられないという理窟はわかるのだが、どうにも胸にストンと落ちない。しかも、その民衆が随所に登場して、時には重要な役割さえ果たしている。そのような調子ゆえ、物語じたいも素直には吞み込めず、読み進めることにだいぶ難儀した。また、物語の展開じたいにも理解しがたい部分があって、最終盤のミス・プロスが誤ってマダム・ドファルジュを殺してしまう場面などは、はたして本当に必要であったのかと考え込んでしまう。逆にいえば、フランス革命の狂躁を的確に描いているからこそのある種の「異常」性をうまく表現できているともいえるが、個人の印象としてはやはりそこまでの高い評価はできなかった。