池央耿のレビュー一覧

  • 星を継ぐもの

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    名作として語り継がれていることに納得!これはおもしろい!シリーズ全作、ゆるりと追いかける。
    『ロマン』がぎゅぎゅっと詰まっていた。

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    2026年01月24日
  • ガニメデの優しい巨人

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    星を継ぐもの、でも思ったけれど、人類はその攻撃性をコントロールして世界平和を実現させて、その持てる知的好奇心と開発欲を宇宙に向けた、という前提で進む物語で、ガニメアンをどこか理想の知的生命体として描かれている。
    物語の舞台と同じ時代に近づいてきたけれど、実際は攻撃性をコントロールできていないどころか、酷い殺戮は繰り返されているし、宇宙開発もそう発展していない。こんな世界だったらな、と思いながら読んでいた。

    40年以上前の作品だけれど、今のテクノロジーを彷彿とさせる機械が色々出てきていて興味深い。これを見た人がこういうの作りたい、と思って影響させていたら面白いと思う。
    続きも読もう!

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    2026年01月23日
  • 星を継ぐもの

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    SFを読んでいるはずなのに、途中から「プロジェクト運営のノウハウが詰め込まれた本」という気持ちになった。
    作品内では20世紀を乗り越えて、科学技術の進歩によって人類は均一な地球社会が形成されて防衛予算は削減され、軍備放棄が全世界の合意となっているのに、現実世界は「19世紀や20世紀の教訓はどこへ?」みたいな状況になっているのが辛み。

    あと、「DECミニコンピュータ」という言葉が出てきて「その会社はね、20世紀の後半に無くなったんだよ」と切ない気持ちになった。

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    2026年01月20日
  • 内なる宇宙 下

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    星を継ぐものシリーズの4作目です。
    前作でジェヴレンに閉じ込められ、システムを停止されたジェヴレン人達。それを見守っているガルースから助力を求められたコールドウェルとハント。非公式で政府を介してないのであくまでも科学調査の一環という名目で、友ガルースの待つジェヴレンへ向かう。ジェヴレンでは、人格かいきなり入れ替わるという珍事が頻発したり、ジュヴレックスの再開を約束し民衆を熱狂せる指導者が発現したり、また、ジェヴレックス中毒の人々の無気力化、暴徒化などが問題になっていた。そこでジェヴレン人の精神構造を理解できる地球人ハントにガルースは助けを求めたのである。
    ハント、ダンチェッカーコンビ、そして今

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    2026年01月06日
  • 巨人たちの星

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    ネタバレ

    序盤(テューリアンと接触するまで)は、どの通信がどこからのどういう性質のものなのかというのが結構複雑でイメージし辛く、なかなか読むのに時間がかかった。テューリアンと接触してからはイメージしやすくなったため、面白さも増した。
    三部作の第三作ということで、前の二作とは変わって異星人の政治事情や戦いが中心となっている。そしてガニメアン、地球人、ジェヴレン人の3つの人種の因縁の決着がつく。
    テューリアン、シャピアロン号のガニメアンたちと地球のハントたちが惑星の距離を隔てて共闘する様は緊迫のシーンもあって面白いし、ジェヴレン人のスパイであるスヴェレンセン邸に乗り込むシーンと寝返ったヴェリコフの活躍も良か

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    2025年10月28日
  • 巨人たちの星

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    シリーズ第3作。

    すごく面白かった。3作の中で一番良かったかも。
    前半は謎解きもあり、途中はスパイ映画みたいな感じもあり、終盤は宇宙戦艦ものみたい。科学技術の描写はこれまで以上でした。
    40年以上も前に書かれたSFとは思えない。

    ソ連がまだ存在するのはご愛嬌です。

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    2025年10月20日
  • ガニメデの優しい巨人

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    ネタバレ

    前作がとても綺麗にまとまっていて単体で面白かったので続編はどうなるのか気になっていたが、さすがに前作ほどのインパクトはないものの元々続編の構想もあったのだろうなと思うような内容でとても面白かった。前作で登場したガニメアンと地球人の出会いと交流、人類起源の謎が中心。
    異星人ガニメアンが争いの概念を持たない温厚な人類で、そうなった理由ももっともらしく説明されているため納得感があり(実際どこまでありえる話なのかは知らない)面白い。最初の対面から地球訪問まで、具体的に場面が想像できて楽しい。
    人類の攻撃性を理解できないガニメアンたちだが、実は自分たちの介在のせいだと知り去っていくのが切ない。でもラスト

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    2025年10月04日
  • ガニメデの優しい巨人

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    シリーズ第2弾。

    今回は、いきなり異星人と接触し、異星人との交流?の話となる。この異星人は生存競争のない中で進化したために、争いとか競争を知らない。これは作者の強烈な皮肉に感じる。

    宇宙船のコンピューターが、今のAIを発展させたような感じなのだが、人に気を利かせるところもあっておもしろい。

    最後に人類の紀元に関する驚きの考察が話される。

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    2025年09月28日
  • ガニメデの優しい巨人

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    ネタバレ

    ヴィクターハント博士含め、これまでも登場人物は皆現実的でありながらとても魅力的だったけど、ガニメアンという異星人の設定がこれまたとても素晴らしくて、人類に対する皮肉っぽくもあり、最後にわかる事実を知るとただ「優しい巨人」と思っていた時が懐かしくなってしまうような…相変わらずSFだけどミステリー作品の味が強くて、続編もとても楽しみ。謎を少しずつ解明してくれて、ホーガンに弄ばれている〜!

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    2025年09月12日
  • 南仏プロヴァンスの25年 あのころと今

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    南仏プロヴァンスの12カ月
    昔夢中になって読んだ
    ワクワクした思いでがある
    作家のピーター・メイルは亡くなったんだ
    この本で知った
    その後のプロヴァンスでの暮らしが
    生き生きと描かれていて
    やはり楽しく読んだ
    フランス人の特徴や田舎の悠々とした暮らし
    自然とともに ワインとともに

    あくせくせずに生きていきたいな

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    2025年08月30日
  • 南仏プロヴァンスの25年 あのころと今

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    原著は2018年刊、ピーター・メイルはその年に亡くなった。享年78。
    語り口は昔と変わらず。訳者も同じ。懐かしい。とくに最初の頃の、家を買うまでの紆余曲折のエピソードが興を誘う。
    タイトルに「25年」とあるけれど、プロヴァンスへの移住は1988年頃だから、「30年」? 最初のプロヴァンス本がベストセラーになって、観光客(とくに日本人とアメリカ人)が静かな村にわんさと押しかけた。それに嫌気がさして姿を消していたことがあった。その時期を引いてあったりして。

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    2025年08月10日
  • 翻訳万華鏡

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    ノンフィクションから、SFやミステリまでを翻訳する池央耿(1940-2023)。翻訳をめぐる書下ろしエッセイ。どの話も見かけは軽めだが、内容に重みがある。
    生涯の翻訳点数は170点ほど。翻訳家で生活できる(食える)かという問いにも答えている。答えはシンプル。生活できるものしか翻訳しない。確かに、生活するには、それしかないかな。
    翻訳したなかで会ったことのある作家は2人だけという。ひとりは『カッコウはコンピュータに卵を産む』のクリフォード・ストール。もうひとりは『南仏プロヴァンスの12か月』のピーター・メイル。えっ、そんなものなの。翻訳したからには、本人に会いに行くのが当然のように思っていたのだ

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    2025年07月26日
  • ガニメデの優しい巨人

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    前作に引き続き相変わらず読後感が気持ちいい。まだ謎は残ってるけど、それは次回に持ち越しか。作中で提示された数々の謎がピタッとハマる終盤、SFよりかはミステリーを読んでる感覚に近い。

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    2025年07月19日
  • ガニメデの優しい巨人

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    ネタバレ

    星を継ぐものがめちゃくちゃ面白かったので続けて読んだ。
    ガニメデで人類と巨人が出会うのだが、その巨人らが優しすぎて、私は捻くれてるからなのか裏があるんじゃないか、どっかで本性出してくるんじゃないかとハラハラして読んでた。でも最後までタイトル通り優しい巨人だった。
    気になったのが、ガニメデにいた時に少数の人間がガニメアンに対して私みたいな猜疑心を持っているような描写があったのだけど、あれは今後の伏線なんだろうか…?
    優しい巨人も最後には人類発祥に関する重大な事を残していったが…続編も楽しみ。

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    2025年05月17日
  • 失われた地平線

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    シャングリラ、飛行機が乗っ取られて不時着し桃源郷にすむことになる4人が性格もバラバラでそこでの生活、そしてここに連れて来られた理由などを知る。
    最後はどうなったのか現実に起こったことか、夢想か読者に任せる話は空想好きの自分にはいい終わり方だった。
    そして欧米人が書いたにしてはいい加減なぞんざいではなく崇高さが垣間見れて訳がいいのか日本人が書いた小説のような読みやすく違和感なく再読したい一冊。

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    2025年05月14日
  • 内なる宇宙 下

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    まさかの、本当の電脳世界!
    超電子コンピューターの処理過程において生まれた、まったく物理法則の異なるコンピューターの中の「電脳宇宙」の者たちが、「外」の世界の実体を求め、果ては宇宙の支配者・神になるために画策してくる。

    頭脳戦、デジタル戦、情報戦に終始するかと思いきや、惑星ジョヴレンの闇社会が絡んできたり、ハント博士&ダンチェッカー教授と愉快な仲間たちでコンピューターの内側の世界に乗り込んで行って捕まったりして、いやもうすごいアドベンチャーだ(SFだけど)
    おもしろかったー!!
    わくわくしっぱなしだった。
    読み終わっちゃったよ。あーあ。

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    2025年05月03日
  • 内なる宇宙 上

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    「星を継ぐもの」三部作の続編というか、後日譚。
    超電子頭脳ジェヴェックスが運営管理する架空戦争に敗れた惑星ジョヴレンは、非暴力主義のガニメアン(地球人と祖先が一緒の異星人)が監督指導統治することになり、そこで起こる社会問題にガニメアンの旧友であり戦友であった地球人が駆り出されることになった。地球人ハント博士とダンチェッカー教授がまた知の巨人として活躍する。

    続編が出ていることに気付いて狂喜乱舞。
    敵の全容がなかなか見えてこず、見えて来たところで愕然。
    AIが(で?)こんなことになったらどうしよう!
    映画「マトリックス」を思い出しながら読む。
    おもしろすぎて他のことに手がつかないので、このまま

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    2025年04月25日
  • クリスマス・キャロル

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    人間の真髄を突いた物語 最高だわ。面白い。ストーリーとして面白いのはもちろん、今で言う自己啓発的な示唆があって、人間の真髄を突いた物語だからだろう。最高に面白い!ディケンズ作品、素晴らしい!

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    2026年03月14日
  • クリスマス・キャロル

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    ネタバレ

    感動の一作。毎年クリスマスに読み返したい。

    吝嗇家で周囲と馴染まない老スクルージが、3人の精霊と過去・現在・未来の自分の姿を見て、改心する物語。

    商売にのめり込むうちに、暖かい心を失ったと恋人に指摘されるシーンが特に印象に残った。

    未来のスクルージの末路には、現代の孤独死問題を重ねずにはいられなかった。

    利他の素晴らしさを教えてくれる一冊。

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    2025年04月19日
  • ガニメデの優しい巨人

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    知的好奇心を満足させてくれる傑作です。

    本作は発達した科学力を持つ異星人との接触から始まり、人類の起源を追求していく過程をドラマチックに描いています。読み進めていくと、未来の人類が歩むべき理想の道を明確に示してくれていることを夢想させてくれます。

    本作はJ•Pホーガン三部作中の二作目の作品です。
    一作目の「星を継ぐもの」の続きになります。この作品もかなり面白かったですが、本作も同じレベルで興奮し没入することができて大変満足しています。

    いやー本当に読んで良かった。特に異星人と人類の関係を推察し、立証していく過程は脳汁出まくりで読むのが止められなくなります。

    大おすすめです。
    興味を持っ

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    2025年02月14日