池央耿のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
星を継ぐもの、でも思ったけれど、人類はその攻撃性をコントロールして世界平和を実現させて、その持てる知的好奇心と開発欲を宇宙に向けた、という前提で進む物語で、ガニメアンをどこか理想の知的生命体として描かれている。
物語の舞台と同じ時代に近づいてきたけれど、実際は攻撃性をコントロールできていないどころか、酷い殺戮は繰り返されているし、宇宙開発もそう発展していない。こんな世界だったらな、と思いながら読んでいた。
40年以上前の作品だけれど、今のテクノロジーを彷彿とさせる機械が色々出てきていて興味深い。これを見た人がこういうの作りたい、と思って影響させていたら面白いと思う。
続きも読もう! -
Posted by ブクログ
星を継ぐものシリーズの4作目です。
前作でジェヴレンに閉じ込められ、システムを停止されたジェヴレン人達。それを見守っているガルースから助力を求められたコールドウェルとハント。非公式で政府を介してないのであくまでも科学調査の一環という名目で、友ガルースの待つジェヴレンへ向かう。ジェヴレンでは、人格かいきなり入れ替わるという珍事が頻発したり、ジュヴレックスの再開を約束し民衆を熱狂せる指導者が発現したり、また、ジェヴレックス中毒の人々の無気力化、暴徒化などが問題になっていた。そこでジェヴレン人の精神構造を理解できる地球人ハントにガルースは助けを求めたのである。
ハント、ダンチェッカーコンビ、そして今 -
Posted by ブクログ
ネタバレ序盤(テューリアンと接触するまで)は、どの通信がどこからのどういう性質のものなのかというのが結構複雑でイメージし辛く、なかなか読むのに時間がかかった。テューリアンと接触してからはイメージしやすくなったため、面白さも増した。
三部作の第三作ということで、前の二作とは変わって異星人の政治事情や戦いが中心となっている。そしてガニメアン、地球人、ジェヴレン人の3つの人種の因縁の決着がつく。
テューリアン、シャピアロン号のガニメアンたちと地球のハントたちが惑星の距離を隔てて共闘する様は緊迫のシーンもあって面白いし、ジェヴレン人のスパイであるスヴェレンセン邸に乗り込むシーンと寝返ったヴェリコフの活躍も良か -
Posted by ブクログ
ネタバレ前作がとても綺麗にまとまっていて単体で面白かったので続編はどうなるのか気になっていたが、さすがに前作ほどのインパクトはないものの元々続編の構想もあったのだろうなと思うような内容でとても面白かった。前作で登場したガニメアンと地球人の出会いと交流、人類起源の謎が中心。
異星人ガニメアンが争いの概念を持たない温厚な人類で、そうなった理由ももっともらしく説明されているため納得感があり(実際どこまでありえる話なのかは知らない)面白い。最初の対面から地球訪問まで、具体的に場面が想像できて楽しい。
人類の攻撃性を理解できないガニメアンたちだが、実は自分たちの介在のせいだと知り去っていくのが切ない。でもラスト -
-
-
Posted by ブクログ
ノンフィクションから、SFやミステリまでを翻訳する池央耿(1940-2023)。翻訳をめぐる書下ろしエッセイ。どの話も見かけは軽めだが、内容に重みがある。
生涯の翻訳点数は170点ほど。翻訳家で生活できる(食える)かという問いにも答えている。答えはシンプル。生活できるものしか翻訳しない。確かに、生活するには、それしかないかな。
翻訳したなかで会ったことのある作家は2人だけという。ひとりは『カッコウはコンピュータに卵を産む』のクリフォード・ストール。もうひとりは『南仏プロヴァンスの12か月』のピーター・メイル。えっ、そんなものなの。翻訳したからには、本人に会いに行くのが当然のように思っていたのだ -
-
-
Posted by ブクログ
まさかの、本当の電脳世界!
超電子コンピューターの処理過程において生まれた、まったく物理法則の異なるコンピューターの中の「電脳宇宙」の者たちが、「外」の世界の実体を求め、果ては宇宙の支配者・神になるために画策してくる。
頭脳戦、デジタル戦、情報戦に終始するかと思いきや、惑星ジョヴレンの闇社会が絡んできたり、ハント博士&ダンチェッカー教授と愉快な仲間たちでコンピューターの内側の世界に乗り込んで行って捕まったりして、いやもうすごいアドベンチャーだ(SFだけど)
おもしろかったー!!
わくわくしっぱなしだった。
読み終わっちゃったよ。あーあ。 -
Posted by ブクログ
「星を継ぐもの」三部作の続編というか、後日譚。
超電子頭脳ジェヴェックスが運営管理する架空戦争に敗れた惑星ジョヴレンは、非暴力主義のガニメアン(地球人と祖先が一緒の異星人)が監督指導統治することになり、そこで起こる社会問題にガニメアンの旧友であり戦友であった地球人が駆り出されることになった。地球人ハント博士とダンチェッカー教授がまた知の巨人として活躍する。
続編が出ていることに気付いて狂喜乱舞。
敵の全容がなかなか見えてこず、見えて来たところで愕然。
AIが(で?)こんなことになったらどうしよう!
映画「マトリックス」を思い出しながら読む。
おもしろすぎて他のことに手がつかないので、このまま -
-
-
Posted by ブクログ
知的好奇心を満足させてくれる傑作です。
本作は発達した科学力を持つ異星人との接触から始まり、人類の起源を追求していく過程をドラマチックに描いています。読み進めていくと、未来の人類が歩むべき理想の道を明確に示してくれていることを夢想させてくれます。
本作はJ•Pホーガン三部作中の二作目の作品です。
一作目の「星を継ぐもの」の続きになります。この作品もかなり面白かったですが、本作も同じレベルで興奮し没入することができて大変満足しています。
いやー本当に読んで良かった。特に異星人と人類の関係を推察し、立証していく過程は脳汁出まくりで読むのが止められなくなります。
大おすすめです。
興味を持っ