池央耿のレビュー一覧

  • パイド・パイパー 自由への越境

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    第二次大戦中、引退し休養のためフランスを訪れていたイギリス人弁護士。戦局の悪化を憂い急遽帰国を決意した彼は同宿した一家の子供二人を預かることに……。
    派手なアクションも謀略もなく、老人と子供たちの旅を淡々と描くだけ……ながらも手に汗握る極上の冒険小説。様々な苦難に出会いながらも決して折れないハワード老の矜持が素晴らしい。静かで、そして力強さにあふれた物語。

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    2012年08月17日
  • パイド・パイパー 自由への越境

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    何度か読み返してる。
    誠実に生きて行動することが当たり前のように外野で叫ぶことはできるし、
    そうすることがいかに困難か私たちにはとてもよくわかる(と想像する)。

    けれど、1940年代の戦火の中、誠実と謙虚さで
    使命と呼ぶまでも無い人間としての当たり前に生きることが
    いかに何物にも侵されない強さを持つものかに気がつかされると、
    物語とわかっていても主人公の老紳士に泣ける。
    さりげなくも美しい人生だと思う。

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    2012年06月12日
  • パイド・パイパー 自由への越境

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    面白かった。
    書店員のお奨め文を読んで購入しましたが、
    期待を裏切らず、でした。
    イギリスの老紳士が子供達を引き連れてナチ占領下のフランスを脱出しようとする話。
    あっ、それでパイド・パイパー(ハーメルンの笛吹き)ね。
    何しろご老人が主人公なのでテンポはゆっくりなんだけど、
    読者は無事脱出できるのかヒヤヒヤしながら読み進める訳です。
    いや読み応えありました。

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    2017年10月14日
  • 南仏プロヴァンスの12か月

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    この本のお陰でプロヴァンスに移住する人が激増したと言われるほどの、世界的ベストセラー。

    読んでいるだけでお腹一杯になる多彩な食事、素朴な人々との交流、厳しいミストラル、観光客に圧倒される夏、葡萄酒作り、季節より短い時間の単位をもたない、ゆるやかな時の流れが、ユーモア溢れる、しかし、それでいて誠実な筆致で描かれる。殿堂入りの傑作。

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    2010年11月05日
  • 南仏プロヴァンスの12か月

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    田舎暮らしにあこがれるきっかけとなった一冊。
    13年前?くらいに読んでから何度も読み返しました。
    時間がゆったりと流れ、「幸せとはなにか」を自分の中で理解する事が出来た作品。
    読めば読むほど、味が出る(笑)そんな一冊でした。

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    2010年06月19日
  • 南仏プロヴァンスの12か月

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    キリキリしてちゃ駄目ということを教えてくれる。英国人らしい皮肉っぽい文章がいい意味で面白かった。お腹が空いている時は読まない方が・・・

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    2009年12月29日
  • 南仏プロヴァンスの12か月

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    ご存知プロヴァンス・ブームを世界中に巻き起こした本。
    ピーター・メイルさんって,ものすごく腕の良いイギリスの物書きさんって感じがする。
    文章も内容もイギリスっぽいなあ。
    翻訳も上手。

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    2009年10月04日
  • 南仏プロヴァンスの12か月

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    イギリス人の著者が青空と太陽が輝く南仏プロヴァンスに移住してからの奮闘記エッセイ。外国に住むということは、まず生活習慣の違い、言葉の違い、考え方の違い、食生活の違いなどなどありとあらゆる「異文化」に直面するということである。移住してから家の大改装に取りかかるがとにかく難題山積。フランス官僚主義の壁は高く、他にも職人達が約束をすっぽかす常習犯なのだ(笑)最初はとにかくとまどうばかり、プロヴァンスの人々ののんびり具合にやられっぱなしだが、その愛すべき頑固なのんびり気質にも慣れ、諦観とイギリス式ユーモアで地元に馴染んでいく著者のプロヴァンスの12ヶ月がエッセイで楽しめる。プロヴァンス気質に鍛えられた

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    2011年09月17日
  • 南仏プロヴァンスの12か月

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    安易だけど、今年南仏に行くから…。^^; …が、数年前、この本がブームになった時は「けっ」と思って読んでなかったけど、これがすごくおもしろい。見直した。めずらしく知性とユーモア(英国流に言うと、ウィット?フランス流に言うとエスプリ?)のあるエッセイで良かった。翻訳も雰囲気にあっていて良かったし。それこそのんびり南仏で昼寝しながら読むには良いかもね。 (2003 Jun)

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    2009年10月04日
  • 内なる宇宙 下

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    ネタバレ

    カプラーを通してコンピューターの中で生まれた人格が実体の人間の体を、そして世界を乗っ取ろうとしてくるという設定が面白い。ユーベリアスもなかなか手強い相手で緊張感があった。
    ただ、今までの作品では難しい説明を理解できずともなんとなくイメージができていたが、今回は最後まで読んでもどうしてもエントヴァース世界のことが頭の中でイメージしきれなかった。結局ただの情報なのか?であれば夜空の星は情報の出口で、みたいな説明はなんなんだろう?というあたり。また、謎解き要素も少なめに感じた。
    特に好きだったシーンは、マレー、ニクシーと一緒にシリオの元へ向かう途中、ハントがニクシーを見てすべてのエント人が敵なのでは

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    2025年12月05日
  • 内なる宇宙 上

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    前書きに当初は三部作までで完結の予定だったと書いてある通り、よりフィクション感が強いというか前作までとはだいぶ雰囲気が異なる。前書きを先に読んでいたから別世界がどこなのか想定がついた状態で読めたが、まっさらで読んだら意味不明かもしれないと思った。(逆に、前書きが軽くネタバレでは?と思うので嫌な人は飛ばした方がいいと思う。)そのせいもあり展開はゆっくりめな印象だった。
    ここからどう話が展開していきどう結ぶのかが気になる前半だった。

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    2025年12月05日
  • 星を継ぐもの

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    約束50年前のSF作品
    月面で発見された真紅の宇宙服をまとった死体。なんと「彼」は五万年前に死亡していた。

    はたして「彼」はいったい何者なのか。
    古い作品なので読みづらさはあったものの内容の緻密さ、科学的見地は圧倒的なものでワクワクが止まらんかった。

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    2025年12月04日
  • 巨人たちの星

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    宇宙の原理について難しくて読んでも理解できない箇所があったので⭐️-1
    でも、難しいながらこんなに引き込まれるSFは初めて読んだ!
    まるで映画を一本見てるかのような壮大な一冊だった

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    2025年11月24日
  • パイド・パイパー 自由への越境

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    基本的に喜劇です。
    海外小説特有の癖のある翻訳、などは感じられず、スムーズに読むことが出来ました。
    むしろ子どもたちのころころ変わる表情や、大自然の情景描写が繊細ですぐ脳裏に思い浮かべることが出来ました。
    第二次世界大戦中にフランスからイギリスへ移動する話なので、ダンケルクあたりの情勢や、出てきた地名の位置関係を確認するとより深く楽しめると思います。

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    2025年11月18日
  • 神の目の小さな塵 下

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    異星人と出会ったら……
    両者の性格・機能・社会情勢・進化の程度……
    う~ん
    こんな風になるかもしれない

    会議も切迫してくると
    どうなるんだろう
    どの方向に進むのだろうと
    ドキドキした

    さて この先は また どうなる??

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    2025年11月18日
  • 星を継ぐもの

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    よくSFのオールタイムベストに挙げられる作品
    そういえば読んでなかったと
    え!?続きものなの?という

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    2025年10月24日
  • 星を継ぐもの

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    思ったよりとんでもないSFじゃなくて楽しめた。ミステリ要素もありつつ、駆け引きや論争や政治や。。。どんどん続きを読みたい!ってわけではないけれど遠過ぎない未来の描写が良かったです。

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    2025年10月14日
  • 星を継ぐもの

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    ネタバレ

    古典SFの不朽の名作といわれる作品
    ついに読みました!

    いい感じに世界が平和になり、
    宇宙探査に力いれよ〜となり、
    それなりに技術が発展してる世界
    そこで、月に真紅の宇宙服を着た
    死体が発見される
    調査の結果、それは5万年前のものだった

    全世界から優秀な科学者を集め、
    取捨選択しながら、いくつもの矛盾を解消し、
    その謎に挑んでいく、ミステリー要素も高いSF作品

    最初の3.40頁くらいは専門用語や
    難しい言葉が飛び交い、大丈夫かなーと
    不安だったけど、杞憂だった
    すぐに内容の面白さが勝り、気にならなくなる

    全ての謎が解明したときの
    タイトルのオシャレさよ!

    2つほど、疑問点が、、

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    2025年09月29日
  • 星を継ぐもの

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    『"星"を継ぐ"もの"』の意味が分かったときは驚きを隠せなかった。
    固定観念に縛られない大切さを学んだ。

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    2025年09月28日
  • 巨人たちの星

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    様々な戦いが繰り広げられ、様々なキャラクターの活躍に感動や刺激を覚えた。ただぞの分、もう少しボリュームが欲しかったという思いもある。わがままだけど。一段落したように思えるストーリーが残り2作でどう展開されるのかが楽しみ。

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    2025年09月14日