池央耿のレビュー一覧

  • 巨人たちの星

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    新たな惑星人が出てくるので、誰が敵なのか混乱する。各章の始めに簡単な経緯があるのが救いだった。これがなければ訳が分からなくて読むのを止めただろう。





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    2024年03月09日
  • クリスマス・キャロル

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    守銭奴・金の亡者のドケチ強欲ジジイ・スクルージ。
    クリスマスを楽しく祝う心を持ち合わせていない彼は
    クリスマス・イブの夜に、亡くなった友人マーリーの亡霊と出会う。
    このままではいけないと忠告を受けるスクルージ。
    続いて過去・現在・未来を司る精霊と出会い、
    今までの、そしてこれからの自分と客観的に向き合う。この旅の果てに、ドケチジジイはどこへ辿り着くのか…。

    自分の事を客観的に見つめてみると、思ったよりまるでひどい人間だ、みたいな事があるかもな一冊。
    ひどいと感じられるうちは大丈夫なのかしら。
    改心、という言葉でまとめられがちな物語ですが、
    翻訳者の方のあとがきは少し異なる見解でした。

    古典

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    2024年02月03日
  • 内なる宇宙 上

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    30年以上前に書かれた話なのに今読んでも十分楽しめる。
    あるかもしれないということと、人より遙かに優れた知性が人に助けを求めるかというところがちょっと気になるけれど。

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    2024年01月25日
  • ガニメデの優しい巨人

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    「星を継ぐもの」の続編。
    続編ではガニメアンたちが地球人の前に姿を現す。一方、木星の惑星ガニメデで発見された2,500万年前の宇宙船には地球原産の動物が。
    彼らと地球との関係は?2人の天才科学者が謎解きに挑む。一気読みの面白さ

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    2023年12月31日
  • 巨人たちの星

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    政治描写に古さは感じられたが、そこまで違和感はなかった。これまで抱いた違和感も解消され、スッキリした。未来に世界がこのように共通した目的のために結束できるようになればいいな、、

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    2023年11月14日
  • 巨人たちの星

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    ネタバレ

    シリーズ第一作「星を継ぐもの」の冒頭に登場したコリエル(巨人)はガニメアンだったのか、ここまで読んでも解決しなかった。

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    2023年10月26日
  • ガニメデの優しい巨人

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    『星を継ぐもの』の疑問が解消されていく。
    今のA.Iを彷彿させるA.Iが書かれておりSFに技術が追いついてきている面も感じさせる。

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    2023年09月25日
  • 巨人たちの星

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    科学は素晴らしい想像力で、完璧だった。政治は好みが別れるところかも。4巻5巻の後日譚2作も、楽しみです。

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    2023年09月24日
  • ガニメデの優しい巨人

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     人類がガニメアンたちの進んだ科学技術に接し、さらに進化の謎が解かれていく。ガニメアンたちの進化の過程も興味深い。ただ、免疫系と二酸化炭素を無毒化するメカニズムの関連性が難しかった。

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    2025年12月07日
  • ガニメデの優しい巨人

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    ネタバレ

    「星を継ぐもの」の続編。
    前作出てきたガニメアンたちとの突然の邂逅とそれからの話だった。

    遺伝子的な影響(攻撃性を持たない)もあってか、ガニメアン達は地球人達に終始友好的だった。
    地球人達も同じく戸惑いこそあれ、ガニメアンへは友好的な描写ばかり。それが少し気になった。
    ガニメアンを排除すべき、というような勢力が普通はあるべきでは?描写されなかっただけなのか?地球人達への賛歌ばかりで、正直いやいやそんなことはないだろうと思ってしまうこともあった。

    映画の「エイリアン コヴェナント」と「プロメテウス」はこの小説をオマージュしているのだろうか?異星人が巨人であること、地球人を作ったのが異星人だと

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    2023年09月16日
  • 星を継ぐもの

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     人類が豊かになり、国と国との争いを克服した近未来。月面で発見された遺体をめぐって、謎が謎を呼び、その謎が全て解き明かされる。知的好奇心が刺激される良作。

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    2025年12月07日
  • 失われた地平線

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    謎の人に飛行機がハイジャックされて、中国ともチベットとも区切りがつかないヒマラヤ山脈に不時着する。さらにわけの分からない修行僧に案内され、僧院シャングリ・ラ(豪華)に招かれる。コンウェイ他2人は帰らなくて良さそうな雰囲気を出すが、コンウェイの同僚マリンソンは反抗的な態度をとりつつ帰ろうと主張する。そんな中、コンウェイは僧院の中でも一番偉い僧と面会することになる。

    不老不死に近く、ゆっくりなペースで老いていく環境のシャングリ・ラ。暮らしは寝て食べて遊んでに近い。山奥にいるのにピアノもハープシコードも図書室もある。某外資系ホテルを思い出した。1回泊まってみたいとすら思う。

    あと話の根幹ではない

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    2023年04月12日
  • 指差す標識の事例 下

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    上巻をよみおわってやっと話が少し見えてきた。
    話の構成にビックリ、歴史的な内容にやや戸惑いながらも、読み終わったあとの満足感もひと味違う!

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    2023年03月30日
  • 指差す標識の事例 上

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    ネタバレ

    まだ上巻なので作品のできについての判断はできないけれど、あまりにも衒学過ぎてとっつきにくいにもほどがあると最初はうんざりした。

    何しろ17世紀のイギリスの話で、第一章の語り手はイギリスに着いたばかりのヴェネツィアの若者。
    多分本人による手記よりも会話は困難を極めただろうし、それに伴う勘違いのようなボタンの掛け違いもあっただろうし、文化の違いによるバイアスもかかっただろう。
    何よりも、宗教の違いは大きい。
    語り手は敬虔なカトリック教徒であり、英国は英国国教会を国教としている国。
    日本人から見ると同じ神を信じているはずなのに、神に対する姿勢は全く違う。

    ”プロテスタントがよく聖書の引用をして競

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    2023年03月23日
  • クリスマス・キャロル

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    すっかり光文社の手先…ってこのくだり何度目?

    ってことで数えてみました!
    ひまわりめろん出版社別既読数ベスト5!!(ドンドンドンパフー)

    既読746冊中(2023年3月20日現在)

    第5位 新潮社 61冊
    第4位 東京創元社 63冊
    第3位 早川書房 78冊
    第2位 講談社 80冊
    第1位 文藝春秋 85冊

    でした!ちなみに光文社は43冊で第6位でしたまあまあ多いですが手先感は今ひとつ
    なんかすんませんしたっ


    もちろんみんみんも集計(なにがもちろんなのか)
    ※ちょっとデータ取りが雑だっ

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    2023年03月20日
  • パイド・パイパー 自由への越境

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    創元推理文庫だったのでてっきり推理物かと思いどんな内容か事前知識なしに読み進めたら、意外にも感動系ロードストーリー。回想型なので結末は予想できるものの、旅の展開からドキドキハラハラ、途中からどんどんハマっていって感動しました。

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    2022年06月26日
  • パイド・パイパー 自由への越境

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    表紙は
    中央はハワードことジョン・シドニー・ハワード
    左はロニー ことロナルド・キャヴァナー
    右はシーラ・キャヴァナー

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    2022年06月01日
  • パイド・パイパー 自由への越境

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    戦争中の冒険小説。
    タフで誠実なおじいさんがこども達を引き連れてイギリスに渡る。
    愚痴も言わず、尋問にも負けずに正直に答えてく姿はすばらしい。

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    2022年05月03日
  • 指差す標識の事例 上

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    17世紀のイギリスを舞台にした宗教と政争と策略をめぐる物語。4人の異なる男性(異邦人であるヴェネチアの商人、汚名を着せられ命を亡くした父親の名誉挽回に猛進する弁護士志望の若者、暗号を解く技能を使い自分も重要人物であると自負してやまない数学者、華々しい政治の舞台には縁遠いながら身分としてはジェントルマンである不器用な歴史学者)の手記で構成されていて、日本語訳はそれぞれ4人の翻訳者が担当したという凝った作品。ある出来事を別々の視点から語るという群像劇が好きなのでその点では楽しめましたが、世界史にも英国の歴史にも詳しくないので、実在の人物と史実をベースに架空の人物とフィクションを織り交ぜて良質な娯楽

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    2021年11月13日
  • クリスマス・キャロル

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    久しぶりにがっつり語彙力で描写してくる古典を読んだ気がする。きっと全ては理解できていない。
    けれど、スクルージに寄せた自分の心が確かにある。彼が打ちひしがれ、懇願する場面を見るたびに訳者あとがきにあった「本来の姿に返った」という部分が胸に響く。
    そう、読み始めと読み終わりで、全くスクルージの印象が変わるのだ。けれどそれは、決して納得のいかないものではない。なぜだろう、これがディケンズの力ということか?
    クリスマスを祝う喜びに溢れた描写が何ページも続いているところが本著のハイライト、作者が一番表したかったことなのだと私は思った。誰もが憧れ、幸せになる一夜。いいなぁぁぁ日本でもこんな風にクリスマス

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    2021年11月09日