池央耿のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
SFものは以前よりも読めるようになってきたなと思い、古典的名作と言われる本作を手に取ってみた。
ページ数もそこまで多くないし、これならすぐ読み切れるかもと思いトライをしてみたが、前半は説明文も多く、難解な言葉も多いので思いの他大苦戦。
しかし、主人公であるハントが謎の解明に取り組み出したところから一気に引き込まれる。
多くの SF と違って設定に特異なものはなく、ミステリー的要素が強い。現代の化学技術やロジックを使って謎を解き明かしていく。
ダンチェッカーとハントが打ち解けてからの、お互いをリスペクトし合いながら自分の美学のようなもので謎に向き合っていくところ。
これは曲がりなりにも仕 -
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Posted by ブクログ
これまでの2作がSFミステリーなら、今作はハリウッド的な宇宙大戦争モノ、という雰囲気だった。
これまでよりずっと物語のスケールが大きくなり、ピンチに次ぐピンチ、ハラハラする展開はハリウッドぽくもあり、エンタメとしてすごく面白かった。
テクノロジーの描写がやっぱり凄まじくて、今作ではAIだけでなく、VR、ARの概念がすでに描かれていたのには驚いた。
なんなんだこの作者は…。
今作ではよりダンチェッカーの存在感が光っていて、ハントは逆にちょっと弱かった。
個人的にはSFミステリー的なこれまでの作品が好きだったので、ちょっと広げすぎに感じたけどこれはこれでかな。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレカプラーを通してコンピューターの中で生まれた人格が実体の人間の体を、そして世界を乗っ取ろうとしてくるという設定が面白い。ユーベリアスもなかなか手強い相手で緊張感があった。
ただ、今までの作品では難しい説明を理解できずともなんとなくイメージができていたが、今回は最後まで読んでもどうしてもエントヴァース世界のことが頭の中でイメージしきれなかった。結局ただの情報なのか?であれば夜空の星は情報の出口で、みたいな説明はなんなんだろう?というあたり。また、謎解き要素も少なめに感じた。
特に好きだったシーンは、マレー、ニクシーと一緒にシリオの元へ向かう途中、ハントがニクシーを見てすべてのエント人が敵なのでは