池央耿のレビュー一覧
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ネタバレ前作までとは少し違ってミステリもありつつ、アクション要素もあるような作品になっていた。3勢力が入り混じり、登場人物も前作までと比べてかなり増えるので相当複雑になっている。正直途中で少し物語に置いて行かれるところがあった。
月にいた2種類の人類のうち、片方は地球に移住し、もう片方はガメニアンに連れられてシェヴレンという星に移住したというのが今作で明らかにされる。そのシェヴレン人が裏で暗躍し地球人を支配していたという構図はかなり陰謀論ぽさ感じた。
最後はループが閉じるように完結するのだが、タイムパラドックスが起きないのかと少し思うところはあった。
あとハント博士がいつの間にかリンと付き合うような -
Posted by ブクログ
ネタバレ前作ほどのインパクトはないものの、前作にはなかった異星人との接触はかなりのワクワクを覚えた。徐々にコミュニケーションを取る中で、自分もガメニアンたちに対して愛着がわいてきた。
2025年の現代人の視点からすると、ゾラックみたいなAIは割と近いところまでできているので驚かないが1980年代からすると想像もつかないものだったのだろう。未来を描いたSFはこういう答え合わせができるのも面白味の一つだと思う。
ミステリー部分に関しては前作よりも少し無理があるように感じた。まず動物が体内で毒素を作って自己免疫を獲得するというのはちょっと考えられない。普通に中毒になって死んでしまう。あと二酸化炭素への耐性と -
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Posted by ブクログ
J•Pホーガン著「星を継ぐもの」三部作最後の一冊を読み終わり、達成感と満足感があります。
SF小説おすすめ作品として様々な媒体で紹介される作品です。それだけの知名度に相応しい物語でした。
読書を習慣化しようと思い、まずは自分の好きなジャンルから手をつけた最初の一冊です。
今は本当にこのシリーズを読んで心から良かったと感じてます。それと同時にほとんどの人が読書の習慣がなく、当然この作品も知りません。そのことが凄くもったいないと思います。
本を読まない人に本書の良さを伝えることがとても困難なことですが、何か機会があれば伝えたい思いが強くあります。
読書を初めて良かった、この作品に出会えて良 -
Posted by ブクログ
「巨人たちの星」シリーズ第二作目
冒頭での問題に対して、衝撃的な解を出して締めくくった前作...。
舞台は地球から宇宙へ、登場人物(?)も人類から人類+異星人へ、スケールアップして
前作で解決しなかった問に対してピースが埋まっていく今作。
今作も凄く面白いですね。
人類とガニメアンの性格差から来る会話もユーモラスですし、登場する仮説や理論も
なるほど...と思わされ凄く興味深いです。
物理学や生物学に明るくない私からすると、どの説明がリアルでどの説明がフィクションかが、見分けられないほどどれもリアルで、これがSFの魅力か!と情報を叩きつけられます...。
次作で一旦完結らしいので、凄く楽