池央耿のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
強突く張りの因業爺スクルージが、過去・現在・未来に亘る三世のクリスマスの霊に連れられ様々な光景を目にする。そうしていく内に、「貧すれど鈍せず」な家族の様子や嫌っている自分のために健康を祈る者を見せられてクリスマスの尊さ、特別さを思い知るクリスマス文学の傑作
精霊に連れられて目にするクリスマスの街などが鮮やかで瑞々しい様子で描かれ、皆が待ち望んで楽しんでいることがよく伝わってくる
スクルージが単純すぎる気がしないでもないが、これもクリスマスの人心に作用する効力のお陰とも取れる
結末も心温まるもので、毎年のクリスマスの時期に読んで噛み締めようと思った
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Posted by ブクログ
いやもうこれは光文社が悪いです
ごめんなさい
光文社の手先を代表して謝ります
本当に申し訳ない
読みづらいよね
なんかカクカクして読みづらいよね
そもそもディケンズと池さんて合わない気がするんよね
で、これはおそらくなんだけどね
英語ぜんぜん分かんないで言うんで、大間違いの可能性大なんだけど
新潮社のディケンズの加賀山さんの訳文もカクカクしてたんで(普段の加賀山さんの訳文はそんなことない)、おそらくディケンズの原文がちょっと格式高いイギリスイギリスした英文だったのではないかと思うんよ
でね、ほんともう妄想に近いと思うんだけど、池さんも聞いたと思うんよ
「ディケンズの地の文を活かすとこんな -
Posted by ブクログ
牧師さんのエッセイ集。
牧師さんと言いながら、学校の先生、カウボーイ、セールスマン、バーテンダー等々いろいろな職業を体験している。
基本は人間が好きなんだろうな。
人を見る眼差しが優しく感じた。
彼が児童やその父兄を前に披露した話しが、たまたま来ていた連邦上院議員に気に入られ、スピーチの原稿を書いてもらうことになったのだと言う。しかも彼の人生訓は多方面で話題となり、一躍有名人になったようだ。
失敗話しや、人・家族との関わりの中でのエピソードを通じて、こうしなさいと言う上から目線ではなく、こうした方が良かったかな と、読者が感じて欲しいように向けているようだ。
また、人間は必ず死ぬ。だからこ -
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Posted by ブクログ
ネタバレクリスマスを迎えた1830年代のイギリスが舞台。守銭奴の商売人スクルージは7年前に死んだ相棒マーレイの霊と出会う。生前キリスト教徒としての善行を積めなかったことを嘆くマーレイはこのあと3人のクリスマスの精霊が訪ねてくると告げる。クリスマスの精霊はスクルージに過去・現在・未来を見せる。そこで自分の過去、貧困にあえぐ中クリスマスを楽しむ部下、上限関係なく無礼講で楽しむ商売人、未来で自分が死んだあとに衣服が盗まれ誰もたずねるものも憐れむものもないままに放置される姿を見せられ、スクルージは改心する。
日本昔話なみの教訓話でかなりの説教臭さを覚える。クリスマス・キャロルはクリスマスを代表する作品だとき -
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