池央耿のレビュー一覧

  • パイド・パイパー 自由への越境

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    細いところが丁寧に書かれていて、ほんとにあったこと?と思うくらいです。
    子どもたちへの愛情と責任感が、ひしひしと伝わってきます。

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    2016年02月24日
  • クリスマス・キャロル

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    毎年待降節になると読むクリスマス・キャロルを今年は二冊読み。
    一冊はこちらの以前購入した池さんの翻訳。もう一冊は本屋さんで見かけた村岡さんの翻訳。

    翻訳で随分印象が違うものだと思う。
    村岡さんの翻訳のほうが好みだった気がする。

    ということで、こちらの感想は以上。

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    2015年12月27日
  • クリスマス・キャロル

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    所々泣いてしまう。良い話である。

    しかし、良かったと思う一方、斜めに見ている自分がいる。

    スクルージは頑固で人に無関心、冷たいけど、悪人ではない。
    周囲の人はそんなスクルージを変人扱い程度でたいして憎んでいるわけでもない。
    だから、成り立つ話ではないかと思う。

    例えば、スクルージが人に対して、罵詈雑言を何度も浴びせる人だったら?もし、何度も暴力を振るう人だったら?何度も金を借りに来る人だったら?などなど…
    何度無言で許しても、何度もそうやって酷い目にあわせる人だったら?
    謝罪もなく、突然調子よく愛想を振りまいてこられて、周囲は許せるのだろうか。

    周囲が許せる範囲であれば安全だけど、許せ

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    2015年12月01日
  • 南仏プロヴァンスの12か月

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    イギリス人の著者は、アメリカとイギリスを往復する忙しい毎日を過ごしていたが、あるとき、旅行で訪れた南仏に魅せられ、移住した。この著者におきた12ヶ月をとてもきれいな文章で書き纏められたエッセイです。

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    2015年06月14日
  • ウィンブルドン

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    ウィンブルドン決勝戦の緊迫した様子が、選手の心理状況に至るまで細かく綴られている。
    しかもこの試合は普通じゃない。裏では殺人の脅迫が仕掛けられている。それを知っているのはほんの一部の関係者と、一方の選手のみ。
    何てスゴイ試合!ていうか。。。
    読みながら感じたのは、テニスって、一流の選手の試合となると、なんて孤独なスポーツになっちゃうんだろうって。
    目の前で実況中継を見てるような気にもなったが、(おそらく)翻訳が少し硬いというか、読みづらい箇所もあった。そこが少し残念。

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    2015年05月20日
  • タイムマシン

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    キテレツ大百科見てるときも思ったけど、みんなタイムスリップした先でのタイムマシンの保管に無頓着すぎないか?終焉に向かってく地球の描写がすごく良かった。

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    2015年01月18日
  • クリスマス・キャロル

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    初めてディケンズの作品を読んだ。
    守銭奴のスクルージはあるクリスマスの夜に数年前に亡くなった同僚のマーレーの霊に出逢う。そして立て続けに現れる精霊たちが、スクルージの考え、生き方を変えてゆく。
    読み終わった後、なんだかホッとする。こういう作品はいいな、と思う。

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    2014年10月02日
  • タイムマシン

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    ユートピア=ディストピアというSF作品全体の流れはこの作品から来てるのだろうな。

    その羊肉を一口、取っておいてくれないか。肉に飢えているもので。

    映像技術、それが現代最大最高のタイムマシンなのだ。

    私はあえてこれを言う。何となれば、成果に乏しい実験や、首尾一貫しない場当たりの論理や、相互不信ばかりが目立つ昨今の世の中が絶頂を極めた人類の姿だとはとうてい考えられないからだ。私はあえてこれを言う。タイム・トラベラーは常々、人類の進歩にあくまで悲観的だった。タイムマシンが完成する遥か以前から、このことについて散々議論を交わして私はよく知っている。肥大する文明の蓄積は、必ずや逆転して、ついに生み

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    2014年04月13日
  • パイド・パイパー 自由への越境

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    ネタバレ

    映画のサウンドオブミュージックを思い出した。
    (戦争で子供を連れて逃げるあたり)
    主人公ハワードが子供たちと戦火の中、
    フランスからイギリスに向けて旅をする話。
    自分の面倒を見るだけでも大変なのに、徐々に増えていく
    子供たち。ハワードは優しいね。
    戦争で子供と離れ離れになる親の気持ちはいかばかりかと
    思わされる。

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    2014年02月04日
  • パイド・パイパー 自由への越境

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    だまされた・・・! 
    かわいらしい表紙にだまされました。かるい読み物をと思って手にしたこれは、途中で寝ることもゆるされない、ハードな読み物でした。おもしろく、重い、話。普通の人がもつ、奇跡を引きだす力についてのレポートとでもいいましょうか。オススメです!

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    2013年06月28日
  • クリスマス・キャロル

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    ちょっと早いけれどクリスマス気分で。強欲で冷淡な嫌われ者スクルージの人物描写がすごい。酷い。でも極端に悪い表現をしているからこそ、後の人間愛を取り戻したスクルージが活きています。すごくシンプルなストーリーなのに心に残りました。クリスマスにはみんなに幸せが訪れますように!クリスマスおめでとう!と言わずにはいられなくなります。親切心は自分も相手も幸せにしてくれるんだなぁ。

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    2013年05月25日
  • タイムマシン

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    100年前に書かれたSFとい観点からいくと、
    著者の見解はとても素晴らしいものを感じる。
    思いのほか楽しく、名作といわれるだけのことはあります。


    でも、本当にタイムマシンが出来たら、
    市場も戦争も資源も文化も、
    世界のあらゆる均衡が崩れる。
    っと思うと、俺としてはタイムマシンは、
    発明されないままでいてほしい。
    物理的に無理か. . .

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    2012年11月08日
  • クリスマス・キャロル

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    クリスマスキャロルといえば、ディズニー映画
    読んでる間ずっとスクルージはドナルドで補完されてた
    読めば誰でもココロが暖かくなる名作
    英国大衆作家ディケンズの代表作

    先週たまたまヴェニスの商人を見たせいか、シャイロックとの差が切ない
    共に時代を超越するケチな男だが、人によってはどこか憎めないと甥に表現されるスクルージと娘すら味方になってくれないシャイロック

    相手をよく知らぬままに異と決めつけるのは愚かであると改心したスクルージは言う
    箴言だなぁ

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    2012年10月24日
  • タイムマシン

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     有名な小説だが今まで読んだことが無く、新訳を契機に読むことにした。本編以外にも解説・小伝・補説などたっぷり載っており、固有名詞の含む意味や時代背景、文学史上の位置づけ等が分かる親切設計で、前知識0でも随分楽しめたかと思う。

     自分が読んだSFは(両手で数える程度しかないが)どれもこれも人類の将来が穏やかでなかった。本作でも同様で、今のままじゃヤバイよ!という著者の警句がモロに伝わってくる。「人類は自殺を遂げたと言うしかない」(p.133)と、強烈この上ない。

     無理やり現代と結び付けて考えるならば、親の収入を頼りに悠々自適な生活を送るニートであったり、自宅通いでフリーター生活を満喫してる

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    2014年10月09日
  • 南仏プロヴァンスの12か月

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    プロヴァンス美味草子!イギリス人の皮肉とフランス人のエスプリの区別がサパーリなので作者実はフランス人じゃねーのっておもったり、します

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    2011年07月29日
  • 南仏プロヴァンスの12か月

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    すごく有名な本(らしい)で,プロヴァンスに関する文章に何度も出てきてたのを,やっと読みました.
    思っていたよりもずっと地に足がついた,生活感あふれる内容.それがとても面白かった.フランスの,プロヴァンスの文化・習性に苦労しつつも,全体的にはその生活を満喫しているのがすごくよく分かって,いいなーと素直に思えます.これは確かに人気が出るのが分かるな,という本でした.

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    2011年05月08日
  • 南仏プロヴァンスの12か月

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    どうせ「南仏ってこんなに素晴らしくって、都会の人間の忘れていた心はここにあるんですよ」っていうお洒落エッセイかと思っていたらなかなかにシビアで面白い。
    イギリスとフランスの文化の違い、プロヴァンスとパリの文化の違いを筆者が客観的に見つめているのがいい。
    プロヴァンスに越したとたんに、長年連絡を絶っていた自称「友人」が増え、筆者の家にヴァカンスで来ようとするくだりは洒脱で愉快。

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    2011年01月07日
  • クリスマス・キャロル

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    あらすじはしっているけど、読んだ事のないディケンズのクリスマス・キャロル。
    イギリスが舞台で、精霊や死者が出てくるという事で、漫画化するなら、やはり坂田靖子が適任でしょう。
    期待を裏切らない出来でした。

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    2010年07月11日
  • 南仏プロヴァンスの12か月

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    昔大好きだった本。
    私は絶対フランスでくらすんだ!と
    思い大学でも第二外国語はフランス語。
    全く物にならなかったけれど、
    今でも歩の本を読みながらイメージしていた
    南仏の風景が浮かぶ。

    おいしいお食事とワインと素敵な時間。
    自分の住む場所を愛して上手に暮らしている
    そういう人に囲まれて生活してみたい。

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    2010年01月08日
  • クリスマス・キャロル

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    クリスマス・ロンドン・偏屈おやじが出てくる原作をマンガ化するなら、やっぱり坂田靖子さんでしょ。
    ってことで、目新しさはないけれど、安心して読める一作。

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    2009年12月06日