池央耿のレビュー一覧

  • クリスマス・キャロル

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    ドケチの守銭奴スクルージ。「欲深い因業爺」とかひどい言われようの主人公。クリスマス・イブ、スクルージに不思議な出来事が起きるのだが、すごく良い話だった。
    キリスト教の思想が背景にあるのは明らかだけど、説教くさくはなく、むしろユーモアを感じた。人の善意や幸福がテーマの人情物って感じかな。スクルージはもちろん、甥っ子がいいキャラ。

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    2018年11月07日
  • タイムマシン

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    SFの古典名作を光文社の新訳で。光文社の古典新訳文庫は翻訳が平易で読みやすいのでさらっと読めた。タイムマシンものの魁。他の翻訳でも味わいたいところ。

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    2018年11月01日
  • ウィンブルドン

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    名作。
    前半はキングとラスタスの蜜月…友情?(笑)
    後半がほぼ二人の1試合のみと云う大胆な構成。
    邦訳小説の中でも、読み難い部類かも知れないと思いました。無駄な説明を削いでおきながら、機知にとんだ文章で、ささーっと読み進めてしまうと、誰の台詞だったか覚束無くなったり、急に場面が変わっていたり。
    しかしこの文章のお蔭で後半のテンポが素晴らしい出来になっている事も否めません!

    解説にも有りましたが、テニス全く分からない人間でも楽しめました。とにかくヴィサリオン…ラスタスが可愛くて萌え苦しいです。はっはっは。

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    2017年08月11日
  • 二都物語(下)

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    「自由、平等、博愛、さもなくば死!」血みどろのフランス革命。当時の空気ってこんな具合だったんだなあ。気が触れてしまったかのような大衆の熱狂が伝わってきてゾッとした。この狂乱の雰囲気を体感しただけでも読む価値があったと思う。もちろんストーリーも面白い。最後のシーンは別格だった。神聖な輝きが溢れていて、なんとも言い難く美しい。個人的には死体盗掘人の男が終盤で心を入れ替えて言ったセリフもたいへん胸に響くものがあった。全体の作りとして個人の心理を追究するという趣向ではないが、大衆の心理を媒介にして、それを作り上げ牽引する側と犠牲になる側の個々人が複雑に交錯する群像劇はとても読み応えがあった。満足。

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    2017年05月02日
  • 二都物語(下)

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    ストーリーは良かった。特にラストシーンには、甚く胸を打たれた。
    翻訳に関してだが、信頼を置いている池央耿氏の訳という事で楽しみにしていたのだけれど、相変わらずよく言葉を知っているなあと唸らされはしたものの、本著では些か衒った言葉遣いが鼻についた。文章もかなり難しく(抑々近代文学であるから当然と言えば当然であるが)、あまり人にお薦めは出来ない。

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    2017年03月19日
  • クリスマス・キャロル

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    ネタバレ

    とても有名なお話なのに読んだことなかった!
    12月だしぜひ読んでおこうと思い立ちました。

    読んでみて思ったのは「意外とスクルージは怖くなかった…。」ということでした。
    意外とすぐに改心したなぁと。もーっと頑固なのかと思ってました。
    語られるイメージが先行していたんですね(- -;)

    「人生はやり直せる」「人には優しく」
    小学生のうちに読んでおきたい本です。

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    2016年12月12日
  • クリスマス・キャロル

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    19世紀英国の庶民の貧しい生活風景が目に浮かぶ。3人の精霊が吝嗇なスクルージに過去現在未来の世界を見せて、スクルージの頑なな生き方を改めさせる。生まれ変わったスクルージはみんなに優しく、クリスマスを楽しく祝う。特に子供達にとって愛されるべき小説だと納得した。現実は凝り固まった人の考えはそう変わるものではないが、精霊という非現実的な存在が、人を変える力を発揮する。訳は明快で読みやすい。光文社古典新訳文庫のシリーズは期待を持たせる。

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    2016年04月17日
  • パイド・パイパー 自由への越境

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    細いところが丁寧に書かれていて、ほんとにあったこと?と思うくらいです。
    子どもたちへの愛情と責任感が、ひしひしと伝わってきます。

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    2016年02月24日
  • クリスマス・キャロル

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    毎年待降節になると読むクリスマス・キャロルを今年は二冊読み。
    一冊はこちらの以前購入した池さんの翻訳。もう一冊は本屋さんで見かけた村岡さんの翻訳。

    翻訳で随分印象が違うものだと思う。
    村岡さんの翻訳のほうが好みだった気がする。

    ということで、こちらの感想は以上。

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    2015年12月27日
  • クリスマス・キャロル

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    所々泣いてしまう。良い話である。

    しかし、良かったと思う一方、斜めに見ている自分がいる。

    スクルージは頑固で人に無関心、冷たいけど、悪人ではない。
    周囲の人はそんなスクルージを変人扱い程度でたいして憎んでいるわけでもない。
    だから、成り立つ話ではないかと思う。

    例えば、スクルージが人に対して、罵詈雑言を何度も浴びせる人だったら?もし、何度も暴力を振るう人だったら?何度も金を借りに来る人だったら?などなど…
    何度無言で許しても、何度もそうやって酷い目にあわせる人だったら?
    謝罪もなく、突然調子よく愛想を振りまいてこられて、周囲は許せるのだろうか。

    周囲が許せる範囲であれば安全だけど、許せ

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    2015年12月01日
  • 南仏プロヴァンスの12か月

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    イギリス人の著者は、アメリカとイギリスを往復する忙しい毎日を過ごしていたが、あるとき、旅行で訪れた南仏に魅せられ、移住した。この著者におきた12ヶ月をとてもきれいな文章で書き纏められたエッセイです。

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    2015年06月14日
  • ウィンブルドン

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    ウィンブルドン決勝戦の緊迫した様子が、選手の心理状況に至るまで細かく綴られている。
    しかもこの試合は普通じゃない。裏では殺人の脅迫が仕掛けられている。それを知っているのはほんの一部の関係者と、一方の選手のみ。
    何てスゴイ試合!ていうか。。。
    読みながら感じたのは、テニスって、一流の選手の試合となると、なんて孤独なスポーツになっちゃうんだろうって。
    目の前で実況中継を見てるような気にもなったが、(おそらく)翻訳が少し硬いというか、読みづらい箇所もあった。そこが少し残念。

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    2015年05月20日
  • タイムマシン

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    キテレツ大百科見てるときも思ったけど、みんなタイムスリップした先でのタイムマシンの保管に無頓着すぎないか?終焉に向かってく地球の描写がすごく良かった。

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    2015年01月18日
  • クリスマス・キャロル

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    初めてディケンズの作品を読んだ。
    守銭奴のスクルージはあるクリスマスの夜に数年前に亡くなった同僚のマーレーの霊に出逢う。そして立て続けに現れる精霊たちが、スクルージの考え、生き方を変えてゆく。
    読み終わった後、なんだかホッとする。こういう作品はいいな、と思う。

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    2014年10月02日
  • タイムマシン

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    ユートピア=ディストピアというSF作品全体の流れはこの作品から来てるのだろうな。

    その羊肉を一口、取っておいてくれないか。肉に飢えているもので。

    映像技術、それが現代最大最高のタイムマシンなのだ。

    私はあえてこれを言う。何となれば、成果に乏しい実験や、首尾一貫しない場当たりの論理や、相互不信ばかりが目立つ昨今の世の中が絶頂を極めた人類の姿だとはとうてい考えられないからだ。私はあえてこれを言う。タイム・トラベラーは常々、人類の進歩にあくまで悲観的だった。タイムマシンが完成する遥か以前から、このことについて散々議論を交わして私はよく知っている。肥大する文明の蓄積は、必ずや逆転して、ついに生み

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    2014年04月13日
  • パイド・パイパー 自由への越境

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    ネタバレ

    映画のサウンドオブミュージックを思い出した。
    (戦争で子供を連れて逃げるあたり)
    主人公ハワードが子供たちと戦火の中、
    フランスからイギリスに向けて旅をする話。
    自分の面倒を見るだけでも大変なのに、徐々に増えていく
    子供たち。ハワードは優しいね。
    戦争で子供と離れ離れになる親の気持ちはいかばかりかと
    思わされる。

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    2014年02月04日
  • パイド・パイパー 自由への越境

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    だまされた・・・! 
    かわいらしい表紙にだまされました。かるい読み物をと思って手にしたこれは、途中で寝ることもゆるされない、ハードな読み物でした。おもしろく、重い、話。普通の人がもつ、奇跡を引きだす力についてのレポートとでもいいましょうか。オススメです!

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    2013年06月28日
  • クリスマス・キャロル

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    ちょっと早いけれどクリスマス気分で。強欲で冷淡な嫌われ者スクルージの人物描写がすごい。酷い。でも極端に悪い表現をしているからこそ、後の人間愛を取り戻したスクルージが活きています。すごくシンプルなストーリーなのに心に残りました。クリスマスにはみんなに幸せが訪れますように!クリスマスおめでとう!と言わずにはいられなくなります。親切心は自分も相手も幸せにしてくれるんだなぁ。

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    2013年05月25日
  • タイムマシン

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    100年前に書かれたSFとい観点からいくと、
    著者の見解はとても素晴らしいものを感じる。
    思いのほか楽しく、名作といわれるだけのことはあります。


    でも、本当にタイムマシンが出来たら、
    市場も戦争も資源も文化も、
    世界のあらゆる均衡が崩れる。
    っと思うと、俺としてはタイムマシンは、
    発明されないままでいてほしい。
    物理的に無理か. . .

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    2012年11月08日
  • タイムマシン

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     有名な小説だが今まで読んだことが無く、新訳を契機に読むことにした。本編以外にも解説・小伝・補説などたっぷり載っており、固有名詞の含む意味や時代背景、文学史上の位置づけ等が分かる親切設計で、前知識0でも随分楽しめたかと思う。

     自分が読んだSFは(両手で数える程度しかないが)どれもこれも人類の将来が穏やかでなかった。本作でも同様で、今のままじゃヤバイよ!という著者の警句がモロに伝わってくる。「人類は自殺を遂げたと言うしかない」(p.133)と、強烈この上ない。

     無理やり現代と結び付けて考えるならば、親の収入を頼りに悠々自適な生活を送るニートであったり、自宅通いでフリーター生活を満喫してる

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    2014年10月09日