池央耿のレビュー一覧
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ネタバレキャラクターの性格も話の構成・展開も単純明快で、本書が短編なことも相まってとても読みやすい本だった。
しかし感情の表現も等しく単純であり、せっかくのスクルージの信条の移ろいが妙に小ざっぱりとしているのが本筋の面白さを半減させているように感じられる。
「頑固で情け知らずの冷たい人」→「誰よりも熱心にクリスマスを祝う優しい人」と変わっていく過程の感情に複雑さがない(元来の性格からの感情と反省の感情が共存しているようには見受けられない)ため、彼に共感しながら読むことが難しかった。
またこの展開からすると、スクルージの心情の変化は、あくまで「自分が将来不幸な目にあいたくないから」生まれた変化であり、 -
Posted by ブクログ
血も涙もない守銭奴と呼ばれる金貸しのスクルージは、数年前に仕事のパートナー、マーリーを看取っている。そのマーリーが亡霊となり、あるクリスマスに現れた。彼の導きで3人の精霊とともに自らの現在過去未来を見聞する中でスクルージは、自己を見つめ直す。結果、長年の過酷な日々にすっかりねじ曲がってしまった心根を入れ替え、本来の自分を取り戻すことになる。
「そんなに簡単に改心できるの?」と穿った見方をしがちだけれど、この辺りは巻末の訳者あとがき(2つある!)を読まないと本筋が見えづらい。作者の意図や当時の社会や受け入れられ方を知ると、理解が深まる。単に不幸な未来を見て改心したのではないことは、過去をまずは -
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今年とある書店さんの周年フェアでご縁があり手にした作品、その③。
詳しくは書けないのですが、作家さんたちがあるテーマに沿って選書された作品です。
月面で5万年以上前の人間の遺体が発見された。
いったい彼の正体とは…?
このあらすじ、めっちゃ魅力的ですよね♪
読む前はすごくワクワクしていたのに、いざ読み始めるとめーっっっっっっちゃ苦戦したー!( т т )
今まで読んだ作品の中で断トツに苦戦!!!
今まで気付かなかったけれど、私はどうやらSFは得意ではないらしい…!
特に専門用語の多さ、説明パートの長さが辛かったー( т т )
「プロジェクト・ヘイル・メアリー」も文庫化したら読みたいと思っ -