藤野恵美のレビュー一覧
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ネタバレ羽野聖太郎
小学四年生のときに同じクラスになった大宮の誕生日会に参加。チョコレートに魅せられた。
大宮充博
小学四年生で同じクラスになった学年一の肥満児。『ピースチョコ』で有名な大宮製菓の御曹司。
源二
光博の祖父。充博をいろんな店に連れて行き、味覚の英才教育を施している。大宮製菓の創業者。
源一
源氏の兄。
石橋アキラ
裕福な家の子で、光博をライバル視いている。
村井凛々花
光博とは母親同士が仲良く、赤ちゃんのころからの幼馴染。
牧瑛士
光博の高校のクラスメイト。
神庭柊人
ピアニスト。
美結
高校生の時の光博の彼女。
相馬隆平
洋菓子店『ソマリ』のオーナー。
横尾哲也
『ソマリ』で十年近く働いている職人肌といった無愛想な男性。
砂田玲子
化粧っ気がなく、年齢不詳。
榛名秀明
オーブンを担当している職人。すらりと背が高く、整った顔立ちをしており、女性客に人気がある。
堀佑真
聖太郎を除いて厨房で最も職歴が浅い。新婚。向いてないと辞めてしまう。
鎌塚忠行
製菓学校で教えている。聖太郎が出場する新人部門の審査員。
和久山欣也。
料理研究家。聖太郎が出場する新人部門の審査員。
水瀬孝司
『水瀬屋』オーナー。聖太郎が出場する新人部門の審査員。
川合義治
相馬の古い友人。聖太郎がフランス滞在中に間借りさせてもらう。
柴村
川合の飲み仲間。白髪の痩身でスーツを着こなす。
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ふうちゃんの言動にいちいち空回りするハルさんはなかなかめんどくさい親ですがいい親でもあるのでしょう。/いまだ子離れしきれてないハルさんはふうちゃんの結婚式当日回想する、ビスクドール作家であり父親であることの両立に悩みつつ遭遇したいくつかの「事件」を。ハルさんの中に残っている亡くなった妻の瑠璃子さんや人形ギャラリーの浪漫堂とともに対したことを。
/幼稚園卵焼き消失事件。小学四年夏休みふうちゃん失踪事件。中学二年泣いたふうちゃん事件。高校三年ふうちゃんのバイトと落とし物指輪事件。取り替えっ子ビスクドールと大学一年のふうちゃん。
/ハルさん(春日部晴彦。ふうちゃん幼稚園児のとき二十九歳)。瑠璃子(ハルさんの亡くなった妻)。ふうちゃん(風里、ハルさんと瑠璃子さんの娘。中学校ではカスちゃん)。隆くん(卵焼きに逃げられふうちゃんを疑う)。人形ギャラリー浪漫堂(球に近い体型。ハルさんの一歳年上)。にゃんち(幼稚園の古株ぬいぐるみ)。あやちゃん(小学校での友だち)。美雪(ハルさんの一歳上の姉。北海道在住)。源田のおじいさん(猫嫌いだが子どもには優しい)。高岡先生(中学校での担任)。長谷紀雄(ふうちゃんの結婚相手)。テレビ(無口な居候)。三輪坂夫妻(ハルさんの人形のオーナー、ペンション経営)。
あなたは私を理解している。私がどんなときに、どんなふうに考えて、どんなことを言うか、想像がつくでしょう?(p.52)
ふうちゃんには、ふうちゃんの世界があるのだ。(p.71) -
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タイトルどおり、青春恋愛小説。
今時の恋愛小説らしく多様性を取り入れた読みやすい構造になっていた。
みずみずしい文体で二人の主人公の視点が交互に描かれ、二人が接近していく心の過程がよくわかる。
読み手を選ばない作品になっていると思った。
たとえば女の子とは可愛くて小さくて守ってあげたくなるだけのひとじゃなく、対等に付き合えるってどういうことなのか、めっちゃ考えさせられる。とくに男主人公の星野が特別なのかどうかわからないけどいい男すぎるなぁ!と思ってしまった。
好きなひとに好きになってもらうって本当はめちゃくちゃ大変なことだから、頑張れ二人!と読み終わって息をついた。
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ハリネズミには友達がいなかったが、それを全く気にしてはいなかった。
そんなハリネズミにも趣味や楽しいことはあったが、決して他人に見せるものではなく、役にも立たないし、あくまで個人で楽しむものだった。
しかし、そんな思いを抱いていたのは、ハリネズミだけではなかったことを知り、その日を境に、ハリネズミの毎日は変わっていった。
長所も短所もあるのは、何も客観性の強さだけでは無いし、それが自分ひとりだとも限らない。
いつかは自分と気の合う存在と、出会う日が来るのかもしれないし、来ないのかもしれない。
結局、人生における物事の成否は全て可能性であるのかもしれず、それをプラスに捉えるか、マイナスに捉えるかは、人それぞれだし、それを幸せと思うのか、不幸せと思うのかも、人それぞれ。
しかし本書は、それをプラスに感じられそうなストーリーであり、どちらか分からないからこそ、期待してしまうという、ポジティブな思考法を持つようになる展開には、明日への希望を感じさせられ、そこに、小沢さかえさんの可愛らしいペン画と、多国籍風の混在しながらも美しさの均衡のとれた、油彩カラーが加わって、独自の雰囲気を醸し出している。