【感想・ネタバレ】ぼくの嘘のレビュー

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Posted by ブクログ 2020年05月08日

はじめて読んだ藤野さんの本。表紙がかわいいな~ぐらいの軽い気持ちで買いましたがまんまとハマりました。クラスのマドンナ的美少女と、クラスの日陰者の少年のはなし。正反対な二人が少しずつ変わっていくのがよかった。タイトル回収のシーンでは「わー!」となりました。

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Posted by ブクログ 2019年11月10日

「わたしの恋人」と対になる青春恋愛小説で、必ず前作の「わたしの恋人」から読まないといけない本です。
前作の主人公の古賀龍樹の親友でオタクの笹川勇太が本作の主人公です。前作のもう一人の主人公の森せつなに密かに想いを寄せています(やっぱりか!)。そんなある日、学校一の美人の結城あおいに弱みを握られ、遊園...続きを読む地ダブルデートで恋人のふりをするように命じられます。勇太はいつの間にかあおいに心惹かれていきます。
あおいが心寄せる人に絶交され心を痛めますが、最後には感動で涙してしまいました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年01月12日

終盤に差し掛かって二作目だということが分かり一旦停止。さて、一作目から通して読んで確かに正解だった。あおい、勇太の性格に深みが増した。この手の小説を読むとき、自分が若かったころを連想して読む読み方の他に、自分の子どもたちが高校生になったらこういうことするんだろうなという目線で読めたことが新鮮だった。...続きを読む一作目と視点が変わったことで、あおいのことをより知ることができた。地味だが可愛い子だとか清楚系でナチュラルっぽくて簡単に落とせそうとか。周りから見るとそういう評価の子だったのか。勇太の闇の部分とかもね。『わたしの恋人』では、この手の本にしては珍しく、家族の話に結構食い込むなと思っていたけれど、このシリーズのテーマの一つだった。美少女と地味男子の身代わりデートって定番のシチュエーション。不倫上等の親と、ケンカばかりしていてでも別れない親はどちらが不幸だろうか。あおいママの意見は仕事本や自己啓発本に書いてあることのようでことごとく正しくてこれは強敵。服なんてどれでもいいという考え方や、眼鏡は複数持って使い分けるのが普通、試着して買わなくてもいい、靴を買ったら古い靴は処分してもらえることに驚いたりするところが、同じ年ごろだったころの自分に重なって見えた。せつなと違ってあおいは社交的で自分の考えもしっかりしているから、意外と(と言ったら失礼だけど)人の痛みが分かるし気いつかい。石田さんがかすみを電車で助けたのも石田さんの自作自演かと疑ったのだけれど勘ぐりすぎだったか。親の不倫話は振りで、二人の人を好きになったらどうするの?というのがもう一つのテーマだった。どう決着させるのか予想がつかないままラストへ。これにはまんまとやられた。この展開で納得のいく結末はこれしかないと思えるようなきれいな決着の仕方。

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Posted by ブクログ 2016年01月27日

一気に読めた。ラストが最高にグッと来て、声が出そうになるくらい!
主人公たちの胸中の描写が、イメージしやすい上に共感できることが多くておもしろい。とにかくラストがよかった!

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Posted by ブクログ 2015年02月23日

必ず最後にあなたは驚く。
そして泣かされてしまうだろう。

まさしく!!!!
そして心から『わたしの恋人』を読んでから読まなくてはいけない。
一ページ目から驚き、
最後にまた驚き、泣かされた。

わたしの恋人とはまた違う恋の素敵さを感じさせてくれる。

でも、どちらも好きな人に好きを届け続けようって...続きを読む思わせてくれる作品でした。

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Posted by ブクログ 2015年01月26日

『わたしの恋人』の次作にあたる作品。
これ読み終わったあとに、スピンオフあるんだ! 楽しみ! と思ってた期待通り。

わたしの…でも純粋な気持ちの交錯に感情移入せずにはいれなかったけど、今回もあっという間に読み終えてしまった。ラストはしびれたなぁ。

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Posted by ブクログ 2021年12月08日

面白かった。なんかベタな展開だけど、そこにいくつも捻りが入ってる感じがした。セクシャリティに関しても最近色々なのに触れることが多くて全然気にならなくなってきた。やっぱり性別って関係ない説?

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年07月24日

前作『わたしの恋人』が高校生カップルの初々しい恋愛話だったが、本作はその周辺の話。恋愛はタイミングと言っても、高校生から34歳までチャンスを待っていたとはね。ハッピーエンドで良かった。

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Posted by ブクログ 2021年02月12日

親友の恋人を好きになった笹川くんは、同級生の美少女である結城あおいに弱みをにぎられ結城さんが好きな人とダブルデートをするための偽装恋人としてつきあわされる
タイトルに秘められた「嘘」とは何をさすのか?


読んでいてついついにやけてしまうくらいの青春恋愛小説
若い……
というか、地味側人間の恋愛感情...続きを読むというものをよく分かっていらっしゃる

片想いでいいという感情にはとても同意する
自分の好きな人が幸せであればそれでいいという気持ちもね

ただ、結城さんの言うことも納得できるんだよなー


ってか、途中まではかすみちゃんの印象は悪くはなかったけど
最後まで読むと何だかねぇ?
ま、別に悪い事は言っているわけではないんだけど
読者としてはどうしても結城さんの方の視点でいてしまうからなぁ

それよりも、石田はバカなのか?
大学での会話から察するに、リスク管理ができてないなぁと思う

そうか、石田がポンコツであればあるほど、そいつを好きになったかすみちゃんの株が下がるという仕組みなのか

最後の結末に関しては、ちゃんと伏線があるしいいんじゃないっすかね
ただ、恋愛はタイミングとは言え、いくら何でもねぇ?と思わないでもないけど
この歳になったからこそ、それもアリだなと思える


そして、最後まで読んで解説で知ったけど、これはシリーズ2作目なのね
発刊順に読むことを推奨されてるのに、2作目から読んでしまったではないか
教えておいてよー、もー……

1作目は古賀龍樹と森さんの話らしい
そして、3作目もあるようなので、両方とも即購入

読む順番間違えたのが惜しかったなぁ

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Posted by ブクログ 2019年12月10日

2019年91冊目。「わたしの恋人」の姉妹編。「わたし~:の本編で物分かりのいい友人Aという役回りの笹川君が実はこんな思いを隠していたなんてという驚きから始まる。いやこれは裏をかかれたわ。そんな笹川君が、ひょんなことから弱みを握られた学年一の美少女に振り回されるうちに…という感じの話。あれ?どうなっ...続きを読むちゃうのかなと思いきやの最後の逆転劇。鮮やかなり。今他の方の感想を見て知ったのだが、これ3部作なのですね。3冊目も探して読んでみようと思う。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年10月24日

わたしの恋人はニヤニヤドキドキしながら読めたけど、こっちはハラハラドキドキしながら読んだ感じ。
途中がめっちゃ切なかっただけに、最後はしあわせな終わり方でよかったです。

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Posted by ブクログ 2017年07月29日

本作品は、先に文庫化されている『わたしの恋人』(角川書店,2014年)の続編である。
今回の主役は、前作の主人公・古賀龍樹と森せつなの名アシスト役だった、オタク少年・笹川勇太くん。
親友として二人の恋を静かに見守ってきた笹川くんだが、実は人知れず切ない片想いをしていたわけで…。
そしてそのことが、同...続きを読むじクラスの美少女・結城あおいに知られてしまったことから、笹川くんの受難の日々(?)が幕を開ける――というのが、本書のあらすじ。
前作に引き続き今作も、勇太:ぼく/あおい:あたし~という風に、語りの視点(一人称)が交互に入れ替わるシンプルな構成で話が展開していく。(ちなみに前作は、龍樹:おれ/せつな:わたし~だった。)

なんといっても、あおいちゃんのキャラが良かったな。
自分が美人だって自覚してて、自信に溢れてて…ともすれば、一見ワガママな女王様みたいに見えるけれど、本当は周りとの調和を考えて気を配れる子だし、クラスで目立たない人のこと(せつなとか笹川くんとか)もちゃんと見てるし。
なにより、フェアなところがいい。笹川くんの弱味を一方的に握るだけ~じゃなくて、自分も弱点を晒す潔さがね、いいよねw
最初は渋りながらも、結局は素直にあおいちゃんの命令に従ってしまう、笹川くんの振り回されっぷりも楽しかった♪

そんなわけで私は終始あおいちゃんびいきだったもんだから、終盤はもう本当にハラハラさせられたー!
それでもラストは笹川くんが頑張ってくれたお陰で、感動の結末が……!?

なるほど。『ぼくの嘘』って、そっちだったか!~ということも含めて、意外性(?)もあり、とても納得のいく終幕だった。
やっぱ恋愛はタイミング勝負、タイミングを逃さない人だけが掴めるものなのねん☆
このタイミングで合ってることを祈る~って、お伺いを立てちゃうところが、なんとも笹川くんらしいけど。でもそこがまた良いんだよねw

個人的には、前作よりこちらの方が面白かった!!
龍樹とせつなのその後には触れられてなかったけど、二人も幸せだといいな♡

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Posted by ブクログ 2017年05月09日

普通の学園生活では交わることのないオタクの男の子と、モデルも務めるハイスペックな女の子の話。

終盤までは、それなりに楽しみつつもありきたりな内容って感じでしたが、最後の展開はちょっと驚きつつよい感じでした。

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Posted by ブクログ 2016年09月11日

まさかの2作目だったとは…ショック

本編の方は、
まぁ現実離れというか
オタクと美少女ってだけでも
まさにフィクション
その美少女が百合なんて(笑)

読みやすかったしハッピーエンドで良かったけど
ラノベっぽさというか
所々安っぽい

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Posted by ブクログ 2016年08月19日

こちらのほうが面白いと聞き、早速読んでみました。
面白いどころか、これを書くための前作では?と思ってしまうほど良かった!
ラブコメな軽いノリは相変わらずなので、あまり深くつっこんではいけませんが
読んでよかった!

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Posted by ブクログ 2015年07月14日

誰もが通ってきた青春という名の秘めた思いを抱く時間。わからないことは苦しいが、すべてわかってしまうよりはかない大切な時間である。相手に分からないようにと思いながらも、気づいてくれることを願ってしまう矛盾こそ恋だと思う。

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Posted by ブクログ 2015年03月02日

笹川くんかっこいいじゃないの!
キュンキュンきちゃったー。「わたしの恋人」より全然良い!!
そしてラストもホントに良かった。ハート鷲掴みされたものー。

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Posted by ブクログ 2015年01月29日

今日マチ子さんの青が美しいカバーイラストに惹かれて「ぼくの嘘」を購入した。
それはまるで漫画のようなみずみずしい青春小説なのだけれど、それは物語の展開だけでなく、登場するふたりもまたくるくると表情を変えているような気になるほどきちんと描かれていて、心地良ささえあった。
久しぶりに甘酸っぱくて気持ちの...続きを読む良い小説を読んだなと思っていたらこの作品は続編だったということを知って少し沈んだ。カバーにそんなことは一言も書いていない。
解説を読めば読むほど、まだ見ぬ第一作「わたしの恋人」にとても焦がれてしまった。
けれど本を閉じた時、ふと、ああ、これはあの場面なのだなとじんわりまた甘酸っぱい気持ちになった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年02月10日

「恋愛(付き合うかどうか)は、あくまでもタイミング」というのは、結婚においてもそうだと思う。

読み進めながら、笹川くんに少しずつ惹かれて、「あれ…この子いいかも?」と思い始めた。

結末としては、あおいはこれでいいのか?本当にそんなふうに切り替えられるもの?とは感じた。
「性的な恋人」になったとい...続きを読むう結末にしなくても「性別を超えてお互いを支え合うパートナー」としての描き方もあったのでは?と思った。

同シリーズの「わたしの恋人」も読んでみたいと思う。

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Posted by ブクログ 2021年08月16日

突っ込みどころは多いけど、よく書いた。『わたしの恋人』を読んでから、というのは前作の薄さがわかるから先に読まないと後からは読めないよという意味だったのかなぁ。ま、そこも、十人十色、だよね。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年04月13日

誰かを好きなあなたに恋をした。

笹川勇太は親友・古賀龍樹の恋人・森せつなに恋をしている。彼女の忘れた上着を抱きしめた瞬間を,学校一の美少女・結城あおいに目撃され,証拠写真を撮られてしまった。弱味を握られた勇太は,あおいの友人であり想い人である小桜かすみとその彼氏の動向を探る協力をさせられることに。...続きを読む

誰かを恋する横顔に惚れてしまう勇太。実は彼の父親は離婚歴があり,浮気相手との間に生まれたのが勇太で,その母親と結婚することになった。精神的に不安定な母親との関係も一筋縄ではいかない勇太だが,あおいとは憎み合うような関係から,少しずつ意識し始める。この作品は勇太とあおいの視点が交互に採用されており,どちらの考えていることも読者にはわかるのだが,その少しずつの歩み寄りがなんだかストレートにむずがゆい。最終的に勇太のとった選択は,なかなか難しいというかまるで映画というか,なるほどフィクションの世界を愛好していた勇太が選びそうではある。実現するのはなかなか難しいが。

バイプレーヤーとして,図書委員の八王子さんがなかなかよい味を出している。彼女があおいに薦める「これは読んでおくべきという恋愛小説の古典的名作」は,あまりにもスタンダードだが,なかなか鋭い読みであおいのリクエストに応えている。

実はこの『ぼくの嘘』は,龍樹とせつなの物語『わたしの恋人』の続編だそうで,とても面白かっただけに,続編から読んでしまったことをちょっと後悔した。

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