【感想・ネタバレ】ぼくの嘘のレビュー

あらすじ

好きにならずにすむ方法があるなら教えてほしい。親友の恋人を好きになった勇太は、学内一の美少女・あおいに弱味を握られる。そしてなぜか恋人としてあおいとデートすることになり。高校生の青春を爽やかに描く!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ラストがめっちゃ良かった。

涙出た。
メインキャラが、性格良くって天真爛漫!みたいなよくある記号化された子たちではなく
実際に、自分にも似た、腹黒い考えの持ち主だったり、性格がちょっと曲がってたり
そこが作品に引き込まれるポイントかも

あおいちゃんの、初恋が実ることを祈ってたけど、レズビアンとノーマルではなかなか難しいのも現実

描かれていない、その先の未来も2人が幸せでありますように。

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2024年09月24日

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ネタバレ

終盤に差し掛かって二作目だということが分かり一旦停止。さて、一作目から通して読んで確かに正解だった。あおい、勇太の性格に深みが増した。この手の小説を読むとき、自分が若かったころを連想して読む読み方の他に、自分の子どもたちが高校生になったらこういうことするんだろうなという目線で読めたことが新鮮だった。一作目と視点が変わったことで、あおいのことをより知ることができた。地味だが可愛い子だとか清楚系でナチュラルっぽくて簡単に落とせそうとか。周りから見るとそういう評価の子だったのか。勇太の闇の部分とかもね。『わたしの恋人』では、この手の本にしては珍しく、家族の話に結構食い込むなと思っていたけれど、このシリーズのテーマの一つだった。美少女と地味男子の身代わりデートって定番のシチュエーション。不倫上等の親と、ケンカばかりしていてでも別れない親はどちらが不幸だろうか。あおいママの意見は仕事本や自己啓発本に書いてあることのようでことごとく正しくてこれは強敵。服なんてどれでもいいという考え方や、眼鏡は複数持って使い分けるのが普通、試着して買わなくてもいい、靴を買ったら古い靴は処分してもらえることに驚いたりするところが、同じ年ごろだったころの自分に重なって見えた。せつなと違ってあおいは社交的で自分の考えもしっかりしているから、意外と(と言ったら失礼だけど)人の痛みが分かるし気いつかい。石田さんがかすみを電車で助けたのも石田さんの自作自演かと疑ったのだけれど勘ぐりすぎだったか。親の不倫話は振りで、二人の人を好きになったらどうするの?というのがもう一つのテーマだった。どう決着させるのか予想がつかないままラストへ。これにはまんまとやられた。この展開で納得のいく結末はこれしかないと思えるようなきれいな決着の仕方。

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2019年01月12日

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恋が上手ではない2人の不器用な恋人ごっこのお話

最終章読んで泣いた

前作?の「わたしの恋人」読んで笹川くん三角関係にならなくてよかったーと思ってたけど、
三角関係にならなかったのは笹川くんの努力によるものだったんだと知りました

かすみちゃんとの結末はだいぶ悲しかったけど、好きになっちゃったあとじゃもうどうしようもないよね…

せつなちゃんたちとは違うけど、笹川くんの策略によりうまくいきそうでよかった
…笹川くん十数年単位で落としにいったの愛が深いな

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2024年09月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前作『わたしの恋人』が高校生カップルの初々しい恋愛話だったが、本作はその周辺の話。恋愛はタイミングと言っても、高校生から34歳までチャンスを待っていたとはね。ハッピーエンドで良かった。

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2021年07月24日

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ネタバレ

わたしの恋人はニヤニヤドキドキしながら読めたけど、こっちはハラハラドキドキしながら読んだ感じ。
途中がめっちゃ切なかっただけに、最後はしあわせな終わり方でよかったです。

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2019年10月24日

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ネタバレ

「恋愛(付き合うかどうか)は、あくまでもタイミング」というのは、結婚においてもそうだと思う。

読み進めながら、笹川くんに少しずつ惹かれて、「あれ…この子いいかも?」と思い始めた。

結末としては、あおいはこれでいいのか?本当にそんなふうに切り替えられるもの?とは感じた。
「性的な恋人」になったという結末にしなくても「性別を超えてお互いを支え合うパートナー」としての描き方もあったのでは?と思った。

同シリーズの「わたしの恋人」も読んでみたいと思う。

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2022年02月10日

Posted by ブクログ

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誰かを好きなあなたに恋をした。

笹川勇太は親友・古賀龍樹の恋人・森せつなに恋をしている。彼女の忘れた上着を抱きしめた瞬間を,学校一の美少女・結城あおいに目撃され,証拠写真を撮られてしまった。弱味を握られた勇太は,あおいの友人であり想い人である小桜かすみとその彼氏の動向を探る協力をさせられることに。

誰かを恋する横顔に惚れてしまう勇太。実は彼の父親は離婚歴があり,浮気相手との間に生まれたのが勇太で,その母親と結婚することになった。精神的に不安定な母親との関係も一筋縄ではいかない勇太だが,あおいとは憎み合うような関係から,少しずつ意識し始める。この作品は勇太とあおいの視点が交互に採用されており,どちらの考えていることも読者にはわかるのだが,その少しずつの歩み寄りがなんだかストレートにむずがゆい。最終的に勇太のとった選択は,なかなか難しいというかまるで映画というか,なるほどフィクションの世界を愛好していた勇太が選びそうではある。実現するのはなかなか難しいが。

バイプレーヤーとして,図書委員の八王子さんがなかなかよい味を出している。彼女があおいに薦める「これは読んでおくべきという恋愛小説の古典的名作」は,あまりにもスタンダードだが,なかなか鋭い読みであおいのリクエストに応えている。

実はこの『ぼくの嘘』は,龍樹とせつなの物語『わたしの恋人』の続編だそうで,とても面白かっただけに,続編から読んでしまったことをちょっと後悔した。

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2017年04月13日

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