藤野恵美のレビュー一覧

  • 食べて、寝て、しあわせ?

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    ネタバレ

    『二代目のミンチョさん』と『真っ赤な林檎のその上で』は、どちらも女性が自分の生活を生きる物語。描かれる孤独の質が対照的で印象に残る。ミンチョさんは、他者の期待や視線に合わせず、自分の好みと生活のリズムを静かに守る女性として描かれ、チョコミントを選ばない姿がその象徴となる。他者に取り込まれず、理解されることを目的にしない強さが魅力。後作は、母・道子の孤独を通して、娘の生きづらさが反射のように浮かび上がる。娘は新しい環境で必死に強く生きており、強さの質は母に似る。母娘の二重の孤独が静かに響き合あった。⑤

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    2026年08月24日
  • 食べて、寝て、しあわせ?

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    どのお話もとても面白かった。
    特に最後のお話が心がキュッとしたけど温かい気持ちになれた。
    美味しいご飯っていいなぁと改めて思った。

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    2026年07月15日
  • 食べて、寝て、しあわせ?

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    これは、昨年のNHKのドラマのタイトル「しあわせは食べて寝てまて」をヒントにしてるよなぁと思いつつ、読み進める。
    アンソロジーだが、作家陣も好みの作家さんばかり。等身大の話でほっこりさせてもらった。

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    2026年07月11日
  • ハルさん

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    ネタバレ

    藤野恵美さんはじめまして!
    こちらは「金曜日の本屋さん」(著:名取佐和子さん)で紹介していて気になっていた本のひとつ。ようやく読むことができた!ちゃんと文庫本の方です!(詳しくは金曜日の本屋さんを!)

    主人公ハルさんは、妻に先立たれ一人娘のふうちゃんとふたり暮らし。ついにふうちゃんの結婚式の当日、今まであった思い出を回想する。
    こういう、殺人事件が起こるミステリーじゃなく日常の小さな謎を解決していくほのぼのミステリーもとても良い。頼りなさげなハルさんとしっかりもののふうちゃん。そして謎を解決する時に突如としてあらわれる亡き妻瑠璃子さん!!

    最後結婚式のところではハルさんと一緒に号泣でした(;_:)今までの思い出が蘇りいろんな感情が。ふうちゃん素敵な人に出会えたんだね!おめでとうございます。お幸せに(*^ᴗ^)

    文庫本のあとがきには「ハルさん」という作品がどうやって出来たかも書かれています。作者自身の家庭環境だからこそ出来た作品、ハルさんというキャラクターであったのかも。素敵な作品に出会えて嬉しい。

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    2026年06月17日
  • ギフテッド

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    感情が揺さぶられたのは久々。
    読んでいて涙がでた。
    ギフテッド
    聞いたことはあったが、
    出来すぎた子どものイメージで、まわりにはそういないものとおもっていた。
    主人公のりおを通して、身近にいるかもしれない。

    そんな子どもは自分の生き方をどう模索するのか。
    まわりのこどもと接するにあたり色々考えさせられた。

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    2026年06月17日
  • 食べて、寝て、しあわせ?

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    食にまつわる6つの物語。日々の暮らしの中で食事の役割ってとても大切なんだと思った。誰かと楽しく食卓を囲む事、ご褒美に大好きな物を食べる事の必要性が心に染みた。どの物語も温かな余韻が残る作品だった。

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    2026年06月03日
  • 淀川八景

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    最近、他の大阪が舞台の小説を読んだら、大阪という土地や関西人の人と柄に興味が出てきて、本作も手に取ってみました。
    どの短編にも淀川が出てきて、各短編を読み進めるに連れ、同じ河川敷にも色々な人物がその時々でおり、彼ら一人一人に各々の人生があることを、風景の描写から感じさせてくれるような感覚が読みながらにありました。
    特に最後の編『ザリガニ釣りの少年』が、結末も希望が見える終わり方で、好きでした。

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    2026年05月20日
  • ハルさん

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    ほっこりした話をイメージしていた。そのままだ。ミステリー?と思うが、謎あり伏線ありで満足度が高い。終始話は温かく、ハルさんの頼りなくも優しい姿に、胸は熱くなる。ぜひ確かめて欲しい。

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    2026年02月08日
  • ハルさん

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    ネタバレ

    人形作家で少し頼りないシングルファザーのハルさんと、幼少期から聡明な一人娘のふうちゃんの物語。
    早くに亡くなった奥さんの言葉に助けられながら、葛藤しながら日々を過ごすハルさん。そんななかでもすくすく育っていくふうちゃんのエピソードたちが本当に健気で尊いです。ちょっと不思議でほっこりして、日々の大切さを教えてくれるような小説で大好きです

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    2026年01月12日
  • お嬢様探偵ありすと少年執事ゆきとの事件簿 豪華客船の爆弾魔事件

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    ミステリとして評価が高かった作。確かに、トリックの根本はシンプルでも、思いもよらない方向から来る驚きがあったのと物語との結びつきも強く全体の完成度が高くてよかったです。前作もですが挿絵の先生の画力への信頼を感じた。

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    2025年10月12日
  • ぼくの嘘

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    ネタバレ

    ラストがめっちゃ良かった。

    涙出た。
    メインキャラが、性格良くって天真爛漫!みたいなよくある記号化された子たちではなく
    実際に、自分にも似た、腹黒い考えの持ち主だったり、性格がちょっと曲がってたり
    そこが作品に引き込まれるポイントかも

    あおいちゃんの、初恋が実ることを祈ってたけど、レズビアンとノーマルではなかなか難しいのも現実

    描かれていない、その先の未来も2人が幸せでありますように。

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    2024年09月24日
  • しあわせなハリネズミ

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    氷固まったハリネズミの心がもぐらによって溶かされ、温かさに包まれる。
    ハリネズミがどのようにして「しあわせ」を感じるようになったのか。
    ハリネズミ、もぐらうさぎ、りす、くま、かわうそ

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    2024年09月01日
  • ショコラティエ

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    ネタバレ

    客観的な視点で見るとそれぞれが恵まれている側面があっても、それぞれが種類の違うコンプレックスを抱えていることに励まされた。
    告白されてフィガロの結婚を歌うりりかが可愛い。

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    2024年07月24日
  • ハルさん

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    妻を亡くし、幼稚園の時から男手ひとつで育ててきたふうちゃんの結婚式当日。これまでの日々を2人で体験した謎と共に回想するハルさん。このハルさんの人物像がとにかく良い。不器用だけど温かくふうちゃんを見守る姿に何度も目頭が熱くなった。ラストの新郎のスピーチ、そりゃ泣いちゃうよね。ハルさんの愛情をたっぷりもらったふうちゃんは、素敵な夫を見つけました。ミステリは気持ちが和む日常の謎。でも少しスピリチュアルな面があるので、好みが別れるかも…?

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    2024年07月18日
  • ハルさん

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    妻に先立たれたハルさんは男手一つで娘のふうちゃんを育てる。ここに日常の謎を織り交ぜ、安楽椅子探偵として亡妻・瑠璃子さんが登場する。
    このコンビネーションが実にいい。日常のちょっとした「なんでだろう?」や「なんだろう?」がミステリとして機能し、眼前に隠されていたドラマが提示される展開が実にいい。
    人の心にそっと寄り添うような暖かな物語だ。

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    2024年05月23日
  • ハルさん

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    最後ハルさんと一緒にぼろぼろ泣きそうになったけど、電車だったのでぐっとこらえました。日常の小さな出来事をハルさんとふうちゃんのやり方で、一歩ずつ歩いてきて、ラストのこの幸せな光景につながってきたんだな、というのがたまらなく良かった。

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    2024年04月20日
  • ショコラティエ

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    若者たちが懸命に夢を追う、王道の青春ストーリー。

    ショコラティエになりたい男の子。
    ピアニストになりたい女の子。
    食べる事は大好きだけど、イマイチやりたい事がわからない男の子。

    友情あり、恋あり、挫折あり、反抗期あり。
    みんな壁はあったけど。
    何とか乗り越えスタートラインに立てました。

    壁は人によって違うのだけど、乗り越えられる大きな推進力になるものは、その道がやっぱり好きだという強い思いなのだろう。

    私は子ども頃の夢とは違う職業に就きました。
    昔から好きで少しだけ得意な事がお仕事になりました。
    好きだという思いは道を創ってくれるようにも思います。

    もう一つ、ショコラ食いしん坊として見逃せなかったのは、素晴らしいショコラの表現の数々です。
    華麗すぎる!
    完璧すぎる!!
    おいしそすぎる!!!
    青木定治氏が語っていらっしゃる?って思う程です。
    (青木氏は作品に登場してません)

    今日は友人がチョコレートをくれたので、お夕飯の後にいただいたのですが、なんか、もう、いま、食べたい。
    ちょっとだけなら問題ない、と、思うのですけど。
    23時30分…。
    やっぱりとっとと消灯いたします。



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    2024年02月04日
  • しあわせなハリネズミ

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    ハリネズミには友だちがいないけれど、だれにも邪魔されずにひとりでいることが好き。

    うさぎの耳にバラの花飾りがついていたけれど、似合わないとはっきり言う。
    かわうそは、そんな言い方したらかわいそうだと言うけれど心で思ってることと違うことはいいたくないと…。
    そんなんじゃ、友だちができませんよと言うかわうそに「ほんとうのことをいえないなら、ともだちなんか、いらないね」と。
    友だちがいないとさみしいし、だれも助けてくれないと困ったことになるよと。

    もぐらにあってからハリネズミに変化が訪れる。

    うさぎやかわうそやもぐらに会った夜、眠れずにいたハリネズミは、ししゅうをする。

    そのししゅうをもぐらは、見えない目ではなく手でさわってかたちがわかることに感動し、壁に飾って大切にする。
    それから…。

    もぐらのことばからたくさんのことを知るハリネズミ。
    明日はどんな日になるのかわくわくするし。
    次の機会が楽しみだと待つこともできる。
    うれしい気持ちは悲しい気持ちを打ち消すことができる。

    自分と違う考えを持っていると言うことは、新しいことを知り楽しみを知ることにもなる。
    友だちの大切さを感じることのできる児童書だと思った。


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    2023年12月20日
  • しあわせなハリネズミ

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    とても素晴らしい一冊だった。いろんな方向に考えや思いが飛んでいき、うまくまとめられないのが悔しい。共感、あきらめ、希望、期待、孤独、自分の中にある様々な心に問いかけてくる。

    (物語)
    友達はいないけれど、一人が好きで平気なハリネズミ。思った通りのことを口にするので、相手を傷つけてしまいます。背中のハリだけでなく、言葉もチクチクしています。そんなハリネズミがモグラと出会い、変わっていきます。最後には、ハリがあることで友達を守ることができて良かったと思えるまでになります。

     ******
    ハリネズミは確かに感じが良くはない。でも、正直な気持ちを言っているだけとも言える。意地悪をしてやろうとかいう他意はない。

     思ったことが言いにくい事だから口にはしないといった経験は誰しもある。口にしない人は性格の良い人で、口にして相手を不快にさせてしまった人は性格の悪い人なのだろうか?同じことを心の内では思ったのに、相手を不愉快にさせてはいけないと本当のことは言わず、他の言葉で取り繕った人。ちょっと失礼だけれど、思ったことをそのままいう正直さを選んだ人。
    個人的には私なら後者の方が信頼できる。もちろん、言い方は工夫してオブラートに包んで欲しいけれど…。前者のような人が蔓延していて、私には恐怖しかない。敏感だから、相手のちょっとした表情で思っていることがわかり、いちいち傷つくから。前者の方ができた人、良い人とカテゴライズされがちな世の中は肌に合わない。

    ただ、この物語を読んで、友達でなくても、相手を尊重したり、話を(自分の考えをまずは混えずに)聞いたりすることは、孤独を好む者でもやった方が絶対いいなと感じた。そして、本当に素敵だと思える人に出会えたら、友達が欲しいと思った。

    もぐらとハリネズミの会話は無駄がなく、心を端的に表していて素敵だった。こんな会話ができるようになりたい。私はよく言葉が足りなかったり、言い方が悪くて誤解される。後になって、あっ、あれは良くなかったなと反省する。

     ゆっくりと(時間的に、気持ち的に)話ができないときは、余計な事は話さないほうがいいと頭ではわかっている。思っていることと、違うように受け止められてしまうから。単に相手が悪いのではなくて、自分も、相手にこう思われたらいけないとか、こんな風に思われたいとか、でもこの事は伝えたいとか、その時嫌なことがあってイライラしてそれを発散したいとか、劣等感とか…そういう思いが織り混ざって本当の心のままに言葉を発していない自分がいる。そして誤解されたまま受け止められ、悪く取られ、離れていく。相手の表情の変化を即座に見分ける私は、少しでも相手の心にこちらに対する何か悪いものを見つけると、とっさにそれを感じを近づけなくなってしまう。

     友達がいないと、確かに困った時に助けてもらえなくて途方に暮れる。自分一人でできることは限られている。ただ、友達って困った時のためにいるものではないじゃん、とも思う。人として好きだから、一緒にいて楽しいから友達でいる以外あるのだろうか?

     私はとても人付き合いが苦手だ。大抵の人とは関わるとどっと疲れるし、何回か関わっていると必ず嫌な気持ちになる。大学時代の友達の1人だけ、心から好きで一緒にいて楽しい、本当の友達だと思える人がいた。他は、たぶん本当に友達でいたいと思う人は1人もいなかった。

     一人でいるのはとても好きだ。寂しいと思うのはほんのたまにだ。たとえなんとなくの友達といても寂しさはきっと変わりはしないだろう。もちろん、助け合ったり、愚痴を言い合ったりなんかはできるだろうけれど。

     もぐらみたいに気が合いそうな相手がいればもちろん友達になりたい。そんな相手、そうそう見つからないだろうけれど…

    気になったところ
    ○もぐら「その友達はいつやってくるかわからない。いつもふらりとやってくるからね。だからこそ、明日はどんな日になるだろうと、ワクワクしながら眠りにつけるというものではないか。」
     ハリネズミはこれまでワクワクしながら眠りについたことなんてありませんでした。寝る前は、いつも嫌だったことが頭に浮かぶのです。

    カワウソ「だから言ったんですよ。友達がいないと取り残されます。みんなと仲良くしていれば、良いことを教えてもらえるのです。」

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    2023年11月17日
  • ハルさん

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    奥さんを亡くして男手一つで子育てをするハルさんと娘の風ちゃんの物語

    春日部晴彦は娘 風里の結婚式の前にこれまでの事を思い出しながら式場に向かう
    幼稚園、小学校、中学、高校、大学のときのエピソード
    ちょっとした日常の謎があったが、困りごとは心の中で瑠璃子さんが語りかけて解決してくれる



    ・消えた卵焼き事件
    風ちゃんの友達のお弁当に卵焼きが入っていなかった事の真相


    ・夏休みの失踪
    小学四年生のとき、いなくなった風ちゃんの行き先と意図
    近所で気難しい老人と噂される源田のおじいちゃんは「風里が花を盗んだ」と主張するが……


    ・涙の理由
    家でも元気がない様子
    駅前に貼られているという、風ちゃんが書いたポスターが剥がされて捨てられていた
    いじめの可能性を疑うハルさん
    中学生のときに風ちゃんが泣いた理由


    ・サンタが指輪を持ってくる
    風ちゃんが大学受験前のクリスマス
    花屋でバイト中、指輪のプレゼントを落としていったお客さんがいた
    風ちゃんは追いかけた際に骨折してしまったため、ハルさんに返却を託す
    お客さんの会話から聞こえてきた、待ち合わせ場所の「ツリーの間」とは?


    ・人形の家
    ハルさんの人形 エンジェルシリーズの持ち主からの、人形が入れ替わっているという訴え
    ハルさんはビスクドールの作家さん
    同じ型から作った12体の人形の一体を購入したお客さんから「人形がいなくなった」とバイヤーの浪漫堂から連絡を受ける
    服や髪の三つ編みなど同じだが、違う人形だという
    果たして、人形は入れ替わっていたのか?だとしたら何故?


    話の合間に結婚式の場面が挿入される
    結婚式場に着いて、風ちゃんの衣装を見る描写
    実はハルさんは新郎の長谷さんと初めて会う
    そのときの印象
    読者はこれまでの二人の関係性を知った状態で読むことになる
    純粋だった幼児や小学生の頃、そっけない態度を取る中学生、大人びて自立しそうな高校、大学生
    旦那さんは海外勤務のため、今後はもっと会えなくなる
    寂しさを覚えつつも、娘の門出を祝う気持ちもある
    ふうちゃんが何故、結婚相手の男性の長谷さんを選んだのかが夫婦の挨拶で判明する
    最後のところを読んでいて泣ける


    私がこれを初めて読んだのは10年前くらい?
    今回改めて読み直してみて、前よりもずっと心に響くものがある

    多分、実際に娘が結婚してもおかしくない年齢になったからでしょうねぇ
    娘さんが結婚の年頃の父親が読むといいと思う

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    2023年04月11日