藤野恵美のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
今日マチ子さんの青が美しいカバーイラストに惹かれて「ぼくの嘘」を購入した。
それはまるで漫画のようなみずみずしい青春小説なのだけれど、それは物語の展開だけでなく、登場するふたりもまたくるくると表情を変えているような気になるほどきちんと描かれていて、心地良ささえあった。
久しぶりに甘酸っぱくて気持ちの良い小説を読んだなと思っていたらこの作品は続編だったということを知って少し沈んだ。カバーにそんなことは一言も書いていない。
解説を読めば読むほど、まだ見ぬ第一作「わたしの恋人」にとても焦がれてしまった。
けれど本を閉じた時、ふと、ああ、これはあの場面なのだなとじんわりまた甘酸っぱい気持ちになった。 -
Posted by ブクログ
『わたしの恋人』のスピンオフ的続編。
前作で主人公だった古賀龍樹の親友の笹川勇太の恋物語。
文庫の初版が平成27年(2015年)と今から10年前なので、携帯もメールだけでちょっと懐かしい感じがする。
前作を読んだ時、笹川くんは古賀くんが好きになった森さんのこと好きなんだろうな…と思っていたが案の定…その辺の心情も吐露されている。
藤野さんの小説に登場する男の子達は、純朴で素直で真面目。天然記念物のように感じてしまうが、案外普通にいるのかな?
対する女の子達は平凡とは一線を画す状況に置かれている子が多い気がする。
登場人物達を応援しながら爽やかな気持ちで読み終えたが、会話文がちょっと固いの