藤野恵美のレビュー一覧

  • わたしの恋人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    高校生の初恋。出会いからファーストキスまで。ちょっと恥ずかしくなるぐらい青春です。涙を流すような感動小説ではありませんが、お手軽にハッピーな気持ちにさせてくれます。

    0
    2021年03月16日
  • おなじ世界のどこかで

    Posted by ブクログ

    SNSやインターネットにまつわる連作短編
    前の話にちょっと出てた人が次の話の主人公という形式は個人的に大好き
    見知らぬ人と実はつながっているという性質を持つSNSにおいてはありえない状況ではないと思う

    ネットとの付き合い方を考えるにはふさわしい本かと
    道徳の教科書のように、どっちがいいとか決めつけているわけではないんだけど結論を誘導されているような何だかもやっとする感じのストーリー

    8編あってそれぞれが20ページ程度なのでサクッと読める

    ・誰かの悪口をいうSNSの内輪のグループ
    ・レスもないのに真面目な事をつぶやくアカウント
    ・面接者のアカウントをチェックする人事の人
    ・PVやいいねを稼

    0
    2021年03月05日
  • ふたりの文化祭

    Posted by ブクログ

    シリーズ名はよくわからないが、青春三部作と言われている三作目
    なので、これで完結なのかね?

    今回は「ぼくの嘘」にも登場していた八王子さんと、新キャラの何でもそつなくこなすイケメン九條くん
    二人は同じ保育園だったけど小学校の頃に八王子さんが転校し、高校でまた同じになった関係
    二人ともシングルマザーの家庭環境で、片やバリキャリでもう一方は元夫とよりを戻すだの戻さないだのとしていて元夫が家に来ているときは外で時間を潰して帰らない八王子さん
    キャラクター的には九條くんは万能キャラのモテ男に対して、八王子さんは三編みメガネの読書陰キャという対比
    とは言うものの、九條くんもそれなりのダークな部分を内面に

    0
    2021年03月01日
  • わたしの恋人

    Posted by ブクログ

    高校生の古賀龍騎と森せつなの恋愛

    古賀くんの両親は仲が良すぎて恥ずかしくなるくらい、そして古賀くんにも優しい
    一方、森さんの方は両親の仲が悪く、父は愛人がいるし母はそれを知っていて嫌悪しているが、離婚したら今の生活ができなくなるので離婚はしない
    そして離婚をしない理由に自分も挙げられて不快に思っていると

    部活のサッカー中に擦りむいたので保健室に行った古賀くんは、眠っていた森さんに一目惚れしてしまう
    恵まれた家庭環境でまっすぐに明るく育った古賀くんと、家庭環境を恨む森さんの恋愛模様や如何になお話


    おっさんにとって、こんな恋愛模様を見せられると胸のあたりがギュンギュンしてしまって心臓に

    0
    2021年02月26日
  • ぼくの嘘

    Posted by ブクログ

    親友の恋人を好きになった笹川くんは、同級生の美少女である結城あおいに弱みをにぎられ結城さんが好きな人とダブルデートをするための偽装恋人としてつきあわされる
    タイトルに秘められた「嘘」とは何をさすのか?


    読んでいてついついにやけてしまうくらいの青春恋愛小説
    若い……
    というか、地味側人間の恋愛感情というものをよく分かっていらっしゃる

    片想いでいいという感情にはとても同意する
    自分の好きな人が幸せであればそれでいいという気持ちもね

    ただ、結城さんの言うことも納得できるんだよなー


    ってか、途中まではかすみちゃんの印象は悪くはなかったけど
    最後まで読むと何だかねぇ?
    ま、別に悪い事は言って

    0
    2021年02月12日
  • しあわせなハリネズミ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最初、さんぽの章で、ウサギさんとの会話を読み、これは難しいテーマだなと思った。最後の方で、モグラさんが、会えるかもしれないし、会えないかもしれない。それはいつだつて同じこと。というシーンが印象的だった。刹那的かもしれない出会いの中で、今を大切にするメッセージがあるのかな?とかんじた。

    0
    2020年06月04日
  • しあわせなハリネズミ

    Posted by ブクログ

    ハリネズミはいつもひとりで、友だちがほしいなんて思ったことがありませんでした。そんなある日、モグラと出会って、ハリネズミの気持ちに小さな変化が起こります。
    会えてうれしい、はなれるのは悲しい、だけど…そんな友だちを思う気持ちを優しく伝える物語です。

    0
    2020年02月17日
  • しあわせなハリネズミ

    Posted by ブクログ

    思ったことを言ってしまい、友達なんていらないと思っていたハリネズミが、モグラと出会い、だんだん変わっていく。素敵な夜明け、絶対忘れないね。好きだな、この児童書。

    0
    2019年12月22日
  • ぼくの嘘

    Posted by ブクログ

    2019年91冊目。「わたしの恋人」の姉妹編。「わたし~:の本編で物分かりのいい友人Aという役回りの笹川君が実はこんな思いを隠していたなんてという驚きから始まる。いやこれは裏をかかれたわ。そんな笹川君が、ひょんなことから弱みを握られた学年一の美少女に振り回されるうちに…という感じの話。あれ?どうなっちゃうのかなと思いきやの最後の逆転劇。鮮やかなり。今他の方の感想を見て知ったのだが、これ3部作なのですね。3冊目も探して読んでみようと思う。

    0
    2019年12月10日
  • しあわせなハリネズミ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主人公のハリネズミがアスペルガー症候群みたいなのでびっくりする。思った通りのこと、本当のことを言い、それが人を傷つけることがわからない。一人でいることを好み、こだわりが強い。
    そういう主人公がもぐらと出会い、初めて友達ができて変わっていく。
    この物語が面白いのは、もぐら以外の登場人物が友達ではない、というところ。これから友達になるかもしれないが、この物語の中では、カワウソは厭な奴で、リスはメッセンジャーを兼ねる商人、クマは製造販売業者、うさぎは着飾るのが好きで、人はいいが友達ではない。
    もぐらはハリネズミの個性を尊重して、長所を伸ばしてくれる。社会と結びつけてくれる。しかし、そういう友達は希で

    0
    2019年11月04日
  • ぼくの嘘

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    わたしの恋人はニヤニヤドキドキしながら読めたけど、こっちはハラハラドキドキしながら読んだ感じ。
    途中がめっちゃ切なかっただけに、最後はしあわせな終わり方でよかったです。

    0
    2019年10月24日
  • ぼくの嘘

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    恋愛について運命とか感情の盛り上がりや、単に興味とか周りの目を気にしてとかそういう若さにありがちな流された感じがなく冷静に自己分析できてしまう、笹川くんとあおいちゃんが主人公。
    二人はそれぞれ別の人が好きで、それぞれ苦しみ葛藤する。
    あおいちゃんの恋はタイミング説は納得させられる。
    恋愛をあきらめていた笹川くんが自分と釣り合わないと思いあきらめていたあおいちゃんに勇気を出して向き合う。
    ラストは恋はタイミングを見事成功させる。
    若いピュアな恋愛もいろいろ経験してからの恋愛もどちらも素敵だなぁと思う。

    0
    2019年03月16日
  • 紫鳳伝 王殺しの刀

    Posted by ブクログ

    個人的にはすごく好き。
    あとがきで「働く女性が気分転換に読んでスカッとするファンタジー」を書いたとありましたが、まさにそんな小説でした。

    技の名前や流派、建国記に関連した王族の設定など、ちょっと凝りすぎなところはあるかもしれませんが、私は厨二心が程よく擽られました(笑)
    主人公が男装の麗人、ということでもっと恋愛的な要素があるのか?と思いきやほとんどなかったのも個人的には良かった。

    0
    2018年02月18日
  • わたしの恋人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「初々しいな」という印象と、「高校生のときこうしておけばよかったかな」という後悔の二つの気持ちが物語を読んで湧いてきた。もっと学生の時に色々と小説を読んでおくべきだったなとつくづく思う。「疑似体験」とはいえ、色々なシチュエーションの恋愛を文章を読むということによって経験できたのだから。この初々しいカップルの話を読んで自分のひとり身の辛さも実感してしまったとさ。「あーいいな、うらやまし過ぎるぞコンチクショー」。感想はこんなところです。

    0
    2017年12月31日
  • 七時間目の怪談授業(新装版)

    Posted by ブクログ

     これは、子供の頃、不幸の手紙を受け取ったことのある人には読んで欲しい物語。
     怖くないのに怖い。
     そして、子を持つ親は、子供にこれを読ませたくなるんだろうか。どうなんだろうか。

    0
    2017年11月28日
  • わたしの恋人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読んでいてとても、キュンキュンするようなお話でした。
    古賀くんがとても魅力的で素敵だなと思った。
    途中、森さんと笹川くんがいい感じになってしまうのではないかとビクビクしながら読んでいたから最後とても幸せな気持ちになれた。
    私もこんな恋がしたい。
    古賀くんの両親に私も憧れるな〜

    0
    2017年10月13日
  • ぼくの嘘

    Posted by ブクログ

    本作品は、先に文庫化されている『わたしの恋人』(角川書店,2014年)の続編である。
    今回の主役は、前作の主人公・古賀龍樹と森せつなの名アシスト役だった、オタク少年・笹川勇太くん。
    親友として二人の恋を静かに見守ってきた笹川くんだが、実は人知れず切ない片想いをしていたわけで…。
    そしてそのことが、同じクラスの美少女・結城あおいに知られてしまったことから、笹川くんの受難の日々(?)が幕を開ける――というのが、本書のあらすじ。
    前作に引き続き今作も、勇太:ぼく/あおい:あたし~という風に、語りの視点(一人称)が交互に入れ替わるシンプルな構成で話が展開していく。(ちなみに前作は、龍樹:おれ/せつな:

    0
    2017年07月29日
  • ぼくの嘘

    Posted by ブクログ

    普通の学園生活では交わることのないオタクの男の子と、モデルも務めるハイスペックな女の子の話。

    終盤までは、それなりに楽しみつつもありきたりな内容って感じでしたが、最後の展開はちょっと驚きつつよい感じでした。

    0
    2017年05月09日
  • ハルさん

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    〇 概要
     一人娘「風里」=ふうちゃんの結婚式を前に,ひとり親として娘を育てた父=春日部晴彦が,娘の思い出を回想するという設定で構成された短編集。風里の幼稚園時代,小学校時代,中学校時代,高校時代,大学時代を描いた5つの短編が描かれている。頼りない人形作家の父の目から,日常の謎のミステリが描かれ,最後は,風里の結婚式で終わる。

    〇 総合評価
     日常の謎系のミステリなのだが,扱われている謎は「卵焼きの消失」,「ふうちゃんの失踪」,「ふうちゃんがいじめにあっているか?」,「落とし主の待ち合わせ場所はどこか」,「人形は入れ替わったのか」というものであり,その真相もミスディレクションのようなものはな

    0
    2017年05月05日
  • わたしの恋人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    単純な恋愛小説です。

    でも、そこがすごくよく感じます。
    主人公カップルそれぞれの視点で物語が進みます。
    家庭環境が対照的な二人ですが、
    そこをわかりあっていく行程は簡単なストーリーですが、
    ストレスなく読めてよかったです。

    0
    2017年02月26日