藤野恵美のレビュー一覧

  • 涙をなくした君に

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    終始、どんよりとした空気が漂う作品。

    主人公は両親の愛情を享受出来なかった記憶に縛られ自らカウンセラーとして働く宮沢橙子。
    テニスインストラクターの夫・律と結婚し、小学一年生の一人息子・蓮と3人で暮らしている。

    穏やかな生活を送りながらも過去の記憶に囚われ足掻く橙子。

    外面だけ良く、家庭内で妻や娘にDVを繰り返す橙子の父親には軽蔑と嫌悪しかない。

    母親や妹に身勝手さを感じるも実際経験した人でしか解らない感情があるだろうし父親を見限る態度を否定出来ない。

    血が繋がっているからこそ許せない親子関係もある。

    血縁の闇は深い。

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    2023年02月15日
  • 淀川八景

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    私も住まいも淀川河川敷が目の前なので
    親しみながら読ませて頂きました!
    色んな人生ドラマがあるんだなぁ♬

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    2023年01月31日
  • しあわせなハリネズミ

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    ハリネズミには友達がいなかったが、それを全く気にしてはいなかった。

    そんなハリネズミにも趣味や楽しいことはあったが、決して他人に見せるものではなく、役にも立たないし、あくまで個人で楽しむものだった。

    しかし、そんな思いを抱いていたのは、ハリネズミだけではなかったことを知り、その日を境に、ハリネズミの毎日は変わっていった。

    長所も短所もあるのは、何も客観性の強さだけでは無いし、それが自分ひとりだとも限らない。
    いつかは自分と気の合う存在と、出会う日が来るのかもしれないし、来ないのかもしれない。

    結局、人生における物事の成否は全て可能性であるのかもしれず、それをプラスに捉えるか、マイナスに

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    2024年02月04日
  • 淀川八景

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    淀川を共通の背景として心にわだかまりを抱えた人たちの心象風景を描いていく短編8作。

    それぞれの人がちょっとした出来事で得た気づきに深い真実が見え隠れしている。どれも短いから多くを描き込んではいないけど、安易な感動に終わらせないところが深い余韻を残している。

    この作品の前に読んだ別の作家の深みのないちょっといい話を連打したような短編よりはずっといい。

    好きなのは「ザリガニ釣りの少年」。
    「こいつの大事なものは、俺とは全然ちゃうところにある」
    いじめは終わらないだろうけど、救いがあるな。

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    2023年01月18日
  • ハルさん

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    娘が結婚して家を出て行く…
    やはり最後は泣ける。妻を亡くし男手1人で育てた父親ハルさんの思いを思うと切ない。親は子供の幸せが1番なのだから。

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    2022年05月31日
  • ハルさん

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    ハルさんとふうちゃん、2人の成長が書かれています。
    今の2人になるまでに起こったいくつかの事柄が順番に書かれていて、ふうちゃんの成長が見られたのが良かった。
    様々な問題を、亡くなった瑠璃子さんと解決していくのが新しいなと思いました。

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    2022年03月12日
  • ぼくの嘘

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    ネタバレ

    「恋愛(付き合うかどうか)は、あくまでもタイミング」というのは、結婚においてもそうだと思う。

    読み進めながら、笹川くんに少しずつ惹かれて、「あれ…この子いいかも?」と思い始めた。

    結末としては、あおいはこれでいいのか?本当にそんなふうに切り替えられるもの?とは感じた。
    「性的な恋人」になったという結末にしなくても「性別を超えてお互いを支え合うパートナー」としての描き方もあったのでは?と思った。

    同シリーズの「わたしの恋人」も読んでみたいと思う。

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    2022年02月10日
  • 涙をなくした君に

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    両親の愛を享受できずに育った姉は、カウンセラーとして働きながら夫の息子と暮らす。

    心理学を学ぶことは、自ら心になんらかの傷を持っていると大学時代に誰かが言ってたと…思いながら他人のカウンセリングをする。

    母は再婚し、妹はバイトしながらシェアハウスで暮らす。
    父が連絡してくるのは姉だけ…
    結婚後も支配してくるのが、疎ましい。
    その後、父は肺癌を患い亡くなるのだが…

    親の愛情とは、いったい何なのか?
    目に見えるものでもなく、与えられる物でも無いのでは…。
    答えを明確にはできないと感じた。

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    2021年10月20日
  • ショコラティエ

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    物質的に満たされてても、心はなかなか満たされないことを改めて感じた。聖太郎の母のように、どこか組織に所属することは居場所を見つける事であって、複数の所属を持つと心が安定しやすいのかもと思った。、

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    2021年09月29日
  • ふたりの文化祭

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    藤野恵美さんの青春三部作の三作目。前ニ作のような恋愛話ではなかった。まさに青春小説で、読後感は爽やかです。

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    2021年08月20日
  • ぼくの嘘

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    突っ込みどころは多いけど、よく書いた。『わたしの恋人』を読んでから、というのは前作の薄さがわかるから先に読まないと後からは読めないよという意味だったのかなぁ。ま、そこも、十人十色、だよね。

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    2021年08月16日
  • 涙をなくした君に

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    両親から支配されてきて、愛情を感じた事があるのか自分で分からない女性が、結婚、出産によって出来れば関わりたくない両親と関わらなければならない。好きになれない親からの遺伝子を感じてしまう自分の行動や心境で、自分の愛する夫と子供への行動を自分で疑ってしまう。これは愛なのか、支配欲なのか・・・。
    さしたる事件も起きず淡々と進んでいきますが、色々考えこんでしまうテーマの小説です。
    可愛い、愛おしいと感じる心と、めんどくさいと感じる心は両方同時に発生しますよね。心の底の底から愛おしさが湧き上がって、自分の事は何もかも最後でいいなんて思えないだろうし思う必要も無いです。
    しかし、どこかかみ合わない親子関係

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    2021年06月25日
  • ハルさん

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    児童文学作家さんが書かれたと納得。
    年頃の娘を持つ身としては身につまされると言うか。
    思い出は沢山あった方が良いですね。

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    2021年05月13日
  • わたしの恋人

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    終始ドキドキが止まらなかった。
    主人公を応援したくなるような本で、本当にこんな恋が出来るのかと本格的な恋をしたことが無い私には分からなかったですが、良いお話でした

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    2021年01月27日
  • 涙をなくした君に

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    心理的な分野だと思います。
    主人公の変化していく気持ち…
    夫への感謝…
    たくさんの思いや考えが交錯していく物語

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    2020年09月21日
  • しあわせなハリネズミ

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    ネタバレ

    子供向けなので、ファンシーなお話かと思いきや、淡々とした語り口で、かなり意外。
    孤高のハリネズミくんがもぐらくんと友情を育み、他人との接し方、前向きな考え方を学んでいくお話。

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    2020年03月18日
  • 涙をなくした君に

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    感情表現がすごいね❣️
    心の奥底まで言葉で表現してる❣️
    心にグサグサくる〜

    橙子の気持ちわかるわかる❣️

    『ふわふわ言葉』って表現

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    2020年03月16日
  • 涙をなくした君に

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    ネタバレ

    毒親に育てられた橙子。親の様にはなるまいと、温かな家庭を築いているけれど、心のどこかで冷めている。立派な先生だった父親。実態は自分の思い通りに家族を支配していた。そんな父に嫌気をさして出て行く妹。母親も父の支配に耐えていた様に思えたけど、父を財布としてしか見ていなくて、再婚相手が見つかるとさっさと離婚してしまう。誰にも共感出来なくて嫌な気分になりつつも読む手が止まらなかった。父が亡くなってその呪縛が解けた橙子がやっと前を向けて良かった。

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    2020年02月06日
  • わたしの恋人

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    なんだかすごくよかった。
    高校生らしいきゅんとする恋。
    性格も家庭環境も違う2人が恋する姿が微笑ましい。

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    2020年01月07日
  • しあわせなハリネズミ

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    最初、ハリネズミは水瓶座!と思ってしまった。
    うさぎは心が広いな~とか、かわうそ、性格悪い!こういう奴いるな~とか。

    ハリネズミともぐら。いつかどこかでまた会える、きっと。

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    2020年01月04日