藤野恵美のレビュー一覧

  • ぼくの嘘

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    ネタバレ

    「恋愛(付き合うかどうか)は、あくまでもタイミング」というのは、結婚においてもそうだと思う。

    読み進めながら、笹川くんに少しずつ惹かれて、「あれ…この子いいかも?」と思い始めた。

    結末としては、あおいはこれでいいのか?本当にそんなふうに切り替えられるもの?とは感じた。
    「性的な恋人」になったという結末にしなくても「性別を超えてお互いを支え合うパートナー」としての描き方もあったのでは?と思った。

    同シリーズの「わたしの恋人」も読んでみたいと思う。

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    2022年02月10日
  • 涙をなくした君に

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    両親の愛を享受できずに育った姉は、カウンセラーとして働きながら夫の息子と暮らす。

    心理学を学ぶことは、自ら心になんらかの傷を持っていると大学時代に誰かが言ってたと…思いながら他人のカウンセリングをする。

    母は再婚し、妹はバイトしながらシェアハウスで暮らす。
    父が連絡してくるのは姉だけ…
    結婚後も支配してくるのが、疎ましい。
    その後、父は肺癌を患い亡くなるのだが…

    親の愛情とは、いったい何なのか?
    目に見えるものでもなく、与えられる物でも無いのでは…。
    答えを明確にはできないと感じた。

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    2021年10月20日
  • ショコラティエ

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    物質的に満たされてても、心はなかなか満たされないことを改めて感じた。聖太郎の母のように、どこか組織に所属することは居場所を見つける事であって、複数の所属を持つと心が安定しやすいのかもと思った。、

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    2021年09月29日
  • ふたりの文化祭

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    藤野恵美さんの青春三部作の三作目。前ニ作のような恋愛話ではなかった。まさに青春小説で、読後感は爽やかです。

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    2021年08月20日
  • ぼくの嘘

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    突っ込みどころは多いけど、よく書いた。『わたしの恋人』を読んでから、というのは前作の薄さがわかるから先に読まないと後からは読めないよという意味だったのかなぁ。ま、そこも、十人十色、だよね。

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    2021年08月16日
  • 涙をなくした君に

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    両親から支配されてきて、愛情を感じた事があるのか自分で分からない女性が、結婚、出産によって出来れば関わりたくない両親と関わらなければならない。好きになれない親からの遺伝子を感じてしまう自分の行動や心境で、自分の愛する夫と子供への行動を自分で疑ってしまう。これは愛なのか、支配欲なのか・・・。
    さしたる事件も起きず淡々と進んでいきますが、色々考えこんでしまうテーマの小説です。
    可愛い、愛おしいと感じる心と、めんどくさいと感じる心は両方同時に発生しますよね。心の底の底から愛おしさが湧き上がって、自分の事は何もかも最後でいいなんて思えないだろうし思う必要も無いです。
    しかし、どこかかみ合わない親子関係

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    2021年06月25日
  • ハルさん

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    児童文学作家さんが書かれたと納得。
    年頃の娘を持つ身としては身につまされると言うか。
    思い出は沢山あった方が良いですね。

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    2021年05月13日
  • わたしの恋人

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    終始ドキドキが止まらなかった。
    主人公を応援したくなるような本で、本当にこんな恋が出来るのかと本格的な恋をしたことが無い私には分からなかったですが、良いお話でした

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    2021年01月27日
  • 涙をなくした君に

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    心理的な分野だと思います。
    主人公の変化していく気持ち…
    夫への感謝…
    たくさんの思いや考えが交錯していく物語

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    2020年09月21日
  • しあわせなハリネズミ

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    ネタバレ

    子供向けなので、ファンシーなお話かと思いきや、淡々とした語り口で、かなり意外。
    孤高のハリネズミくんがもぐらくんと友情を育み、他人との接し方、前向きな考え方を学んでいくお話。

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    2020年03月18日
  • 涙をなくした君に

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    感情表現がすごいね❣️
    心の奥底まで言葉で表現してる❣️
    心にグサグサくる〜

    橙子の気持ちわかるわかる❣️

    『ふわふわ言葉』って表現

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    2020年03月16日
  • 涙をなくした君に

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    ネタバレ

    毒親に育てられた橙子。親の様にはなるまいと、温かな家庭を築いているけれど、心のどこかで冷めている。立派な先生だった父親。実態は自分の思い通りに家族を支配していた。そんな父に嫌気をさして出て行く妹。母親も父の支配に耐えていた様に思えたけど、父を財布としてしか見ていなくて、再婚相手が見つかるとさっさと離婚してしまう。誰にも共感出来なくて嫌な気分になりつつも読む手が止まらなかった。父が亡くなってその呪縛が解けた橙子がやっと前を向けて良かった。

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    2020年02月06日
  • わたしの恋人

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    なんだかすごくよかった。
    高校生らしいきゅんとする恋。
    性格も家庭環境も違う2人が恋する姿が微笑ましい。

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    2020年01月07日
  • しあわせなハリネズミ

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    最初、ハリネズミは水瓶座!と思ってしまった。
    うさぎは心が広いな~とか、かわうそ、性格悪い!こういう奴いるな~とか。

    ハリネズミともぐら。いつかどこかでまた会える、きっと。

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    2020年01月04日
  • ふたりの文化祭

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    なんか、中途半端すぎない?えっこれで終わりっていう感が強いわ。主人公が2人ともまぁ性格悪くてな(笑)。きっとわざとで一皮むけるのがテーマなんだろうけど。だからいまいちのめりこめなかったのはあるなぁ。しかし結構きわどい(-_-;)。

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    2019年11月08日
  • わたしの恋人

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    初々しすぎて眩しいわっ!!
    んで、眩しすぎて痛い(笑)
    あと、主人公の男の子の真っすぐさもアタシにも主人公の女の子同様に痛かった。
    アタシが勝手に、あんな人やこんな人を思い出してしまっただけやけどwww
    「真っすぐ育った人には分かるまい。」みたいな感じとか?
    あの頃のアタシは僻んでたなぁ。なんて恥ずかしい(笑)

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    2019年08月25日
  • 紫鳳伝 神翼秘抄

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    一巻が面白かっただけに、少し続編として期待しすぎてしまったかな。

    主人公は変わらず、眠りについた紫鳳が起きてからの話。ただ、100年以上後なので、前巻の人は登場せず…。ところどころで出てくる前巻の人たちのエピソードはほっこりしますが、逆にいうとこの本に出てくる人はそれほど魅力的に感じなかったかなー
    桐青がかわいいくらい。ちょっと残念。

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    2018年02月18日
  • わたしの恋人

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    高校生が主人公の甘酸っぱい恋愛もの。藤野さんの本が好きなので読んでみたけど、特筆すべきほどのきらめきは感じられなかった。でも、青春小説として楽しめるレベルです。たまにはこういうのも良いね。

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    2018年02月01日
  • 紫鳳伝 王殺しの刀

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    次々と現れる魅力的な登場人物、そして淡々と語られる様は三国志を読んでいるようだった。とても面白かった。一番驚いたのは,この作品を生み出したのがあの「ハルさん」の著者だということ。作家さんって凄いですね。
    あらすじ(背表紙より)
    仰の国では、王の徳が失われ、世情が乱れ始めていた。「王を殺す刀」を作ったという罪を着せられて両親を殺された柳紫鳳は、女であることを隠し、「絶命殺」と恐れられる暗殺者となり、旅を続けていた。ある日立ち寄った酒場で、月家刀を手に入れたという男たちから、塞北盗侠こと胡桃核が奪おうとするところに遭遇する。この月家刀こそ、紫鳳の父の作った刀だった。だが…。

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    2018年01月30日
  • 紫鳳伝 王殺しの刀

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    ネタバレ

    男装の殺し屋が主人公の武侠小説。
    独自の世界観、仇を討つため硬派な主人公、腕に覚えある侠客たち。
    展開は早く、それでいてトーンは抑えめ。
    もっとじっくり読みたい展開もキャラも設定もあったけど、このスピーディさがよいとも。
    とはいえ二つ名で呼び合うところとか、奥義書なんてのは大変滾る。
    ラストシーンはもの悲しく、それがよさでもあり物足りなさでもあった。
    続編はどうなるんだろう。

    ちょっと色恋沙汰を期待したんだけどそういうのではなかったなー。
    それはそれとして、7章以降の陸松に思わずキョドるなど……そうか、DT……。

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    2018年01月18日