藤野恵美のレビュー一覧

  • ギフテッド
    正義感が強く、興味を示すことのみ集中する莉緒。学校に溶け込めないことで何かと病名をつけたがる大人たち。ギフテッドとは並外れた才能を持つ子供のことをいうらしい。学ぶことが多い一冊でした。
  • ギフテッド
    高い知能と潜在能力をもつ子供たちを総称して〈ギフテッド〉と呼ぶ。具体的にはIQ130以上ということになるらしい。が、彼らは一般に特異な行動もするらしく、発達障害をはじめとするなんらかの障害があると疑われることもある。
    本書の主人公凛子はT大卒だが、会社に馴染めず退職。今はフリーの翻訳家として暮らして...続きを読む
  • ふたりの文化祭
    県内有数の進学校である神丘高校に通う主人公の八王子あやと九条潤は1年1組の同じクラスです。八王子あやは図書委員で大の本好き、三つ編みメガネで地味な存在です。逆に九条潤はスポーツ万能のイケメンでキラキラした存在です。この二人には同じ保育園に通っていたという共通点がありました。そんな二人の高校に文化祭の...続きを読む
  • ハルさん
    父娘の愛情ミステリー
    親子って一緒に育っていくんだなぁって感じだ一冊。
    頼りなさそうなお父さんだけど、その分愛情でカバーしている。
    心温まる作品。
    頼りないと思ってたけど、色々な意味で強い父の像をみたかなー
  • ぼくの嘘
    「きみの傷跡」が読みたくて、その前に3冊あると知り、『わたしの恋人』から読み始めて藤野恵美さん2冊目。

    オタク系イケてない男子×校内一の美女(こじらせ女子)が、ワケあって偽装恋人になる話。

    かなりこじらせてる結城さんの言動のおかげで、私の中ではあまりいい印象ではない状態で最終章へ。最後の最後に笹...続きを読む
  • ショコラティエ
    小学校で知り合った二人
    聖太郎と光博
    その二人の成長物語でした
    二人の住む世界の差が序盤から気になりながら
    話は進み仲良くやってた感じ
    中学、高校、大学、社会人と進んで行き・・・
    それぞれの話が交互に語られ、その中で
    凜々花の存在も二人の間でどうなるのかとか
    大地震や留学なども語られそれなりに楽しめ...続きを読む
  • しあわせなハリネズミ
    人との出会いや小さなきっかけで人は変われるし、知らない感情を覚えていくものなのだと教えてくれる

    大切な人や出来事を思って寝れば暗い夜も乗り換えられること、忘れない限りずっと心の中に宝物として残っていることを大人になった今でも忘れてしまいそうになるので、定期的に読みたい
  • ショコラティエ
    作者の後書きの通り、子供と大人の時の流れの違いを本を通して追体験することができて面白かった
    かつての友人だった二人の少年の視点から、お互いを意識しつつもそれぞれ歳を重ねて別々の人生を歩んでいくの、子供時代の幕がどんどん下ろされていくようで、少しだけ物寂しくなった
  • ショコラティエ
    バレンタイン&ホワイトデーシーズンなので、ボンボンショコラが表紙のこちらを読んでみた。

    子供時代と大人時代のページの割合のこと気にかかってたら、最後に著者のあとがきでそのことに触れられていて納得!

    ありきたりな言葉でしか表現できないけど、自分のことをわかってくれる友人がいること、一生懸命になれる...続きを読む
  • ハルさん
    男手ひとつで子どもを育てていくにはちょっと頼りなさすぎやしないか…?と心配になるハルさん(^_^;)

    全五話…幼稚園時代、小学生、中学生、高校生、大学生のふうちゃんとハルさんの様子を読み続けて、ミステリも絡めながらもちょっと淡々とした話だな〜と思っていましたが、まぁ日常なんてそんなものであって。
    ...続きを読む
  • ハルさん
    瑠璃子さんみたいに、明るくて朗らかで頼もしい…そんな印象を残して去れる人ってそうはいない。そういう意味で羨ましい
  • ショコラティエ
    私自身チョコレートが大好きで、
    題名、パッケージに惹かれ購入を決めました。

    一見甘いだけに思えるチョコレートのようなお話ではなく、
    少年たちの甘い恋愛や青春の中にも、
    苦く深く、それぞれの葛藤や嫉妬などが描かれています。
    そういった意味ではチョコレートそのもののよう。
    甘い中にも苦さもあり深みもあ...続きを読む
  • ハルさん
    ハルさんとふうちゃんの、父娘2人の愛情に溢れた日常の謎解き。成長していくふうちゃんを、ハルさんと一緒に見守っていくような気持ちで読める温かい作品でした。
  • ぼくの嘘
    面白かった。なんかベタな展開だけど、そこにいくつも捻りが入ってる感じがした。セクシャリティに関しても最近色々なのに触れることが多くて全然気にならなくなってきた。やっぱり性別って関係ない説?
  • おなじ世界のどこかで

    現代的な物語でした。

    固有名詞は出てこないものの、各章ごとに、元ネタはアレなのだろうなと思い浮かべながら読み進めました。インターネットは意外なところへ繋がるので、怖さもある一方、面白さもあると感じました。
  • ハルさん
    【読み終わって感じたこと】
    心がじんわりと暖かくなる本。ふうちゃんは長谷さんがハルさんに似てるところがあるから選んだのかなと思った。

    【印象に残ったシーン】
    長谷さんがスピーチをする時に、ハルさんがふうちゃんのこれまでの成長を振り返るシーン。私も一緒にふうちゃんの成長を見てきた気分になっていた。
    ...続きを読む
  • ショコラティエ
    子供の頃にチョコレートをきっかけに親しくなった男の子たちの、成長と青春、そしてやはりチョコレートをきっかけにした再会のお話

    父親を事故で亡くした母子家庭の聖太郎は、製菓会社の御曹司のクラスメイト光博の誕生日会に招待され、そこで目にしたチョコレートファウンテンに魅せられた事をきっかけに光博との友情を...続きを読む
  • ハルさん
    藤野さんのエッセイを読んで興味を持ち読んでみました。
    ハルさんはほんわか親子の物語。でも、ふうちゃんが大きくなって反抗期になって、ハルさんが戸惑うところなんかは有りそうだなあと思うけど、どんな親もこうやって悩んでいるのかな。そしてふうちゃんが結婚を迎える時の複雑な気持ちも、ほーと思って。リアルな人生...続きを読む
  • おなじ世界のどこかで
    SNSで人と繋がること、情報を得ること、とても簡単で便利なことだけど知らないうちに誰かを傷つけてしまったり、本来の目的を見失ってしまったり悪いこともあります。今の私たちにとって当たり前な存在だけど、だからこそその必要性を考えながら向き合って使っていきたいと再確認できました。
  • ぼくの嘘
    前作『わたしの恋人』が高校生カップルの初々しい恋愛話だったが、本作はその周辺の話。恋愛はタイミングと言っても、高校生から34歳までチャンスを待っていたとはね。ハッピーエンドで良かった。