藤野恵美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
男手ひとつで子どもを育てていくにはちょっと頼りなさすぎやしないか…?と心配になるハルさん(^_^;)
全五話…幼稚園時代、小学生、中学生、高校生、大学生のふうちゃんとハルさんの様子を読み続けて、ミステリも絡めながらもちょっと淡々とした話だな〜と思っていましたが、まぁ日常なんてそんなものであって。
その日常を知っているからこそ、クライマックスの結婚式でのスピーチ部分では大泣きしてしまいました。まさかこんなに泣かされるとは思わなかった…。
こんなにも鮮やかに過去の姿を思い出せるのは、日々ハルさんが深い愛情をもってふうちゃんに接してきたからなんだなと思いました。
やさしい気持ちになれる、素敵な -
Posted by ブクログ
私自身チョコレートが大好きで、
題名、パッケージに惹かれ購入を決めました。
一見甘いだけに思えるチョコレートのようなお話ではなく、
少年たちの甘い恋愛や青春の中にも、
苦く深く、それぞれの葛藤や嫉妬などが描かれています。
そういった意味ではチョコレートそのもののよう。
甘い中にも苦さもあり深みもある。
あの艶や口どけを出すには計り知れない努力と時間と手間がかかる、それが分かるこそ食べる時の幸福感といったらもう。
読めば読むほど、
みっちゃんにしっかりしろ!と喝をいれたくなりました。が、それは私自信にも似た覚えがあるからかなぁと。
人間生きていれば誰しもが抱く嫉妬心や劣等感。
そういうドロッ -
Posted by ブクログ
【読み終わって感じたこと】
心がじんわりと暖かくなる本。ふうちゃんは長谷さんがハルさんに似てるところがあるから選んだのかなと思った。
【印象に残ったシーン】
長谷さんがスピーチをする時に、ハルさんがふうちゃんのこれまでの成長を振り返るシーン。私も一緒にふうちゃんの成長を見てきた気分になっていた。
【好きなセリフ】
「お母さんは、いつもお父さんと一緒にいて、見守ってくれてたから」ふうちゃんも、ハルさんがお母さんと一緒に謎解きをしていたことに気づいていたのかなと思った。
【こういう人におすすめ】
・親子愛の本が好きな人
・心温まる小説が好きな人 -
Posted by ブクログ
子供の頃にチョコレートをきっかけに親しくなった男の子たちの、成長と青春、そしてやはりチョコレートをきっかけにした再会のお話
父親を事故で亡くした母子家庭の聖太郎は、製菓会社の御曹司のクラスメイト光博の誕生日会に招待され、そこで目にしたチョコレートファウンテンに魅せられた事をきっかけに光博との友情を深める
お菓子作りに没頭した小学生時代、立場の違いによって疎遠になる中学以降、それぞれの道を進もうとする二人の物語
中学のときに登場する凜々花のあたりからどろどろした恋愛的な話になるのかと思いきや、青春のスパイス程度
まぁ、凜々花もピアノ第一な生き方ですからねぇ
才能というものを改めて考えさせ