藤野恵美のレビュー一覧

  • ぼくの嘘

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    ネタバレ

    「きみの傷跡」が読みたくて、その前に3冊あると知り、『わたしの恋人』から読み始めて藤野恵美さん2冊目。

    オタク系イケてない男子×校内一の美女(こじらせ女子)が、ワケあって偽装恋人になる話。

    かなりこじらせてる結城さんの言動のおかげで、私の中ではあまりいい印象ではない状態で最終章へ。最後の最後に笹川くん、かっこいいじゃん!

    石田さん問題やかすみちゃんとの別れで何とも言えない雰囲気だったけれど、笹川くんのおかげで読後感は良かった。

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    2022年05月28日
  • ショコラティエ

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    小学校で知り合った二人
    聖太郎と光博
    その二人の成長物語でした
    二人の住む世界の差が序盤から気になりながら
    話は進み仲良くやってた感じ
    中学、高校、大学、社会人と進んで行き・・・
    それぞれの話が交互に語られ、その中で
    凜々花の存在も二人の間でどうなるのかとか
    大地震や留学なども語られそれなりに楽しめました

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    2022年05月11日
  • しあわせなハリネズミ

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    人との出会いや小さなきっかけで人は変われるし、知らない感情を覚えていくものなのだと教えてくれる

    大切な人や出来事を思って寝れば暗い夜も乗り換えられること、忘れない限りずっと心の中に宝物として残っていることを大人になった今でも忘れてしまいそうになるので、定期的に読みたい

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    2022年03月13日
  • ショコラティエ

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    ネタバレ

    作者の後書きの通り、子供と大人の時の流れの違いを本を通して追体験することができて面白かった
    かつての友人だった二人の少年の視点から、お互いを意識しつつもそれぞれ歳を重ねて別々の人生を歩んでいくの、子供時代の幕がどんどん下ろされていくようで、少しだけ物寂しくなった

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    2022年03月13日
  • ショコラティエ

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    ネタバレ

    バレンタイン&ホワイトデーシーズンなので、ボンボンショコラが表紙のこちらを読んでみた。

    子供時代と大人時代のページの割合のこと気にかかってたら、最後に著者のあとがきでそのことに触れられていて納得!

    ありきたりな言葉でしか表現できないけど、自分のことをわかってくれる友人がいること、一生懸命になれる"何か"があるのは大事だなって思った。

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    2022年02月28日
  • ハルさん

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    男手ひとつで子どもを育てていくにはちょっと頼りなさすぎやしないか…?と心配になるハルさん(^_^;)

    全五話…幼稚園時代、小学生、中学生、高校生、大学生のふうちゃんとハルさんの様子を読み続けて、ミステリも絡めながらもちょっと淡々とした話だな〜と思っていましたが、まぁ日常なんてそんなものであって。
    その日常を知っているからこそ、クライマックスの結婚式でのスピーチ部分では大泣きしてしまいました。まさかこんなに泣かされるとは思わなかった…。

    こんなにも鮮やかに過去の姿を思い出せるのは、日々ハルさんが深い愛情をもってふうちゃんに接してきたからなんだなと思いました。

    やさしい気持ちになれる、素敵な

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    2022年02月12日
  • ハルさん

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    瑠璃子さんみたいに、明るくて朗らかで頼もしい…そんな印象を残して去れる人ってそうはいない。そういう意味で羨ましい

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    2022年01月29日
  • ショコラティエ

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    私自身チョコレートが大好きで、
    題名、パッケージに惹かれ購入を決めました。

    一見甘いだけに思えるチョコレートのようなお話ではなく、
    少年たちの甘い恋愛や青春の中にも、
    苦く深く、それぞれの葛藤や嫉妬などが描かれています。
    そういった意味ではチョコレートそのもののよう。
    甘い中にも苦さもあり深みもある。
    あの艶や口どけを出すには計り知れない努力と時間と手間がかかる、それが分かるこそ食べる時の幸福感といったらもう。

    読めば読むほど、
    みっちゃんにしっかりしろ!と喝をいれたくなりました。が、それは私自信にも似た覚えがあるからかなぁと。
    人間生きていれば誰しもが抱く嫉妬心や劣等感。
    そういうドロッ

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    2022年01月25日
  • ハルさん

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    ハルさんとふうちゃんの、父娘2人の愛情に溢れた日常の謎解き。成長していくふうちゃんを、ハルさんと一緒に見守っていくような気持ちで読める温かい作品でした。

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    2022年01月18日
  • ぼくの嘘

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    面白かった。なんかベタな展開だけど、そこにいくつも捻りが入ってる感じがした。セクシャリティに関しても最近色々なのに触れることが多くて全然気にならなくなってきた。やっぱり性別って関係ない説?

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    2021年12月08日
  • おなじ世界のどこかで

    購入済み

    現代的な物語でした。

    固有名詞は出てこないものの、各章ごとに、元ネタはアレなのだろうなと思い浮かべながら読み進めました。インターネットは意外なところへ繋がるので、怖さもある一方、面白さもあると感じました。

    #ほのぼの #ハッピー

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    2021年11月15日
  • ハルさん

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    【読み終わって感じたこと】
    心がじんわりと暖かくなる本。ふうちゃんは長谷さんがハルさんに似てるところがあるから選んだのかなと思った。

    【印象に残ったシーン】
    長谷さんがスピーチをする時に、ハルさんがふうちゃんのこれまでの成長を振り返るシーン。私も一緒にふうちゃんの成長を見てきた気分になっていた。

    【好きなセリフ】
    「お母さんは、いつもお父さんと一緒にいて、見守ってくれてたから」ふうちゃんも、ハルさんがお母さんと一緒に謎解きをしていたことに気づいていたのかなと思った。

    【こういう人におすすめ】
    ・親子愛の本が好きな人
    ・心温まる小説が好きな人

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    2021年11月04日
  • ショコラティエ

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    子供の頃にチョコレートをきっかけに親しくなった男の子たちの、成長と青春、そしてやはりチョコレートをきっかけにした再会のお話

    父親を事故で亡くした母子家庭の聖太郎は、製菓会社の御曹司のクラスメイト光博の誕生日会に招待され、そこで目にしたチョコレートファウンテンに魅せられた事をきっかけに光博との友情を深める
    お菓子作りに没頭した小学生時代、立場の違いによって疎遠になる中学以降、それぞれの道を進もうとする二人の物語

    中学のときに登場する凜々花のあたりからどろどろした恋愛的な話になるのかと思いきや、青春のスパイス程度
    まぁ、凜々花もピアノ第一な生き方ですからねぇ


    才能というものを改めて考えさせ

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    2021年09月29日
  • ハルさん

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    ネタバレ

    藤野さんのエッセイを読んで興味を持ち読んでみました。
    ハルさんはほんわか親子の物語。でも、ふうちゃんが大きくなって反抗期になって、ハルさんが戸惑うところなんかは有りそうだなあと思うけど、どんな親もこうやって悩んでいるのかな。そしてふうちゃんが結婚を迎える時の複雑な気持ちも、ほーと思って。リアルな人生では、こんな綺麗な答え合わせはないと思うけど、瑠璃子さんみたいにどっしり構えて子どもを信じ続ける親であれたらと思う。

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    2021年09月09日
  • おなじ世界のどこかで

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    SNSで人と繋がること、情報を得ること、とても簡単で便利なことだけど知らないうちに誰かを傷つけてしまったり、本来の目的を見失ってしまったり悪いこともあります。今の私たちにとって当たり前な存在だけど、だからこそその必要性を考えながら向き合って使っていきたいと再確認できました。

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    2021年08月29日
  • ぼくの嘘

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    ネタバレ

    前作『わたしの恋人』が高校生カップルの初々しい恋愛話だったが、本作はその周辺の話。恋愛はタイミングと言っても、高校生から34歳までチャンスを待っていたとはね。ハッピーエンドで良かった。

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    2021年07月24日
  • ハルさん

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    妻に先立たれ、娘と2人で暮らすちょっと頼りない人形作家の父親が、娘の結婚式に臨む途中で幼稚園、小中高、大学の時に起こった出来事を回想していくというもの。 過去の話はちょっとしたミステリーになっており、何故か亡くなった奥さんが頭の中に現れて解決してゆく。 素敵な親娘関係で読んでいるこちらも結婚式の花束贈呈では娘を送り出す父親の心境で泣いてしまった。

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    2021年07月18日
  • お嬢様探偵ありすと少年執事ゆきとの事件簿

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    突飛な設定だけど、ミステリ要素はシンプル且つ王道なのが素敵。
    日常の謎系かと思いきや、癖の強い人物が集まった富豪のパーティでの殺人(未遂)事件という展開も素敵。
    シリーズをまたぐ謎もちらりと見せて、こりゃ続きが楽しみ。

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    2021年06月26日
  • ショコラティエ

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    ネタバレ

    『本質が見えている。そして、本質しか見えていない…』

    商売ってこういうことっていう言葉。

    全体的には、大雑把な感じがした。
    主人公の3人の心の動きとかは引き込まれるものがあるし、丸く治まる感じは良かったけれど、3人を取り巻く人たちと3人の気持ちが希薄な感じがする。なので、地震との関わりも中途半端かな。

    それでも、お話としては面白いし、この3人のこの後、見てみたい。

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    2021年05月09日
  • ショコラティエ

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    まんまと時間と年代の罠に掛かってしまった。同じ時期を同じ年齢層で過ごしたからか、より一層感じるものがあり、クライマックス近くには涙が出てしまった。あの4つのショコラを味わってみたい。

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    2021年04月23日