秋川滝美のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ「人見知り女王」の主人公・日和ちゃんが、最初は仕事でのネガティブな気分を変えるために、同僚の一押しもあってひとり旅にでて、堪能し、そっからひとり旅にハマっちゃうお話し。
以前はわりとひとり旅していたけど、コロナですっかり足が遠のいちゃった。
またひとり旅に出たいなあって思わせてくれた。
佐原には行ったことがないので、行ってみたい!
シリーズ化されてるようなので、次シリーズも読んでみたい。
とはいえ。
私、日和ちゃんは苦手なタイプやわ…。
なんて周りに恵まれた人なんだろう!って思っちゃう。
それが時々、冷たい隙間風みたいに心を吹き抜けていって、読んでる最中に冷めちゃう時もあった。
次シリー -
Posted by ブクログ
ネタバレ【あらすじ】
病院の近くのビルの3階にひっそりとたたずむ「ポラリス(北極星)」は、夜の10時から朝の6時まで営業しているご飯屋さん。メニューは洋食セットか和食セットの2種類だが、店主の朱里は洞察力が鋭く、お客が今必要な料理を提供し、悩みに対してのアドバイスも的確にする。
シングルマザーで5歳の子供の入院に付き添う母親には鶏団子と春雨のスープ。
父親と同じ医大を目指すが成績が落ちている二浪生にはカフェラテとバターロールサンド。
対等じゃない夫婦関係に悩む介護職の妻には鮭のホイル蒸しと舞茸ご飯。
糖尿病を患い教育入院をすすめられている金属加工会社の社長には鴨南蛮。
近くの病院の内科医で幼馴染みの友 -
Posted by ブクログ
シリーズ第3弾。
人見知りの日和の旅も段々グレードアップと思いきや、第3弾の1作目は宇都宮日帰り。
餃子を食べにだけ、宇都宮に行ってしまう日和には共感しかない(高崎パスタだけを食べに高崎に行った私・・・)
具体的な店名は出て来ないけど、どこの餃子か分かってしまうから、「そう!そうなのよ!」とかつい相槌を打って読んでしまう。
そんな日帰りから、今作では初めて叔母のいる秋田へ。
いつも日和の心の声だけで構成されている今作で、会話があるのがとても新鮮だった。
新型コロナが蔓延した後の話になり、自由に旅に行けないもどかしさも描きつつ、4年経った今は日本全国インバウンドの観光客だらけだよ、と小説の中の日 -
Posted by ブクログ
居酒屋ぼったくり、という名前の店を両親から引き継いだ美音(みね)。
下町の常連客に愛されるお店で、出てくる料理は家庭料理やアイデア料理のような感じ。
美味しいお酒にこだわりがあって、日本酒は相当品揃えが良さそう。
要という、謎多き男性客(美音がもうすぐ30才になる年頃で、要はそれより年上「おじさん」と言っていいくらいの人らしいから、アラフォーくらいかな?)と、美音の今後の関係が気になるところ。
おつまみソーメンは美味しそうだし、食べてみたいな〜。ソーメンの茹で上げも、粗熱がとれるまでは流水だけで手でかきまぜない(手の脂がうつるから)というのは、知らなかった…こちらの世界ではもう夏は終わってし