【感想・ネタバレ】そんな部屋、あります!?のレビュー

あらすじ

住まい探しは、生き方探し。

近藤麻琴36歳、賃貸仲介部門勤務。行きつけの店で愚痴っても、あなたのお部屋、みつけます!

近藤麻琴は、大手不動産会社「グリーンホーム」の賃貸仲介部門に勤めて14年。中堅どころとして仕事にも慣れ、年若い部下と「昭和」から抜けきれない上司に挟まれながら、譲れない条件だらけのお客さま相手に「そんな部屋はない!」と内心叫びながら奮闘する毎日。
息抜きは、親友の仲島恵が店主を務める居酒屋『慈雨』や、風変わりなマスターがいるバー『LR』に仕事帰りに立ち寄って、美味しいお酒と料理を楽しむこと。
人生の節目に立ち、住まいを探すお客さまを通して、自身の人生についても迷い、考える麻琴。長く付き合う恋人と結婚するのかしないのか、子どもはどうする? 仕事はーー?〈文庫書下ろし〉

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

不動産仲介にやってくるワケありな客たち。
皆それぞれの価値観を持ちながら、住む家に対する
希望を主人公にぶつけていく。

主人公 麻琴も私生活に問題を抱えながら
親友の営む定食屋や、行きつけのバーで英気を養っていく。

不動産仲介を通じて垣間見える、
生きていくことに対する人間らしさに
くすっと笑い

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2025年06月08日

Posted by ブクログ

書店で見かけて面白そうだと思った。

不動産仲介店に勤務している主人公が、いろんな条件で部屋を探しに来るお客さんの考え方や人生について知り、そして自分の人生も考える、という内容。

話がすごくリアルで、実際にいそうな主人公。付き合っている人と別れない理由も、本当にそう考える人がいそう。バリバリ働いて、お酒も強くて、親友もいて充実してそう。

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2025年11月04日

Posted by ブクログ

お仕事小説。面白かった!

真琴はこんな彼氏と別れられて良かった。
こういう親友のやってる美味しいお店があるっていいなぁ。

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2025年10月17日

Posted by ブクログ

水曜日の9時くらいから放送する
連ドラのような作品。

主人公は不動産仲介の営業。
引っ越しは人生の転機。
客の変わり目に触れながら、
自身の変わり目を省みる。

印象としては主人公がひと昔前より5歳くらい年齢が上がったな、ということ。
これが世相かな、というところではあるけれど、
見なければいけない現実のことも考えると
こういう悩みはもう少し早い段階で持った方がいいよなあ、とは思ってしまう。

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2025年08月04日

Posted by ブクログ

お仕事小説。不動産業で働く麻琴は、物件探しで露呈する家族内での揉め事にも配慮しながら、最適の物件を提供していく。第2話を読み、こんな人に担当してもらいたいと心から思う。理想の夫婦とは、家族とは何か、仕事を通して麻琴自身も考えを深めていく。

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2025年08月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

賃貸仲介部門一筋の麻琴。仕事は充実しているけど、6年付き合っている彼氏とは結婚の気配もない。そんな麻琴の元へ色々な賃貸仲介の依頼が舞い込み…

賃貸物件を求めるハードルが様々で、依頼主の希望や生活感、人となりが色々入り混じって、仕事とは言え中々ハードな仕事ですね。

彼氏も最初、浮気してるの?って思いましたが、優先順位が自分自身ってのが納得でした。
きっとこのまま惰性で結婚しても上手くいかなかったでしょうし。

シリーズ化希望です。

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2025年07月29日

Posted by ブクログ

不動産仲介業に勤める主人公だが、様々な難問を言ってくる客に対応すべく、毎日疲れた日々を送っている。癒しを求めてバーで一人飲み。周りの相場を考えずに言ってくるお客さんほど無理難題を言ってくる。そんな部屋があったら自分が借りるって思うwww

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2025年06月18日

Posted by ブクログ

主人公は不動産営業職のアラフォー女性。 譲れない条件だらけのお客様相手に内心叫ぶ心の声が面白い。仕事の話だけではなく自分の人生についても悩む主人公が愚痴をこぼせる友達が営む居酒屋やバー(マスターのクセがかなり強い)で出される美味しい料理とお酒。こういう行きつけの店があれば良いな。

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2025年06月04日

Posted by ブクログ

登場人物にイライラしたり共感したり…感情を揺さぶられるのは、それだけ人物がリアルに描かれているからだと思う。読み進めるうちに、そっと背中を押してくれるような前向きさがじんわりと心に残る一冊。

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2025年11月30日

Posted by ブクログ

不動産屋さんで働く、麻琴さんのお話。
いろいろあるけど、誠実に仕事して、ステップアップするところまで。

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2025年11月09日

Posted by ブクログ

私が不動産をテーマにした話が好きなのは、家が好きだからなんだと思う。
今はもう家を建ててしまったから、これからどんな部屋に住もうか等と考えることは恐らくないと思うが、物件を探している人を見るのも、物件の紹介もかなり興味がある。もういっそのこと、不動産業界に転職しようかしら……笑

しかし、不動産業界はもちろん楽しいことばかりではない。多大な時間をかけて関わった客でも、あっさりと物件を断ってくることもあるそうで、なかなかシビアな世界でもある。

本書の主人公である麻琴も、どんな部屋を紹介しても断られてしまう客、部屋探し中に喧嘩し始める夫婦等様々な客達に手を焼いている。
麻琴のすごいところは、客の本当に求めていることを知ろうとするところだ。営業成績に繋がるからというのもあるが、じっくりと客一人ひとりの生活やら何やらを考えていたら、いくら時間があっても足りないだろうに。
客自身でも気づいていないことに気づき、的確に物件を紹介していく彼女の姿はかっこよかった。
仕事は良い感じなのに、恋愛面が何だか踏ん切りつかない中途半端な状態なところなんかは、読んでて若干だるかったが、ラストで綺麗に蹴りをつけたので良し。

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2025年11月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

賃貸仲介部門で働く主人公真琴。
物件探しに訪れるお客さんとのお話パートと
親友の営む居酒屋や行きつけのバーに行くプライベートパートで展開されるお話。
お仕事小説なのか、グルメ小説なのか…
好みが分かれそうなお話かなと思った!

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2025年10月18日

Posted by ブクログ

客相手の仕事は何でも難しい。不動産会社に勤める真琴は6年付き合う彼がいる。その彼も、女は家事をするものと思い込みの男である。今は男女平等同じである。早く帰った人が食事の支度60代70代後半の人のようにはいかない。生き方を探す真琴の決断は良かったかも。

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2025年10月13日

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不動産賃貸や売買特有のお仕事小説を期待していたのですが、印象に残ったのはカクテルでした。食の情景は秋川さんですのでよく伝わりましたが個人的には消化不良です。

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2025年09月12日

Posted by ブクログ

サクッと読めるお仕事小説。出てくる食堂とバーのお酒やご飯がおいしそう。登場人物のセリフがちょこちょこ説明口調すぎるのと、バーの店主のキレモノ感を演出するための会話がちょっと不自然で気になったけど、面白かった。シリーズ化すると思うので、次も読みたい

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2025年07月20日

Posted by ブクログ

「麻琴、クレームをもらう!」
「麻琴、気付き始める!」
「麻琴、憧れる!」
「麻琴、切り替える!」
4話収録の連作短編集。

主人公は、大手不動産会社の賃貸仲介部門に勤務する36歳の近藤麻琴。

無理難題を言ってくる客に対し日々奮闘中。

不動産メインのお話かと思いきや、そこは秋川作品。
親友が営む居酒屋『慈雨』と、癖つよマスターが経営するバー『LR』で出される、お酒と料理がとても美味しそう。

不動産の仲介を通して自分自身の人生を見つめ直す主人公。

6年間付き合った彼氏との長すぎた春の行方は…?
麻琴が下した決断にエールを送りたい。

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2025年07月02日

Posted by ブクログ

ひとり旅日和シリーズが好きなので同じ作者さんということで手に取りました。仕事に私生活に、共感もあり。面白かったです。

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2025年06月22日

Posted by ブクログ

ひとり旅日和からハマった作家さん。
旅ものをずっと読んでたので、そんな作家さんが不動産の話を出したと言うことで、読んでみた。
主人公は36歳の真琴。ま、あまり年齢を強調するのも何だけど、新卒で不動産会社に入って、14年。
それなりのベテランと言うことを強調するには必要なのだろう。
どうしても一軒家に住みたい50代夫婦。子供の出産を控え、引っ越しを考える夫婦。マウントの為に駅前の高層マンションの上階に住みたいと言う夫婦。
引っ越しの理由、条件などは人それぞれ。真琴は悩みながらも、幼馴染の恵やバーの店長に支えられ、お客様一人一人に向き合っていく。
全体的に悪い話ではないのだけど、不動産パート短くない?
恵のお店やバーのシーンが長くて、いつも読んでるひとり旅日和を読んでる感覚になってしまう。
もちろん主人公の性格は全然違うけど…
あと長年付き合ってた恋人の存在も、ただ貶されるだけで、ちょっと可哀想だった。
もう少し不動産業界の裏側を濃密に書いて欲しかった。

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2025年06月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

おもしろかったです。お客様の希望は無限大。理想と現実の乖離に心の中では「そんな部屋あります!?」と盛大に呟きながらも頑張る麻琴さんのお仕事パートと行きつけのバーや親友の定食屋さんでガス抜きしながらの私生活パート。仕事パートでは激しく同意しながら、私生活パートではそんな場所があるなんて羨ましかったです。登場人物たちは魅力的でもっと知りたいし、麻琴さんの(元?)恋人との今後もまだありそうな余白がたくさんの物語でした。

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2025年05月28日

Posted by ブクログ

賃貸仲介部門に勤務する36歳の麻琴は、6年付き合う
彼氏がいるが結婚の気配なし。仕事は充実している
けれど、わが身を考えることもしばしば。友人の
居酒屋や、マスターの癖が強いバーで英気を養い、
今日も物件紹介します!

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2025年07月29日

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